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TDCソフトJP:4687
沿革
1963年12月 |
株式会社東京データーセンターを東京都港区芝神谷町に設立。 |
1967年9月 |
本社を東京都中央区新川へ移転し、汎用大型コンピュータのシステムズソフトウェア開発事業を開始。 |
1978年6月 |
商号を株式会社ティーディーシーへ変更。 |
1979年10月 |
東京ソフトウェアエンジニアリング株式会社を吸収合併。 |
1985年4月 |
本社を東京都渋谷区千駄ヶ谷へ移転。 |
1986年4月 |
商号をティーディーシーソフトウェアエンジニアリング株式会社へ変更。 |
1988年12月 |
通商産業大臣より、システムインテグレータとして認定される。 |
1990年12月 |
エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社のビジネスパートナー会社となる。 |
1991年12月 |
「日本語リレーショナルデータベース管理システム(MRDB Ver.4)」が、財団法人ソフトウェア情報センターより「'91ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。 |
1997年10月 |
日本証券業協会に株式を店頭売買有価証券として登録。 |
1999年12月 |
品質保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得(ネットワークアプリケーション、クレジット系アプリケーションの設計、開発、製造及び付帯サービス)。(2001年5月認証範囲を全社に拡大、2003年11月「ISO9001 2000年改正版」に移行) |
2000年7月 |
「プライバシーマーク」の使用許諾事業者として認定。 |
2001年1月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
2002年3月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
2003年10月 |
情報化月間推進会議より情報化促進貢献企業として表彰。 |
2006年6月 |
ISMS認証基準Ver2.0の認証を取得(受託ソフトウェアの設計・開発・製造及び付帯サービス、ASPサービス、ハウジングサービス、管理に関する社内システム、社内情報基盤)。 |
2007年6月 |
情報セキュリティの国際規格「ISO27001」の認証を取得。 |
2008年2月 |
シンクアプローチ株式会社(現 TDCフューテック株式会社)を子会社化。 |
2009年12月 |
「Trustpro 1.0 R2」を提供開始。 |
2011年1月 |
中国天津市に天津駐在員事務所を開設。 |
2012年1月 |
中国天津市に天津TDC軟件技術有限公司を設立。 |
2012年7月 |
商号をTDCソフトウェアエンジニアリング株式会社へ変更。 |
2013年6月 |
本社を東京都渋谷区代々木へ移転。 |
2016年2月 |
関西事業所を大阪市中央区道修町へ移転。 |
2016年3月 |
CMMI成熟度レベル3を達成(ソリューション事業部)。 |
2016年3月 |
株式会社マイソフト(現 TDCアイレック株式会社)を子会社化。 |
2016年11月 |
CMMI成熟度レベル3を達成(エンタープライズビジネスユニット)。 |
2016年12月 |
天津TDC軟件技術有限公司を閉鎖。 |
2017年10月 |
商号をTDCソフト株式会社へ変更。 |
2018年1月 |
関西事業所を支社化。 |
2018年11月 |
CMMI成熟度レベル4を達成(ソリューション事業部)。 |
2019年2月 |
健康経営優良法人(ホワイト500)に認定。 |
2019年4月 |
連結子会社TDCネクスト株式会社(現 TDCフューテック株式会社)と非連結子会社TDCアイレック株式会社が会社分割(吸収分割)により経営統合。 |
2019年10月 |
株式会社LTE-X(現 株式会社closip)と資本・業務提携契約を締結。 |
2020年2月 |
米国Scaled Agile,Inc.(SAI社)とゴールドパートナー契約を締結。 |
2020年2月 |
株式会社八木ビジネスコンサルタント(現 エールビジネスコンサルティング株式会社)を子会社化。 |
2021年2月 |
経済産業省が認定する「DX認定」を情報サービス産業界で初めて認定。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場へ移行。 |
2022年10月 |
創業60周年を迎える。 |
事業内容
TDCソフトとそのグループ企業は、主にシステム開発セグメントに注力しています。このセグメントでは、顧客のニーズに応じたコンサルテーションから始まり、システムの開発、運用、管理に至るまでの一貫したサービスを提供しています。具体的には、ソフトウェアの設計、開発、保守の受託業務を行っており、これには自社製品の開発、製造、販売だけでなく、他社製品の仕入れ、販売及びそれに付随するサービスの提供も含まれます。
TDCソフトグループは、TDCソフト本体と、国内に2社の連結子会社及び1社の非連結子会社を持つ、合計4社で構成されています。これらの企業は、それぞれがシステム開発の各フェーズにおいて特化したサービスを提供し、顧客企業の情報システムに関する幅広い要求に応えています。
このように、TDCソフトグループは、システム開発に関連する多角的なサービスを通じて、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。そのサービスは、単にソフトウェアの開発に留まらず、顧客が直面する課題の解決からシステムの長期的な運用・保守に至るまで、包括的なソリューションを提供することを目指しています。
経営方針
TDCソフトは、情報サービス産業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流を背景に、中期経営計画「Shift to the Smart SI Plus」を推進しています。同社は、市場や社会の潜在ニーズに応える付加価値の高いITサービスの提供を基本コンセプトとし、デジタル技術の新たな潮流に対応した次世代型のシステムインテグレーション(SI)事業への進化を目指しています。
成長戦略として、TDCソフトは三つの基本戦略を定めています。第一に、「高付加価値SIサービスの追求」を通じて、顧客のDX推進を支援します。これには、最新の要素技術の活用や、ITサービスマネジメント、専門業務知識を含めたノウハウによる経営課題の解決支援が含まれます。第二に、「SIモデル変革の推進」では、高付加価値SIサービスを実現するための基盤づくりや、高生産性と高品質を両立したSIプロセスの整備を目指します。第三に、「事業領域の拡大」を掲げ、DX/ITコンサルテーション事業や技術教育サービスの拡大、製品やサービスの販売事業の拡大、マネージドサービスの提供などを通じて、事業の幅を広げています。
これらの戦略を実現するために、TDCソフトは先端要素技術や人材の確保・育成に関する投資を積極的に行い、事業拡大に向けた増床等に取り組んでいます。具体的な技術分野での投資には、アジャイル、セキュリティ、UXD、クラウドネイティブ、データアナリティクスプラットフォーム、フロントエンドフレームワーク、オートメーション・マネージドサービスなどが含まれます。また、人材分野では、ブランディング戦略の推進、採用体制拡充、エデュケーション施策の強化、人事制度再構築などに向けた投資を進めています。
TDCソフトグループは、システム開発セグメントに注力し、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを包括的に支援するサービスを提供しています。同社の成長戦略は、市場の需要増加に対応し、最も信頼されるパートナー企業となることを目指しています。