持田製薬JP:4534

時価総額
¥1210.8億
PER
40.2倍
医薬品関連事業では、持田製薬工場㈱への製造委託、持田製薬販売㈱からの仕入れ・販売、ヘルスケア事業では持田ヘルスケア㈱が製造委託・販売を展開。

沿革

1913年 2月

持田良吉 持田商会薬局を東京都文京区本郷に開業

1918年 2月

持田製薬所(旧 王子事業所、東京都北区 2000年3月閉鎖)を開設し、本格的に医薬品製造を開始

1945年 4月

持田製薬㈱を設立し、本店所在地を東京都北区神谷におく

1949年 4月

病医院への医薬情報提供の活動を開始

1949年12月

東京営業所(現 首都圏支店)を開設

1951年 1月

大阪出張所(現 関西支店)を開設

1957年 6月

研究所(旧 王子事業所内)を設置

1959年 1月

札幌出張所(現 札幌支店)を開設

1961年 6月

福岡出張所(現 福岡支店)を開設

1963年 5月

東京証券取引所市場第二部上場

1963年 6月

名古屋出張所(現 中部支店)を開設

1970年 4月

薬粧部門(現 持田ヘルスケア㈱)を設置

1972年 4月

医療機器部門(2003年10月 旧 持田メディカルシステム㈱が事業承継)を設置
静岡工場(現 藤枝事業所 旧 持田製薬工場㈱静岡工場 2011年6月閉鎖)を開設

1974年 3月

東海ケミカル㈱(現 ㈱テクノネット、現 連結子会社)を設立

1975年 3月

埼玉工場(現 持田製薬工場㈱、鴻巣市)を開設

1975年11月

東京証券取引所市場第一部に指定替え

1976年 5月

インターファーム㈱(旧 ㈱持田インターナショナル 2016年12月清算結了)を設立

1976年 8月

本社ビル(東京都新宿区)を現在地に開設

1977年 7月

本店所在地を東京都新宿区四谷に移転

1982年 7月

富士中央研究所(現 御殿場事業所)を開設

1991年 6月

大田原工場(現 持田製薬工場㈱ 本社工場)を開設

2003年 4月

持田メディカルシステム㈱(2007年10月 連結子会社から持分法適用会社となり、2009年9月 持分法適用会社から除外)及び持田ヘルスケア㈱(現 連結子会社)を設立

2004年 4月

持田ヘルスケア㈱がヘルスケア事業を承継し、営業を開始
持田製薬工場㈱(現 連結子会社)を設立

2005年 4月

持田製薬工場㈱が医薬品製造事業を承継し、営業を開始

2013年10月

㈱テクノファイン(現 連結子会社)を設立

2014年 6月

持田製薬販売㈱(現 連結子会社)を設立

2016年 3月

㈱持田インターナショナルを解散(2016年12月清算結了)

2022年 4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

事業内容

持田製薬グループは、持田製薬とその連結子会社5社で構成されており、医薬品関連とヘルスケア関連の製造、仕入れ、販売を主な業務としています。このグループは、医薬品関連事業とヘルスケア事業の二つの主要なセグメントに分かれています。

医薬品関連事業では、持田製薬は子会社の持田製薬工場株式会社に医薬品の製造を委託し、その製品の仕入れと販売を行っています。また、持田製薬販売株式会社から製品を仕入れ、販売しています。持田製薬工場株式会社は、医薬品の製造の一部を株式会社テクノファインに委託しており、株式会社テクノネットは不動産の仲介や建造物の管理業務、経理・購買などの事務処理の代行を行っており、持田製薬もこれらのサービスを委託しています。

ヘルスケア事業においては、子会社の持田ヘルスケア株式会社が持田製薬工場株式会社にヘルスケア製品の製造を委託し、その製品の仕入れと販売を行っています。

これらの事業内容は、持田製薬グループの事業系統図によっても示されており、医薬品関連事業とヘルスケア事業が同社の主要な事業セグメントであることを明確にしています。

経営方針

持田製薬グループは、医薬品関連事業、バイオマテリアル事業、ヘルスケア事業を通じて、患者さんとそのご家族のQOL向上や女性の様々なライフステージのサポートを目指しています。同社は、社是「先見的独創と研究」に基づき、医療の世界に積極的に参加し、人類の健康・福祉に貢献することを企業理念として掲げています。この理念のもと、潜在的な医療・健康ニーズに応えるため、価値ある製品の創造と提供に取り組んでいます。

中長期的な経営戦略として、持田製薬グループは「医療・健康ニーズに応えることで、グローバルにも存在価値を認められる特色ある生命・健康関連企業グループとして成長する」ことを長期ビジョンに掲げています。このビジョンを具体化するため、「2031年のありたい姿」を策定し、新たな創薬モダリティの取り込みやバイオマテリアル事業の強化に取り組んでいます。

また、サステナビリティ基本方針を定め、社会から必要とされる企業として持続的な成長を目指し、SDGsの達成にも貢献していく方針です。22-24中期経営計画では、イノベーション創出と生産性向上をテーマに、新薬を中心とした重点領域での収益最大化や成長投資の継続、企業体制の強化に重点を置いています。

持田製薬グループは、医薬品業界を取り巻く厳しい事業環境の中でも、「ありたい姿」を実現するための成長投資を継続し、イノベーション創出と生産性向上に向けた取り組みを進めています。これらの戦略を通じて、同社は医療・健康ニーズに応え、社会から必要とされる企業としての地位を確立し、持続可能な成長を目指しています。