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川上塗料JP:4616
沿革
1901年4月 |
創設者川上保太郎、国産初のエナメル・ワニス製造に着手 |
1909年5月 |
大阪市西成区今池町に工場竣工 |
1931年8月 |
合名会社川上塗料製造所に改組 |
1936年11月 |
尼崎市塚口(現本店所在の場所)に塗料総合工場を完成し移転 |
1945年1月 |
川上塗料株式会社に改組(資本金92万円) |
1946年5月 |
東京営業所を開設 |
1949年2月 |
東京工場建設 |
1953年7月 |
大阪証券取引所に上場 |
1957年4月 |
鳥印塗料販売株式会社設立 |
1964年10月 |
大阪証券取引所市場第二部銘柄に指定替え |
1973年3月 |
千葉工場建設 |
1973年12月 |
鳥印塗料販売株式会社がダイヤス化成株式会社(連結子会社)と社名変更 |
2000年9月 |
越谷倉庫取得(埼玉県吉川市) |
2013年7月 2022年4月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第二部は東京証券取引所市場第二部に統合 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行 |
事業内容
川上塗料は、自社および子会社1社(ダイヤス化成株式会社)と関連会社1社(株式会社友進商会)で構成されるグループ企業です。このグループは塗料の製造と販売を主な事業内容としており、事業活動は塗料の製造・販売事業の単一セグメントに集約されています。
川上塗料が手がける事業は、主に製造と販売の二つの領域に分かれています。製造においては、同社が塗料の製造および調色加工を行っています。販売に関しては、一部を直接需要家へ販売するほか、主に特約店を通じて販売活動を展開しています。
川上塗料グループの構成として、ダイヤス化成株式会社は子会社として位置づけられ、株式会社友進商会は関連会社として事業を支えています。これらの会社と共に、川上塗料は塗料製造・販売業界において事業を展開しており、その事業系統は公開された系統図によっても明らかにされています。
このように、川上塗料グループは塗料の製造から販売に至るまで一貫した事業活動を行っており、特約店を通じた販売戦略によって市場へのアプローチを図っています。
経営方針
川上塗料は、技術力の向上と環境に優しい製品の提供を基本方針としています。同社は顧客満足度の向上を目指し、品質改善と即応体制の強化、環境対応型塗料の拡充に努めています。2021年12月に公表された中期経営計画では、2024年11月期に売上高6,590百万円、経常利益256百万円を目標としており、事業環境の変化に対応する基盤整備を進めています。
経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響からの経済活動正常化が進む一方で、原材料・エネルギー価格の高騰や物流コストの上昇などによる景気減速が懸念されています。これに対し、川上塗料は販売強化、新製品の開発、生産体制の見直し、コスト削減を優先的な課題として取り組んでいます。
特に、環境対応要求の実現に向けたESG/SDGs視点からの提案型販売や、CO2削減に貢献する製品の開発に注力しています。また、生産性の向上と収益基盤強化のために、設備更新や人材育成、生産設備の見直しや自動化の検討を進めています。
川上塗料は、塗料の製造から販売まで一貫した事業活動を展開し、特約店を通じた販売戦略で市場へのアプローチを図っています。同社の成長戦略は、顧客ニーズに応える製品開発と効率的な生産体制の構築、コスト削減による利益率の向上に焦点を当てています。