ソフト99コーポレーションJP:4464

時価総額
¥322.8億
PER
14.5倍
ファインケミカル、ポーラスマテリアル、サービス、不動産関連の4セグメントで、自動車用ケミカル品、多孔質体化成品、自動車整備・教習、不動産賃貸・温浴事業などを展開。

沿革

1952年9月

大阪市東区(現中央区)瓦町において田中勇吉(当社の初代代表取締役社長)が日東商会を創業し、同市阿倍野区に工場を設置、化学薬品(家具用ワックス)の製造を開始

1954年10月

化学薬品(ワックス類等)の製造及び販売を目的として、日東商会の事業を継承し、大阪市東区(現中央区)瓦町に日東化学株式会社(当社の旧商号)を設立

1958年4月

東京営業所(現東京支店)を新設

1962年4月

「ソフト99」の名称による自動車用ワックス製品等の製造及び販売を開始

1966年10月

大阪府東大阪市に工場を新設

1972年10月

大阪市東区(現中央区)南新町に本社を新設

1977年6月

大阪府東大阪市に流通センターを新設

1989年9月

兵庫県三田市テクノパークに工場及び流通センターを移転

1993年4月

商号を株式会社ソフト99コーポレーションに変更

1994年6月

中華人民共和国上海市に自動車用化学製品の製造及び販売を目的として、上海速特99化工有限公司を設立

1998年1月

プラスチック製容器の企画・販売を目的とする株式会社パナックス(本店所在地 大阪市中央区)の全株式を取得

1999年11月

ISO9001(品質管理・保証の国際規格)を認証取得

1999年11月

アイオン株式会社(本店所在地 大阪市中央区)を発足させ、同社が鐘紡株式会社の化成品事業部門を譲受

1999年12月

株式会社尼崎自動車教習所(本店所在地 兵庫県尼崎市)の全株式を取得

2000年5月

大阪市中央区谷町に本社ビルを新築し、移転

2001年4月

旧東大阪流通センター跡地にて温浴施設「極楽湯」東大阪店をオープン

2001年6月

東京証券取引所(現・(株)東京証券取引所)市場第二部に上場

2001年10月

国際環境管理規格「ISO14001」の認証取得

2002年3月

株式会社尼崎自動車教習所が第一レンタリース株式会社を吸収合併し、商号をアスモ株式会社に変更

2002年9月

旧枚方倉庫跡地にて温浴施設「極楽湯」枚方店をオープン

2003年4月

株式会社ニシモト(現・(株)くらし企画、本店所在地 東京都練馬区)の全株式を取得

2003年7月

株式会社ソフト99オートリース(本店所在地 大阪市中央区)を連結子会社アスモ株式会社より新設分割

2003年7月

兵庫県尼崎市にて温浴施設「極楽湯」尼崎店をオープン

2003年9月

中橋鈑金塗装株式会社(本店所在地 大阪市鶴見区)の全株式を取得

2005年1月

神戸リサーチパークに研修センター(現R&Dセンター)を新設

2005年3月

東京都千代田区に東京支店を移転

2005年8月

東和自動車株式会社(本店所在地 東京都墨田区)の全株式を取得

2006年1月

株式会社ソフト99オートリースが商号を株式会社ソフト99オートサービスに変更

2006年4月

株式会社ソフト99オートサービス(本店所在地 大阪市中央区)と中橋鈑金塗装株式会社が、株式会社ソフト99オートサービスを存続会社として吸収合併

2006年4月

株式会社ニシモトが株式会社関西エムディ総研(本店所在地 大阪市中央区)の全株式を取得

2007年4月

株式会社ソフト99オートサービスと東和自動車株式会社が、株式会社ソフト99オートサービスを存続会社として吸収合併

2010年4月

株式会社くらし企画と株式会社関西エムディ総研が、株式会社くらし企画を存続会社として合併

2011年10月

株式会社パナックスとアスモ株式会社が、アスモ株式会社を存続会社として吸収合併

2013年5月

東京都江東区に東京支店を移転

2014年7月

アライズ株式会社(本店所在地 大阪市中央区)を設立

2015年1月

株式会社オレンジ・ジャパン(本店所在地 東京都江東区)の全株式を取得

2016年4月

株式会社アンテリア(本店所在地 大阪市中央区)を設立

2018年3月

株式会社ハネロン(本店所在地 大阪府八尾市)の全株式を取得

2020年8月

アズテック株式会社(本社所在地 東京都文京区)の全株式を取得

2022年4月

2022年4月

アスモ株式会社とアライズ株式会社が、アスモ株式会社を存続会社として吸収合併

(株)東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行

事業内容

ソフト99コーポレーションとその連結子会社9社は、ファインケミカル、ポーラスマテリアル、サービス、不動産関連の4つの事業セグメントを展開しています。ファインケミカルセグメントでは、一般消費者と自動車コーティング施工業者向けに自動車用ケミカル品の製造・販売を行っており、主要製品には洗車用品、自動車用補修・整備用品、家庭用品、タイヤ空気圧監視装置(TPMS)、電子機器・ソフトウェアが含まれます。ポーラスマテリアルセグメントでは、工業資材や生活用品向けに、PVAやウレタンなどの多孔質体を素材とする化成品の製造・販売、医療・衛生管理用品の企画・開発・販売を手掛けています。

サービスセグメントでは、自動車整備・鈑金事業、自動車教習事業、生活用品企画販売事業を展開。自動車整備・鈑金事業では、自動車の整備・鈑金塗装やリース・レンタルを提供し、自動車教習事業では、免許取得支援や安全運転のための教育、エコドライブ講習を実施しています。生活用品企画販売事業では、主に生活協同組合向けに家庭用品を販売しています。

不動産関連セグメントでは、ソフト99コーポレーションが保有する不動産の賃貸や、温浴事業、介護予防支援事業を通じて不動産の有効活用を図っています。これらの事業を通じて、ソフト99コーポレーションは多岐にわたるニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

ソフト99コーポレーションは、創業以来の経営理念「生活文化創造企業」として、未来の「あたりまえ」を発見することを目指しています。同社は、3年ごとに中期経営計画を策定し、経営環境や課題に応じたテーマとビジョンを設定しています。2023年3月までの第6次中期経営計画「Overtake!!」では、新しい価値の創出を進め、社会の要請に応えることを目標に掲げました。2023年4月からは第7次中期経営計画「Evolve!!」をスタートし、「進化する」ことで社会課題の解決に資する価値を提供することを目指しています。

コロナ禍による生活様式の変化は、同社製品の需要拡大に寄与し、特に自動車分野でのマイカー保有とサステナビリティの両立、医療・衛生分野への関心の高まりが新たなビジネスチャンスを生んでいます。デジタルトランスフォーメーションの進行は、作業の効率化や時短、付加価値の高め方において重要な役割を果たしており、同社はデジタル技術を活用した製品・サービスの付加価値向上と効率化を推進しています。

経営効率の改善においては、既存事業の運営効率向上と新規事業への投資による業容拡大を目指しています。第7次中期経営計画では、投下資本利益率(ROIC)が資本コストを上回ることを目標に掲げ、新分野・新事業への投資による業容の拡大を指向しています。これらの戦略を通じて、ソフト99コーポレーションは持続可能な成長を目指しています。