イサム塗料JP:4624

時価総額
¥72.9億
PER
11.5倍
塗料の製造販売、エアゾール製品、塗装関連製品の仕入販売、不動産賃貸管理・運営を手がける。

沿革

1927年4月

北村勇(故人)が大阪市福島区に個人商店北村溶剤化学製品所を設立創業、各種工業薬品の販売を開始

1947年7月

ローズ色彩工業株式会社(大阪市西区)を設立し、絵具類・インキ類の製造、顔料・付属原材料の販売を開始

1948年1月

大阪市福島区に工場を建設

1949年10月

株式会社北村溶剤化学製品所に商号を変更し、合資会社北村溶剤化学製品所を吸収合併

ラッカー製品アートテックスの製造販売を開始

1950年5月

合成樹脂塗料の製造販売を開始

1955年3月

名古屋出張所を設置

1955年7月

イサム塗料株式会社に商号を変更、東京出張所を設置

1956年2月

本社を大阪市福島区鷺洲に移転

1958年7月

イサム土地建物株式会社(大阪市福島区)を設立(現・連結子会社)

1958年9月

九州工場竣工(福岡市西区)

1959年5月

東京工場竣工(東京都板橋区)、東京出張所を廃止

1962年11月

名古屋工場竣工(名古屋市西区)、名古屋出張所を廃止

1965年9月

滋賀工場竣工(滋賀県草津市)

1966年4月

大阪工場竣工(大阪市淀川区)

1967年6月

イサムエアーゾール工業株式会社(大阪市福島区)を設立(現・連結子会社)

1972年2月

仙台出張所を設置

1974年9月

進勇商事株式会社(大阪市福島区)を設立(現・連結子会社)

1977年1月

イサムモータープール株式会社(大阪市福島区)を設立(現・非連結子会社)

1977年3月

明勇色彩株式会社(大阪市福島区)を設立(現・連結子会社)

1978年4月

中国出張所を設置

1980年1月

日本証券業協会大阪店頭登録

1984年3月

大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に上場

1990年1月

九州工場竣工(福岡県糟屋郡粕屋町)、旧九州工場を廃止

1991年4月

横浜出張所を設置

1991年5月

札幌出張所を設置

1996年1月

大阪証券取引所市場第二部に指定変更

1996年3月

東京・名古屋・大阪の各工場をそれぞれ東京・名古屋・大阪の各支店に改称

九州工場を福岡支店に、中国出張所を広島出張所に改称

2000年5月

滋賀工場竣工(滋賀県草津市笠山)、旧滋賀工場を廃止

2004年11月

東京支店竣工(埼玉県戸田市)、旧東京支店を廃止

横浜出張所を廃止

2009年7月

仙台出張所竣工(仙台市宮城野区)、旧仙台出張所を廃止

札幌出張所を札幌駐在所に改称

2009年12月

進勇商事株式会社を大阪市淀川区へ移転

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

事業内容

イサム塗料グループは、イサム塗料を中心に、子会社5社を含む塗料の製造販売及び関連商品の仕入販売を行う事業体です。同社グループは、自動車補修用、工業用、建築用などの分野における各種塗料類やシンナー類の製造販売を主軸に据えています。また、エアゾール製品に関しては、イサム塗料が原液を製造し、子会社のイサムエアーゾール工業にてエアゾール製品を製造、一部をイサム塗料が仕入れて販売しています。さらに、明勇色彩では塗料製品のチューブ類への充填・小分け作業を、進勇商事では塗装関連製品の仕入・販売をそれぞれ担当しています。

その他の事業として、不動産の賃貸管理・運営業務も展開しており、イサム土地建物、イサムモータープールという子会社が不動産賃貸や駐車場経営を手掛けています。これらの事業構成は、イサム塗料グループが多角的なビジネスモデルを構築していることを示しており、塗料製造販売の専門知識と不動産運営のノウハウを融合させた独自の事業展開を行っています。

経営方針

イサム塗料グループは、塗料の製造販売を主軸に据え、自動車補修用、工業用、建築用などの分野で事業を展開しています。同社は、「良品質な塗料を通して、広く社会に貢献する」という経営理念のもと、技術開発を推進し、顧客満足の向上と環境保護を目指しています。経営戦略としては、環境関連法規制への対応、環境対応型製品の開発、製品開発力の強化、新市場の創造に注力しています。

具体的には、全社員が環境問題を最優先課題とし、顧客ニーズに基づいた塗料・塗装システムの開発を進めています。また、国内塗料需要の停滞に対応するため、顧客起点の製品開発と新市場の開拓による市場シェアの拡大を目指しています。さらに、経営資源の最適活用、組織・業務・生産活動の効率化、情報システムの強化による生産性の向上にも取り組んでいます。

イサム塗料グループは、人材育成、高品質な製品の安定供給、顧客ニーズに沿った製品開発、新しいマーケットの開拓、生産性の向上、そしてグループ経営における社会的責任(CSR)の充実を優先的に対処すべき課題と位置づけています。これらの取り組みを通じて、経営の安定性と収益性の両立、企業価値の向上を目指しています。