プロパティデータバンクJP:4389

時価総額
¥77.1億
PER
17.2倍
不動産・施設の運用管理を支援するクラウドサービス「@プロパティ」、不動産文書管理・デジタル化、商業店舗売上予測クラウドサービス等を提供。

沿革

2000年10月

清水建設株式会社の社内事業家制度を活用し、東京都港区海岸二丁目においてプロパティデータバンク株式会社を設立。不動産の運用管理に関するASP事業及び情報管理業務、システムインテグレータ業務を開始

2000年10月

資産基本情報機能をリリース

2000年12月

国内にデータセンター稼働及び不動産クラウド「@プロパティ」のサービス提供を開始

2001年3月

プロパティマネジメント機能及びビルマネジメント機能をリリース

2004年11月

業容拡大に伴い、本社を東京都港区浜松町一丁目に移転

2006年2月

財団法人日本情報処理開発協会よりISMS認証基準(Ver.2.0)の認証取得UKAS(英国認定機関)認定スキームのBS7799:PART2:2002認証取得

2006年8月

国内に第2データセンター稼働開始

2007年3月

ISMS認証基準(Ver.2.0)のISO化に伴い、JISQ27001:2006の認証取得

BS7799:PART2:2002のISO化に伴いISO/IEC27001:2005の認証取得

2007年3月

アセットマネジメント機能をリリース

2008年1月

特定非営利活動法人ASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパン(現 一般社団法人ASP・SaaS・AI・IoTクラウド産業協会)よりASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワード2007/2008「総合グランプリ」受賞

2008年4月

業容拡大に伴い、本社を東京都港区浜松町一丁目セントラルビルに移転し本部機能集約

2009年12月

一橋大学大学院 国際企業戦略研究科より「2009年度ポーター賞」受賞

2010年11月

資産評価政策学会「平成22年度業績賞」受賞

2011年10月

情報化月間推進会議「平成23年度情報化促進貢献情報処理システム表彰」受賞

2011年11月

固定資産管理機能をリリース

2013年2月

国内に第3データセンター稼働開始

2016年6月

一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会の会員向けクラウドサービス「全宅管理業務支援システム」が、当社の全面的サポートのもとで開始

2018年2月

クラウド事業本部がISO/IEC27017の認証取得

2018年3月

プロパティマネジメント機能及びビルマネジメント機能を改修

2018年6月

東京証券取引所マザーズ市場に上場

2019年7月

商業店舗売上予測クラウドサービス「スピードアンサー」のサービス提供を開始

2020年5月

社内の知識を共有・創造・見える化するクラウドサービス「@ナレッジ」のサービス提供を開始

2021年10月

ゲンダイエージェンシー株式会社および株式会社山岸工務店との共同出資による子会社プロパティデータサイエンス株式会社を設立

2022年3月

業容拡大に伴い、本社を東京都港区浜松町一丁目浜松町スクエアに移転

2022年4月

株式会社フジテクノスの株式を取得し、子会社化。株式会社フジテクノスの商号を「プロパティデータテクノス株式会社」に変更

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所グロース市場に移行

2023年3月

本社及び3カ所のデータセンターが、ISO9001:2015の認証を取得

事業内容

プロパティデータバンク株式会社とその連結子会社であるプロパティデータテクノス株式会社およびプロパティデータサイエンス株式会社は、不動産・施設の運用管理に関する幅広いサービスを提供しています。同社の主力事業は、不動産クラウド「@プロパティ」の提供であり、不動産・施設管理のためのソフトウェアとして、業務効率の改善を目的としています。このクラウドサービスは、インターネット経由で提供され、顧客はサーバーやソフトウェアの購入、インストールの必要がなく、どこからでもアクセス可能です。

プロパティデータテクノスは、REITや不動産ファンドなどを中心に、不動産文書の管理やデジタル化サービスを提供しています。また、機器メーカー向けに電子配信サービスや印刷業務も行っています。プロパティデータサイエンスでは、募集賃料算定支援サービスや商業店舗売上予測クラウドサービスを提供し、顧客の予測モデルをクラウド上で管理しています。

同社グループは、クラウドサービス、ソリューションサービス、その他のカテゴリに分けてサービスを提供しており、顧客のニーズに応じた機能の組み合わせによる提供を行っています。また、顧客の業務上の課題解決を実現するために、初期コンサルティングサービスやデータ登録代行、教育・講習会などのサポートも提供しています。

プロパティデータバンクグループは、不動産管理業務の省力化、効率化、情報の一元化、内部統制の強化、コスト削減など、顧客に対して多くの導入効果及びメリットを提供しています。また、「@ナレッジ」という新しいサービスを通じて、社内のナレッジの蓄積と共有を促進し、組織の情報活用を実現しています。

経営方針

プロパティデータバンクは、不動産・施設の運用管理を支援する幅広いサービスを提供している企業です。その中核をなすのは、不動産クラウドサービス「@プロパティ」であり、これを通じて業務効率の改善を目指しています。同社は、不動産管理業務の省力化や効率化、情報の一元化など、顧客に多大なメリットを提供しています。

同社の成長戦略は、ミッション「新しい知識社会の創造」に基づき、ビジョン「知識の集約により顧客の業務に革命を、顧客の資産に価値向上を」を掲げています。このビジョン実現のため、同社は以下の三つの重点領域に注力しています。

第一に、ターゲット市場の拡大と提供機能の深化を目指しています。これまでの投資用不動産マーケットから、企業や公共の不動産分野、事業用施設・固定資産分野、都市基盤・インフラ分野へとビジネスドメインを拡大し、新たな顧客層の開拓を進めています。

第二に、挑戦し、自らを変革する中長期志向の経営を推進しています。情報技術の進歩に対応し、クラウドサービスや社内体制を常に新たな次元へと進化させることで、長期的な成長を目指しています。これには、人材育成やパートナー企業との連携強化も含まれます。

第三に、斬新かつ卓越したクラウドサービスの創造に取り組んでいます。最先端の情報技術を活用し、業務効率化や知識の集約を実現することで、顧客業務に革命をもたらすサービスの提供を目指しています。

これらの戦略を通じて、プロパティデータバンクは不動産管理業務のデジタルトランスフォーメーションを推進し、顧客の資産価値向上に貢献しています。同社は、不動産業界のIT化を促進し、業界標準システムとしての地位を確立することを目標にしています。