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キッセイ薬品工業JP:4547
沿革
1946-08 | 長野県松本市大字筑摩985番地1(現松本市埋橋1丁目)において資本金198千円を以て医薬品の製造及び販売を目的とする㈱橘生化学研究所を設立し事業を開始しました。 |
1947-05 | 商号を橘生薬品工業株式会社と変更しました。 |
1949-04 | 販売元として田辺製薬㈱、武田薬品工業㈱、鳥居薬品㈱、東京田辺製薬㈱、小林大薬房㈱、荒川長太郎(合名)の6社と契約しました。東京営業所を設置しました。 |
1952-10 | 大阪営業所を設置しました。 |
1959-04 | 福岡営業所を設置しました。 |
1959-06 | 販売元として東京田辺製薬㈱1社と専売契約しました。名古屋営業所を設置しました。 |
1964-04 | 広島営業所を設置しました。 |
1964-10 | 松本市芳野19番48号(旧松本市芳川区野溝105番地)に本社、工場及び研究所を建設、諸設備を一新して移転しました。商号をキッセイ薬品工業株式会社と変更しました。 |
1965-04 | 札幌営業所を設置しました。 |
1966-04 | 仙台営業所を設置しました。 |
1967-12 | 京都営業所を設置しました。 |
1969-04 | 松本営業所を設置しました。 |
1969-05 | 本社敷地内に中央研究所を建設しました。 |
1969-10 | 高松営業所を設置しました。 |
1970-04 | 販売元東京田辺製薬㈱との専売契約を解消し、全国の医薬品卸売業者と取引を開始しました。 |
1977-04 | キッセイ商事株式会社を設立しました。(現連結子会社) |
1980-07 | 本社敷地内にGMP(Good Manufacturing Practice)適合の製剤工場を建設しました。 |
1985-04 | キッセイコムテック株式会社を設立しました。(現連結子会社) |
1985-06 | 長野県穂高町(現安曇野市)にGLP(Good Laboratory Practice)適合の第二研究所を建設しました。 |
1986-05 | 製剤工場を増設しました。 |
1988-12 | 東京証券取引所市場第二部に上場しました。 |
1989-04 | 各営業所を支店に改称しました。関越支店を設置しました。 |
1990-04 | 横浜支店(現神奈川支店)を設置しました。 |
1990-11 | 長野県穂高町(現安曇野市)に中央研究所を建設して移転しました。 |
1991-09 | 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定されました。 |
1991-12 | 松本市に情報センターを建設しました。 |
1994-10 | 塩尻市に製剤工場を建設しました。 |
1995-07 | 東京本社を設置しました。 |
1996-09 | 長野県穂高町(現安曇野市)に製剤研究所を建設して移転しました。 |
1997-03 | 東京本社(小石川)を設置しました。 |
2001-05 | 塩尻市にヘルスケア事業センターを建設しました。 |
2003-05 | 株式会社ハシバ920を100%子会社としました。 |
2004-04 | 米国現地法人を再編し、キッセイアメリカ株式会社を設立しました。 |
2007-04 | 株式会社ハシバ920がキッセイテクノス株式会社と合併し、商号をハシバテクノス株式会社に変更しました。(現連結子会社)上越市に上越化学研究所を建設しました。 |
2018-10 | 12支店を10支店に再編成し、一部支店の名称を変更しました。 |
2020-03 | キッセイコムテック株式会社が株式会社プロスを100%子会社としました。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行しました。 |
2023-12 | キッセイコムテック株式会社がネプラス株式会社よりネットワーク機器レンタル・販売事業を吸収分割により譲受しました。 |
事業内容
キッセイ薬品工業とそのグループ会社は、医薬品事業を中心に、物品販売、情報サービス、建設請負など幅広い事業を展開しています。同社は、自社で研究開発した医療用医薬品の製造販売を主軸に据え、ヘルスケア食品の販売も手がけています。また、非連結子会社KISSEI AMERICA, INC.は、海外での医薬品開発に関する情報収集・分析を行い、同社の研究開発部門への情報提供やサポート業務を担っています。
物品販売事業では、連結子会社キッセイ商事株式会社が資材の仕入れと販売を行い、麺類の製造販売や保険代理業も展開しています。キッセイ薬品工業は、主に包装資材をキッセイ商事から仕入れ、設備投資に伴う固定資産の調達も行っています。
情報サービス事業においては、連結子会社キッセイコムテック株式会社がコンピュータシステムの設計・開発、情報処理業務、ネットワーク構築、クラウドサービスの提供を行っており、キッセイ薬品工業はこれらの業務を同社に委託しています。さらに、情報機器レンタル事業や医療・介護・教育支援システムの提供も手がけています。
建設請負事業では、連結子会社ハシバテクノス株式会社が建設業務を行い、設備機器の運転や維持管理業務も受託しています。キッセイ薬品工業は、新築・増改築工事や施設・設備機器の維持管理をハシバテクノスに委託しています。これらの事業を通じて、キッセイ薬品工業グループは医薬品業界内外で多角的なビジネスを展開しています。
経営方針
キッセイ薬品工業は、医薬品事業を核として、ヘルスケア食品の販売や海外での医薬品開発情報収集など、多岐にわたる事業を展開しています。同社は、「輪と和を通じて、より大きく社会に貢献する」という経営理念のもと、株主、社員、地域、歴史・文化、環境を重視する経営を推進しており、独創的な医薬品の開発提供を目指しています。
中期経営計画「PEGASUS」では、国内売上の拡大、海外収益基盤の強化、開発パイプラインの拡充、経営環境の変化に対応する経営基盤の強化の4つの課題に取り組んでいます。国内では、新製品群の育成や製品ラインナップの拡充、希少疾病領域での情報提供・販売体制の構築を進め、海外では、既存製品の収益確保と新たな収益基盤の構築に努めています。また、低分子にフォーカスした創薬研究の推進やライセンスインにより、将来の成長を支える研究開発パイプラインを構築しています。
さらに、法令及びコンプライアンスの遵守、高品質な製品の安定供給、生産性の向上、ステークホルダーとの良好な関係維持、ガバナンス体制の強化、ESG/SDGs経営の推進など、経営基盤の強化にも注力しています。これらの取り組みを通じて、キッセイ薬品工業は、不透明な経済環境の中でも安定的な成長を目指しています。