バルテス・ホールディングスJP:4442

時価総額
¥96.5億
PER
24.6倍
ソフトウェアテスト、品質コンサルティング、セミナー、デジタル放送テスト、セキュリティ診断、テストツール提供、出版・情報発信・サイト運営など、品質向上を支援する多岐にわたるサービスを展開。

沿革

2004年4月

ソフトウェアテストサービスの提供及びソフトウェアテスト技術者の派遣を目的として、当社設立(資本金30,000千円)

2004年7月

一般労働者派遣事業許可を取得

2006年1月

東京オフィスを開設

2006年3月

大阪テストセンターを開設

2006年8月

横浜テストセンターを開設

2007年5月

名古屋オフィス兼テストセンターを開設

2007年11月

東京本部を開設し、東京オフィスを廃止

2008年12月

情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」認証取得

2009年7月

東京本部及び横浜テストセンターを統合、移転

2009年12月

名古屋オフィスを開設し、名古屋オフィス兼テストセンターを廃止

2012年10月

バルテス・モバイルテクノロジー株式会社(現連結子会社)を設立

2013年1月

福岡オフィスを開設

2014年2月

VALTES Advanced Technology, Inc.(現連結子会社)をフィリピン共和国に設立

2015年5月

有料職業紹介事業許可を取得

2015年12月

ISTQB※パートナープログラム 「Platinum Partner」に認定

2016年9月

事業拡大に伴い名古屋オフィスを移転

2017年5月

事業拡大に伴い東京本社を移転(現:東京第2テストセンター)

2017年12月

ISTQB※パートナープログラム 「Global Partner」に認定

2018年9月

事業拡大に伴い大阪本社を移転

2019年5月

東京第3テストセンターを開設

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2019年8月

事業拡大に伴い福岡オフィスを移転

2020年8月

株式会社アール・エス・アール(現連結子会社)の全株式を取得

2022年4月

株式会社ミント(現連結子会社)の全株式を取得

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行

2023年2月

事業拡大に伴い東京本社を移転

事業内容

バルテス・ホールディングスは、ソフトウェアの品質向上を目指すトータルサポート企業として、幅広い事業セグメントを展開しています。同社グループは、ソフトウェアテストサービス、Web/モバイルアプリ開発サービス、オフショアサービスの3つの主要事業を提供しており、2023年3月末現在、バルテス・ホールディングス及び連結子会社4社で構成されています。

ソフトウェアテストサービス事業では、製造業やソフトウェアベンダーに対し、開発工程における品質計画の立案からテスト実施、テストサマリレポートの作成まで、第三者の中立的立場からサービスを提供。ISO/IEC/IEEE 29119に準拠したテストを行い、エンタープライズ系、Web・スマートフォン系、組込系など多岐にわたる領域でのニーズに対応しています。

Web/モバイルアプリ開発サービス事業では、企画からリリース、運用までワンストップで提供可能であり、セキュリティ診断やSaaS型WAFサービス「PrimeWAF」などのセキュリティサービスも手掛けています。また、メタバース分野で注目されるxR技術の習得を進め、様々な業界にサービスを展開しています。

オフショアサービス事業では、フィリピンでの事業展開を通じて、ソフトウェアテストサービスとソフトウェア開発サービスを提供。現地のエンジニアがバルテス・ホールディングスの教育コンテンツを受講し、日本企業や在比日系企業に向けてサービスを提供しています。

これらの事業を通じて、バルテス・ホールディングスは豊かで安全なICT社会の実現に貢献しています。

経営方針

バルテス・ホールディングスは、品質にコミットし、安心・安全なICT社会の実現に貢献することを企業理念としています。同社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、レガシーシステムから新しいシステムへのマイグレーションが増加する中、品質問題の解決に注力しています。特に、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末のビジネス利用が増える中で、高品質でセキュアなソフトウェアの需要が高まっています。

同社グループは、テストのアウトソース、自動化、オフショア、脆弱性対策など、ソフトウェア開発に欠かせないサービス領域の拡大を目指しています。また、人的資本への投資拡大、エンタープライズ領域の拡大、知的財産の拡大、M&Aによる拡大と組織強化を経営課題として重視しています。

人的資本への投資では、リファラル採用制度の導入や優秀なITエンジニアの積極採用、社内研修メソッドの充実により、IT人材不足の厳しい環境下でも高い成長率を維持し、事業規模の拡大を目指しています。エンタープライズ領域では、システム老朽化問題に対応し、市場の早期開拓を重要課題としています。知的財産の拡大においては、ソフトウェアテストのノウハウやエンジニア教育のノウハウの積上げ、自社開発のソフトウェア品質向上プラットフォームの運営を通じ、強固な参入障壁の構築を図っています。M&Aによる拡大では、IT化、デジタル化の影響により、国内ソフトウェアテスト市場の成長を見込み、事業ポートフォリオの更なる拡大を目指しています。

これらの戦略を通じて、バルテス・ホールディングスは、品質向上のトータルサポート企業として、さらなる成長を目指しています。