ラウンドワンJP:4680

時価総額
¥3086.8億
PER
31.3倍
ボウリング、アミューズメント、カラオケ、スポッチャ等の屋内型複合レジャー施設運営、キッズプレイゾーン施設運営、景品販売。

沿革

1980-12大阪府泉南市に遊戯場の経営を目的として杉野興産株式会社(資本金300万円)を設立、大阪府泉大津市にローラースケート場(ゲームコーナー併設)をオープン(泉大津店)
1982-07泉大津市にて、ボウリング場の経営を開始
1987-10泉大津店のローラースケート場を閉場
1990-12堺市西区に屋内型複合レジャー施設の石津店をオープン(2001年9月に閉店)
1993-03現当社代表取締役社長杉野公彦他1名により株式会社ラウンドワン(旧)(資本金10百万円)を堺市西区に設立
1993-09堺市西区浜寺諏訪森町東3丁267番地の16に本社を移転
杉野興産株式会社の営業を株式会社ラウンドワン(旧)へ営業譲渡
1994-08株式会社ラウンドワン(旧)の全株を取得、100%子会社化
1994-12株式会社ラウンドワン(旧)を吸収合併し、商号を杉野興産株式会社から株式会社ラウンドワンに変更
1995-02堺市堺区戎島町四丁45番地1 堺駅前ポルタスセンタービルに本社を移転
1997-06横浜市戸塚区に関東第1号店、横浜戸塚店をオープン(2021年8月に閉店)
1997-08大阪証券取引所市場第二部に株式を上場
1998-12東京証券取引所市場第二部に株式を上場
1999-09東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定(2013年7月の東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合により、東京証券取引所市場第一部の単独上場)
1999-11株式会社クラブネッツ、株式会社ウイナーズナイン(連結子会社)を設立
2001-03有限会社ウィズと合併
2002-03株式会社クラブネッツを清算し、株式会社ウイナーズナインを売却
2004-07京都市伏見区に屋内型複合レジャー施設スポッチャ併設第1号店の京都伏見店をオープン
2009-04米国にRound One Entertainment Inc.(現・連結子会社)を設立
2010-08米国カリフォルニア州に、海外第1号店となるプエンテヒルズ店をオープン
2019-01大阪市中央区難波五丁目1番60号 なんばスカイオに本社を移転
2019-08ロシアにRound One Rus LLC(連結子会社)を設立(清算済み)
2019-09中国に朗玩(中国)文化娯楽有限公司(現・連結子会社)を設立
Kiddleton, Inc.(持分法適用関連会社)について、株式会社ミダスエンターテイメント(現・株式会社GENDA)と共同出資(出資割合50%)の合弁契約を締結
2020-12ロシアモスクワ市に、ロシア第1号店となるユーロペイスキー店をオープン(2022年4月に閉店)
2021-05中国広東省に、中国第1号店となる広州新塘イオンモール店をオープン
2021-11株式会社エスケイジャパン(現・持分法適用関連会社)について、普通株式の一部を取得
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
2023-04持株会社体制への移行のため、株式会社ラウンドワンジャパン(現・連結子会社)を設立
2023-09株式会社ラウンドワンデリシャス(現・連結子会社)を設立
Kiddleton, Inc.(持分法適用関連会社)について、所有株式(発行済株式の50%)を株式会社GENDAに譲渡し、Kiddleton, Inc.に係る合弁契約を解消
2024-04屋内型複合レジャー施設の運営事業を株式会社ラウンドワンジャパンに事業承継し、持株会社体制へ移行

事業内容

ラウンドワンは、日本国内および海外で屋内型複合レジャー施設を運営する企業です。主な事業内容として、ボウリング、アミューズメント、カラオケ、スポッチャ(スポーツをテーマにした時間制の施設)など、地域密着型のレジャーサービスを提供しています。ラウンドワンは、日本と米国を中心に事業を展開しており、それぞれの国で子会社を通じて運営を行っています。

日本国内では、株式会社ラウンドワンが直接運営を担当しています。米国では、Round One Entertainment Inc.をはじめとする複数の子会社が、屋内型複合レジャー施設の運営を行っています。また、ラウンドワンは中国やロシアにおいても事業を展開しており、朗玩(中国)文化娯楽有限公司やRound One Rus LLCなどの関連会社を通じて、同様のレジャーサービスを提供しています。

さらに、米国ではキッズプレイゾーン施設の運営や景品の販売など、多様なレジャーサービスを展開しており、Kiddleton, Inc.や株式会社エスケイジャパンがこれらの事業に携わっています。ラウンドワンは、これらの事業を通じて、幅広い年齢層に対して多様なエンターテインメントを提供し、地域社会に貢献しています。

経営方針

ラウンドワンは、来場型の複合エンターテインメント事業を展開する企業として、新規出店による営業基盤の拡大を重要な成長戦略としています。特に、日本国内では99店舗体制を構築し、高収益体質を維持する地域への出店を概ね完了しているため、現在は海外市場への積極的な展開を推進しています。米国では、大型ショッピングモールへの出店を進め、49店舗を展開。新型コロナウイルス感染症の影響からの回復を見せ、米国市場での新業態であるスポッチャ導入店舗の収支も堅調に推移しています。また、中国市場においても、南京市を含む4店舗体制を築き、収益構造の確立に努めています。

同社は、収益構造の改善と確立を目指し、ファン層の拡大や新サービスの創出、経営効率の改善とサービスの質の向上に取り組んでいます。これには、デジタル領域への拡大やIT技術の活用が含まれます。また、財務体質の強化やサステナビリティ(SDGs)への対応、コーポレートガバナンスの充実も同社の重要な取り組みです。

ラウンドワンは、海外市場への新規出店と事業の収益構造の改善を重要な課題と位置づけ、海外への新規出店数、総売上前年対比、売上高経常利益率を重要な指標としています。これらの戦略的取り組みを通じて、ラウンドワンは中長期的な成長を目指しています。