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クレスコJP:4674
事業内容
クレスコは、ITサービス事業とデジタルソリューション事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業は、親会社であるクレスコとその連結子会社12社、持分法適用関連会社2社によって構成されています。
ITサービス事業では、エンタープライズシステムや金融システム、組込みシステム、AIシステム、モバイルシステムなどの開発を行っています。また、プラットフォームの構築やアジャイル開発、ニアショア・オフショア開発、RPA導入支援、データアナリティクス、UXデザインのコンサルティングも提供しています。
デジタルソリューション事業では、クラウド、ロボティクス、AI&データ、セキュリティ、UX/UIといった分野でのソリューションを提供し、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。これにより、顧客のビジネスプロセスの効率化や革新を実現しています。
クレスコは、2024年4月にジェット・テクノロジーズの全株式を取得し、連結範囲に含めました。また、クレスコワイヤレスの全株式を譲渡し、連結範囲から除外しました。さらに、日本ソフトウェアデザインはメクゼスとの吸収合併により消滅しました。
クレスコ・ジェイキューブは、2024年10月に高木システムの株式を取得し、連結範囲に含めました。高木システムは、2025年4月にクレスコ・ジェイキューブを存続会社とする吸収合併により消滅しました。これにより、クレスコの事業基盤はさらに強化されています。
経営方針
クレスコは、長期ビジョン「CRESCO Group Ambition 2030」を掲げ、2030年までの成長を目指しています。このビジョンの実現に向けて、3段階の中期経営計画を策定しています。現在は「中期経営計画2026」の段階で、2026年度までに連結売上高700億円、営業利益率11.5%、ROE15%以上を目指しています。
中期経営計画2026では、7つの成長戦略を推進しています。これにより、クレスコは顧客と共に持続的に成長し、社会を前進させることを目指しています。具体的には、共創型モデルの確立や品質リーダーシップの発揮、人的資本経営の推進などが含まれます。
クレスコは、技術・デジタルソリューションの拡張を重視しています。AIやセキュリティ、データアナリティクスを中心に技術領域を強化し、独自のブランドソリューションの開発を進めています。また、国内外のソリューション調達を強化し、顧客の経営課題解決に貢献しています。
事業連携の促進も重要な戦略です。新たな市場開拓のためのアライアンスパートナーの獲得や、大学・研究機関との共同研究を通じた産学連携を進めています。これにより、クレスコのビジネスエコシステムを拡大し、顧客への価値提供を強化しています。
クレスコは、デジタル変革を実現するために、社内業務にデジタルソリューションを適用しています。これにより、業務パフォーマンスを向上させ、役員・社員がよりクリエイティブな業務に集中できる環境を整えています。これが生産性向上につながっています。
グループ一体経営を推進し、各社が自主自立的な経営を行いながら、事業的シナジーを強化しています。これにより、顧客への提供価値を最大化し、経営の効率化を実現しています。クレスコは、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。