- 日本企業
- 栄研化学
栄研化学JP:4549
沿革
1939年2月 |
興亜化学工業株式会社(東京都葛飾区本田町133番地)を資本金5万円をもって創立し家畜臓器を原料とする栄養食品の製造販売開始。 |
1940年8月 |
株式会社興亜栄養化学研究所と社名変更。 |
1941年4月 |
臓器系医薬品の製造販売を開始する目的で医薬品製造業者、薬種商の免許取得。 |
1943年5月 |
第三者割当によって田辺製薬㈱が資本参加。 |
1946年4月 |
日本栄養化学株式会社と社名変更。 |
1950年4月 |
SS寒天培地(赤痢菌等の検索)の製品化に成功し、わが国の防疫、公衆衛生の普及、発展に貢献。 |
1961年5月 |
臨床検査薬部門を開設し、臨床検査薬の研究開発開始。 |
1965年9月 |
野木工場(栃木県野木町)第1期工事が完成し生産開始。 |
1969年2月 |
創立30周年記念に当たり、栄研化学株式会社と社名変更。 |
1975年2月 |
王子事業所(東京都北区)が完成し業務開始。 |
1979年6月 |
東金工場(千葉県東金市)が完成し生産開始。 |
1980年8月 |
本社新社屋(東京都文京区)が完成し業務開始。 |
1984年4月 |
那須工場(栃木県大田原市)第1期工事が完成し生産開始。 |
1987年3月 |
那須工場第2期工事が完成し生産開始。 |
1987年12月 |
栄研器材株式会社に資本参加。 |
1989年6月 |
野木工場第8工場(免疫血清製剤工場)が完成し生産開始。 |
1990年1月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1990年5月 |
東京事業所(東京都墨田区)開設。 |
1991年9月 |
株式会社栄研ミリオンスタッフを設立。 |
1992年6月 |
生物化学研究所(栃木県野木町)が完成し業務開始。 |
1996年9月 |
那須工場第2工場第1期工事が完成し生産開始。 |
2001年9月 |
株式会社栄研ロジスティクスサービスを設立。 |
2002年3月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
2004年2月 |
物流管理センター(栃木県野木町)が完成し業務開始。 |
2004年9月 |
栄研生物科技(上海)有限公司を設立。 |
2006年8月 |
栄研生物科技(上海)有限公司の工場が竣工。 |
2006年10月 |
株式会社栄研ミリオンスタッフが株式会社栄研ロジスティクスサービスを吸収合併。 |
2007年4月 |
栄研器材株式会社を吸収合併。 |
2008年7月 |
本社移転及び東京都内3事業所の統合。(東京都台東区) |
2009年7月 |
野木工場粉末培地工場が完成し生産開始。 |
2012年2月 |
野木事業所オペレーションマネージメントセンター(事務棟・製造棟)が完成し業務開始。 |
2012年3月 |
王子事業所を閉鎖し、主に野木事業所へ集約。 |
2012年4月 |
栄研生物科技(上海)有限公司について、社名を栄研生物科技(中国)有限公司に変更。 |
2012年6月 |
東金事業所を閉鎖し、野木事業所へ生産移管。 |
2014年3月 |
株式会社栄研ミリオンスタッフを解散。 |
2014年4月 |
欧州支店(オランダ・アムステルダム)を開設。 |
2017年4月 |
那須工場第2工場の増改築を実施し、稼動開始。 |
2017年9月 |
野木工場新製造棟で尿試験紙の生産ライン稼動開始。 |
2020年9月 |
新型コロナウイルス検出試薬の安定的供給体制を整備。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。 |
2022年10月 |
新研究棟(栃木県野木町)が完成し、既存研究棟と合わせ『総合研究センター』として業務開始。 |
事業内容
栄研化学株式会社とその連結子会社である栄研生物科技(中国)有限公司は、検査薬の製造販売を中心に事業を展開しています。同社は、医療分野における様々な検査薬の提供を通じて、病気の早期発見や健康管理に貢献していると言えます。
具体的には、栄研化学は検査薬の製造販売を主軸に事業を行っており、その製品は医療機関や研究施設などで広く利用されています。一方、連結子会社である栄研生物科技(中国)有限公司は、栄研化学の検査薬の受託生産及び検査薬の仕入れ製造販売を担っており、中国市場における同社製品の供給体制を支えています。
これらの事業活動を通じて、同社グループは医療分野における診断支援ツールとしての検査薬の普及に努めており、高品質な製品を提供することで、人々の健康と医療の質の向上に貢献しています。同社の事業は、医療技術の進歩と共にさらなる発展が期待される分野であり、今後もその重要性は増していくことでしょう。
経営方針
栄研化学は、医療分野における検査薬の製造販売を中心に事業を展開しており、その成長戦略として「EIKEN ROAD MAP 2030」を策定しています。この中期経営計画では、持続可能な社会の実現に向けた11の重要課題(マテリアリティ)に焦点を当て、具体的な行動計画を展開しています。同社は、がんの予防・治療、感染症撲滅・感染制御、ヘルスケアに役立つ製品・サービスの提供を注力事業分野と定め、これらの分野でのイノベーションを通じて、医療の課題解決に貢献することを目指しています。
具体的には、がん分野では治療に直結する領域への注力、感染症分野では簡易な検査技術の確立、ヘルスケア分野では遠隔診療や在宅検査に対応できる製品・サービスの拡大を進めています。これらの施策は、経営基盤の強化と人財にフォーカスした経営を推進することで、持続的な成長と収益性の向上を目指します。
中期経営計画(2023年3月期~2025年3月期)では、売上高43,500百万円、営業利益6,250百万円、ROE9.2%の達成を目標としており、これらの目標達成に向けた重点施策の推進を図っています。また、同社は、経営戦略として「人を活かした活力ある企業」及び「地球環境と調和した事業活動」を掲げ、ガバナンスの強化にも努めています。
栄研化学は、これらの成長戦略を通じて、医療分野における診断支援ツールとしての検査薬の普及に努め、人々の健康と医療の質の向上に貢献していく方針です。