AI insideJP:4488

時価総額
¥253.5億
PER
AI技術を駆使し、手書き文字認識AIサービス「DX Suite」やエッジコンピューティング用ハードウェア「AI inside Cube」、AIモデル開発ソリューション「AnyData」を提供。

沿革

2015年8月

東京都渋谷区にAI inside 株式会社設立、AI手書き文字認識サービスを提供開始

2016年12月

NVIDIA Inception Program(注1)のパートナー企業として認定

2017年10月

業務拡張のため、本社を東京都渋谷区渋谷三丁目の渋谷第一生命ビルディングに移転

2017年11月

「DX Suite」、AI-OCR(注2)サービス「Intelligent OCR」を提供開始

2018年9月

帳票の仕分けAIサービス「Elastic Sorter」を提供開始

2019年1月

東日本電信電話株式会社と「DX Suite」OEM製品「AIよみと~る」を共同発表、提供開始

2019年3月

株式会社エヌ・ティ・ティ・データと、行政専用の閉域ネットワークであるLGWANを活用

した「DX Suite」を、地方公共団体向けに提供開始

2019年6月

非定型帳票AI-OCRサービス「Multi Form」を提供開始

エッジコンピューティング用ハードウェア「AI inside Cube」を提供開始

2019年12月

西日本電信電話株式会社と「DX Suite」OEM製品「おまかせAI OCR」を共同発表、提供開始

東京証券取引所マザーズ(現東証グロース)に株式を上場

2020年11月

エッジコンピューティング用ハードウェア「AI inside Cube mini」を提供開始

2020年12月

株式会社ショーケースを関係会社とする資本業務提携を実施

2021年4月

ノーコードAI開発ツール「Learning Center」を提供開始

「DX Suite」やAIアプリが使える「Workflows」を発表、α版の提供開始

2021年6月

監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行

2021年9月

高性能エッジコンピューティング用ハードウェア「AI inside Cube Pro」を提供開始

2022年5月

株式会社aiforce solutionsの全株式を取得し子会社化、及び吸収合併

事業内容

AI insideは、AI技術を活用して非常識を常識に変えることをミッションとして掲げる企業です。同社は、AIを様々な環境に溶け込ませ、誰もが特別な意識をせずにAIの恩恵を受けられる社会を目指しています。そのため、ユーザの働き方や生活を改善する製品の提供に注力しており、高品質なユーザ体験を最優先事項としています。

同社は、データ入力業務をAIでサポートすることを目的に、ディープラーニングによる手書き文字認識AIを開発しました。この技術を基に、AI-OCRサービス「DX Suite」を提供しており、これまでに49億回を超える読取りを行い、企業の生産性向上に貢献しています。「DX Suite」は、内部に「Intelligent OCR」と「Elastic Sorter」というアプリケーションを有しており、これらを組み合わせて利用することができます。

また、同社はクラウドコンピューティングだけでなく、エッジコンピューティング用ハードウェア「AI inside Cube」を自社で開発し、地方公共団体などプライバシー保護が重要視される業界への導入拡大を実現しています。さらに、画像・物体等の認識AIに加え、予測AI技術を開発し、「AnyData」というソリューションを提供しています。これにより、あらゆるデータを活用してAIが自律的に学習し、新しいAIモデルを生み出すことが可能です。

AI insideは、これらの製品技術やサービスを統合し、企業活動全体の効率化を担う付加価値の高い複合AIソリューションを提供しています。同社は、AI技術の普及とともに、社会全体の生産性向上と働き方の改革に貢献していくことを目指しています。

経営方針

AI insideは、AI技術の妥協なき追求を通じて非常識を常識に変えることをミッションとしています。同社は、高品質なユーザ体験の提供を最優先事項とし、ユーザ中心の経営方針を採用しています。リカーリング型売上の成長を最重要指標と定め、契約件数や解約率、AIファンクションのリクエスト数を重要な指標としています。

経営環境として、非IT系の外部委託市場やAI-OCR市場の成長が見込まれる中、AI insideは研究開発の強化、製品開発の強化、顧客基盤の強化、情報管理体制の強化、優秀な人材の確保という5つの主要課題に取り組んでいます。特に、基礎研究と応用研究の両方に注力し、高精度で高価値なAIの提供を目指しています。

同社は、パートナー連携を推進し、リカーリング型売上を強化する方針です。また、画像・物体認識AIに加え、予測AI技術を提供し、顧客や社会が抱える潜在的な課題を解決する複合AIソリューションを提供しています。これにより、AIソリューションの利用拡大と事業の効率的な拡大を実現し、AIの恩恵を広く提供することを目指しています。

情報管理体制の強化にも努め、社内規程の厳格な運用や定期的な社内教育、情報セキュリティマネジメントシステムの構築・維持向上に取り組んでいます。さらに、企業理念に共感し、高い意欲を持った優秀な人材の継続的な採用と離職率の低減にも注力しています。

AI insideは、これらの成長戦略を通じて、AI技術の普及を促進し、社会全体の生産性向上と働き方改革に貢献していくことを目指しています。