- 日本企業
- 扶桑薬品工業
扶桑薬品工業JP:4538
時価総額
¥207.3億
PER
8.2倍
医療用医薬品や医療用機械器具の製造・販売、製造受託、輸液や透析剤の提供、不動産賃貸を手がける企業。
事業内容
扶桑薬品工業は、主に医薬品事業と不動産事業の2つの事業セグメントを持っています。同社は医療用医薬品や医療用機械器具の製造・販売を行っており、特に輸液を中心とする注射剤や人工腎臓用透析剤などが主力製品です。また、医療用医薬品の製造受託も手がけています。
不動産事業においては、扶桑薬品工業は不動産の賃貸を行っています。この事業は、医薬品事業とは異なる収益源として、同社の事業ポートフォリオを多様化させています。これにより、同社は安定した収益基盤を築いています。
経営方針
扶桑薬品工業は、医療用医薬品を主力とする医薬品メーカーとして、社会の高齢化や医療技術の進歩に対応した製品開発と安定供給を重視しています。特に、血液体液用薬や人工腎臓用透析剤の需要に応えることを中期戦略の柱とし、岡山・茨城の工場で生産性向上を図っています。
同社は、特定の経営指標を設けず、健全性や収益性、成長性を総合的に考慮し、持続的な企業価値の向上を目指しています。新たな医療ニーズに応える製品の開発を進め、透析関連製品に次ぐ新たな主力製品群の確立を目指しています。
また、扶桑薬品工業は、自然災害やパンデミックに備えた安定供給体制を整えています。製造設備を東西に分散し、製品保管庫を各地に設けることで、想定外の需要にも対応可能な在庫を確保しています。物流コストの上昇に対処しつつ、販売強化と新規透析剤の開発に注力しています。
同社は、品質管理を徹底し、ブランド力や知識を活用して他社製品の受託製造を行い、新たな収益源を開拓しています。経営資源を効率的に活用し、製品原価率の低減を図るため、新規事業への進出を推進しています。これにより、企業価値の向上を目指しています。