VALUENEXJP:4422

時価総額
¥15.4億
PER
アルゴリズム基盤のビッグデータ解析ツール提供の新興企業。RadarシリーズのDocuments、Patents DB、Scope、Radar QFDを展開。100%子会社を有し最大10万件解析に対応。日本・米国・欧州で展開。

事業内容

VALUENEXは、独自に開発したアルゴリズムを基盤に大量の文書や特許情報を解析するソフトとサービスを提供している企業です。同社の主力は文書や特許を類似度で整理して俯瞰図として可視化する「VALUENEX Radar」で、クラウド型のライセンス提供を中心に、解析結果を活用したコンサルティングやレポート販売も行っています。

同社の顧客は化学、電気、機械、自動車、エネルギーなどの製造業を中心に、研究開発部門や知財部門、経営企画などデータ駆動で意思決定する部門です。収益はASP型ライセンス収入(定期収入)が基盤となり、加えて受託調査のコンサルティングや解析レポート・書籍の販売が補完しています。米国子会社を通じた海外販売や展示会・セミナーでの顧客開拓も進めています。

製品ラインは用途別に分かれており、大量の文献を一目で俯瞰する「Radar Documents」(最大10万件対応)、特許データを組み込んだ「Patents DB」、特定技術に類似する特許を高速に抽出して可視化する「Scope」(最大1,000件対応)、少数の特許を課題と技術の軸で詳細に解析する「Radar QFD」があります。コンサルティングは、同社が解析を代行する調査型と、社内の解析人材を育成するコーチング型の二つの形態で提供しています。

経営方針

同社は売上高と経常利益の拡大を軸に、安定した成長と企業価値の向上を目指しています。事業モデルはクラウド型のライセンス(ASP)を基盤とし、定期的な収入比率を高めることで収益の安定化を図っています。短期的な数値目標は開示されていないものの、経営上の評価指標として売上高と経常利益を重視しており、新規案件の受注拡大で売上増を実現している点を強調しています。

同社はアルゴリズムを中核資産とし、自然言語処理や文書類似度評価、二次元の可視化など独自技術への重点投資で差別化を図っています。具体的にはクラウド提供の「VALUENEX Radar」を中心に、解析結果を活用したコンサルティングや解析レポート・書籍の販売を組み合わせることで、単なるツール販売にとどまらない付加価値サービスを提供しています。製品面では大量文献を一目で俯瞰するRadar Documents(最大10万件対応)や、特許に特化したScope(最大1,000件対応)など用途別ラインを揃え、解析性能と使い勝手で他社との差別化を図っています。

同社は国内の知財・研究開発部門に加え、マーケティング、投資、医療、法曹といった新領域への展開を計画しており、これらの分野での導入を通じて市場の裾野を拡大しようとしています。実行施策としては、ビッグデータを保有する企業との協業や受託調査型のコンサルティング、社内人材を育成するコーチング型サービスを組み合わせることで、他社のリソースを補完しながら顧客基盤を広げる方針です。海外展開では米国子会社を起点に営業体制と開発体制を強化し、展示会やセミナーを通じた顧客獲得も推進しています。

同社は技術革新を持続的成長の源泉と位置づけ、アルゴリズムの研究開発と人材投資を継続しています。具体的には既存の解析精度向上や可視化機能の改良に加え、製品化の形態をライセンス提供やコンサルティングなど多様化して収益化する方針です。また、内部管理体制の強化や人事評価制度の整備により優秀な人材の定着を図り、将来の技術的変化(例えばAIの進展や将来的な量子計算の可能性)にも対応できる体制づくりを進めています。