ファルコホールディングスJP:4671

時価総額
¥250.4億
PER
12.5倍
臨床検査事業では、病院や診療所向け臨床検体検査、体外診断用医薬品製造・販売、医療情報システム販売、調剤薬局事業では調剤薬局運営を展開。

沿革

昭和63年3月

 京都府久世郡久御山町において、㈱ファルコ・バイオシステムズ(実質上の存続会社)を設立。

平成元年11月

 関西医学検査センター(現㈱ファルコホールディングス)グループの中核検査施設として京都府久世郡久御山町に総合研究所を竣工。

平成5年3月

 ㈱ファルコバイオシステムズ(本店:名古屋市中川区)を吸収合併。

平成5年5月

 本店所在地を、京都府久世郡久御山町から京都市左京区へ移転。

平成5年9月

 ㈱ファルコバイオシステムズ(本店:大阪府枚方市、本店:大阪市天王寺区、本店:神戸市中央区、本店:奈良県橿原市)の4法人と合併。

平成5年11月

 当社100%出資の子会社として、熊本県熊本市に㈱ファルコバイオシステムズ九州を設立。

平成6年2月

 ㈱ファルコバイオシステムズに商号変更。

平成6年9月

・㈱ファルコバイオシステムズ(形式上の存続会社 本店:京都市西京区)と合併。

・㈱ファルコバイオシステムズ(本店:広島市南区)の株式を取得し、子会社とする。同時に、商号を㈱ファルコバイオシステムズ広島に変更。

・㈱中国予防医学研究所の株式を取得し、子会社とする。

平成9年4月

 大阪証券取引所市場第二部並びに京都証券取引所に株式を上場。

平成9年9月

 ㈱エルデの株式を取得し、子会社とする。

平成10年4月

 ㈱保健医学研究所の株式を取得し、子会社とする。

平成10年9月

・㈱肥後臨床検査研究所の株式を取得し、子会社とする。

・㈱国際生物理化学研究所の株式を取得し、関連会社とする。

・㈱ファルコバイオシステムズ九州は、㈱ファルコバイオシステムズ沖縄を吸収合併。

平成11年4月

 京都市山科区に調剤薬局1号店ファルコおとわ薬局を開設。

平成11年9月

・㈱ファルコバイオシステムズ西日本(旧㈱ファルコバイオシステムズ広島)は、㈱西日本メディコの株式を取得し、子会社とする。

・㈱熊本臨床検査センターの株式を取得し、子会社とする。

平成12年3月

 ファルコおとわ薬局他1店舗を含め調剤薬局事業を、㈱国際生物理化学研究所へ譲渡。

平成12年5月

 食品衛生検査の業務を㈱エルデに移管。

平成12年9月

 ㈱国際生物理化学研究所の株式を追加取得し、子会社とする。

平成13年9月

 ㈱ファルコバイオシステムズ兵庫(旧㈱保健医学研究所)が、㈱ファルコバイオシステムズ山陰(旧㈱西日本メディコ)の株式を取得し、子会社とする。

平成14年9月

・㈱熊本臨床検査センターは、㈱ファルコバイオシステムズ九州及び㈱肥後臨床検査研究所から臨床検査事業を譲り受ける。同時に、商号を㈱ファルコバイオシステムズ九州に変更。

・㈱ファルコバイオシステムズ九州は、㈲ピーシーテックの出資持分を取得し、子会社とする。

平成14年10月

 ㈱ファルコバイオシステムズ福井の株式を取得し、子会社とする。

平成15年1月

・㈱肥後臨床検査研究所(㈱ファルココミュニケーションズに商号変更)は、㈱ファルコバイオシステムズ九州を吸収合併。

・本店所在地を京都市左京区から京都市中京区へ移転。

平成15年2月

 岡山県岡山市に岡山研究所を設置。

平成16年3月

 チューリップ調剤㈱の株式を取得し、子会社とする。

平成16年10月

 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

平成17年1月

 ㈲飛騨臨床検査センター(㈱ファルコバイオシステムズ飛騨に商号変更)の出資持分を取得し、子会社とする。

平成17年3月

 ㈱ファーマプロット及び㈱MINORIの株式を取得し、子会社とする。

平成17年9月

 東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部に指定。

平成18年2月

 Hitzコスミック㈱の株式を取得し、子会社とする。

平成18年3月

 ㈱志太医研及び㈱東予中検の株式を取得し、子会社とする。

平成19年1月

 ㈱ファルコクリニカルプラン(旧㈱国際生物理化学研究所)、チューリップ調剤㈱、㈱ファーマプロット、㈱MINORIの4社は、株式移転の方法により、純粋持株会社である㈱ファルコファーマシーズを設立し、4社は同社の子会社となる。

平成19年2月

 ㈱ファルコバイオシステムズ西日本及び㈱ファルコバイオシステムズ山陰を吸収合併。

平成19年4月

 ㈱ファルコバイオシステムズ九州を吸収合併。

平成19年7月

 名古屋市守山区に東海中央研究所を設置。

平成19年8月

 ㈱志太医研及び㈱東予中検を吸収合併。

平成21年3月

・㈱ファルココミュニケーションズ(現㈱ファルコバイオシステムズ)は、コスミック㈱(旧Hitzコスミック㈱)を吸収合併。

・㈱ファルコクリニカルプランは、㈱ファーマプロット及び㈱MINORIを吸収合併。

平成22年3月

 臨床検査事業、周辺事業であるIT事業及びバイオ事業を㈱ファルココミュニケーションズに吸収分割後、商号を㈱ファルコSDホールディングスに変更。

平成22年4月

 ㈱示野薬局の株式を取得し、子会社とする。

平成22年8月

 ㈱ファルコビジネスサポートを設立。

平成23年3月

 ㈱ファルコバイオシステムズは、㈱ファルコバイオシステムズ福井及び㈱ファルコバイオシステムズ飛騨を吸収合併。

平成23年4月

 ㈱アテストの全株式を取得し、子会社とする。

平成24年4月

 ㈱ファルコクリニカルプランは、㈱ファルコファーマシーズを吸収合併し、商号を㈱ファルコファーマシーズに変更。

平成25年2月

 ㈱ファルコバイオシステムズは、㈱ファルコバイオシステムズ兵庫を吸収合併。

平成25年7月

 東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券取引所市場第一部に統合。

平成25年12月

 ㈱示野薬局の全株式を譲渡。

平成26年10月

 ㈱ファルコホールディングスに商号変更。

平成27年10月

 ㈱ファルコバイオシステムズは、㈱フレスコメディカル(旧㈱中国予防医学研究所)を吸収合併。

平成28年10月

 ㈱ファルコバイオシステムズは、㈱ファルコライフサイエンス(旧㈱エルデ)を吸収合併。

令和3年3月

・本店所在地を同区内へ移転。

・大阪市中央区に大阪本部を設置。

令和3年4月

 ㈱ファルコバイオシステムズの本店所在地を京都市中京区から京都府久世郡久御山町へ移転。

令和4年4月

・東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

・本店所在地を京都市中京区から京都市左京区へ移転。

・㈱ファルコバイオシステムズの本店所在地を京都府久世郡久御山町から京都市左京区へ移転。

・㈱ファルコファーマシーズの本店所在地を京都市中京区から京都市左京区へ移転。

令和4年7月

・㈱ファルコバイオシステムズのICT事業を、㈱ファルコビジネスサポートが吸収分割により承継。

・㈱ファルコビジネスサポートは、㈱メディサージュに商号変更。

事業内容

ファルコホールディングス及びその連結子会社5社は、主に2つの事業セグメントに分かれています。これらは臨床検査事業と調剤薬局事業です。同社グループは、医療関連の多角的なサービスを提供しており、その範囲は臨床検査の受託から医薬品の卸売、さらには医療情報システムの開発に及びます。

臨床検査事業では、ファルコバイオシステムズが病院や診療所からの臨床検体検査を受託し、体外診断用医薬品の製造・販売や医療情報システムの販売を手掛けています。また、メディサージュは電子カルテなどの医療情報システムの開発・販売を、アテストは体外診断用医薬品の卸売をそれぞれ行っています。

調剤薬局事業においては、ファルコファーマシーズとチューリップ調剤が調剤薬局の運営を担当しています。これらの事業を通じて、ファルコホールディングスグループは医療業界における幅広いニーズに対応し、様々なサービスを提供しています。

同社グループは、医療業界における包括的なサービス提供者として位置づけられ、臨床検査から調剤薬局運営に至るまで、医療関連の多岐にわたる分野で事業を展開しています。

経営方針

ファルコホールディングスは、人々の健康を支えるインフラを提供することを使命とし、その実現のために多角的な成長戦略を推進しています。同社グループは、医療・健康に関連する事業領域の拡大に伴い、臨床検査事業と調剤薬局事業を核として、ICTを活用した医療・健康サポートサービスの提供に力を入れています。また、ステークホルダーの信頼に応えるため、財務基盤の安定化と事業の収益力向上に努め、企業価値の向上を目指しています。

中期経営計画では、新たな収益基盤の確立と事業構造の転換を重点領域として掲げています。具体的には、遺伝子情報に基づく個別化医療や医療分野におけるICTの活用など、社会的ニーズの高まりをビジネスチャンスと捉え、ゲノム事業やICT事業を新たな収益の柱として確立しようとしています。これにより、臨床検査事業や調剤薬局事業の事業構造を変革し、持続可能な成長を目指しています。

さらに、株主還元の強化や臨床検査事業及び調剤薬局事業の事業構造の変革、人財育成・地域社会への貢献など、幅広い施策を通じて中期経営計画の達成を目指しています。これらの取り組みは、ファルコホールディングスが医療業界における包括的なサービス提供者として、さらなる成長を遂げるための基盤となっています。