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ダイトーケミックスJP:4366
沿革
1938年11月 |
大阪府北河内郡(現 大東市 技術開発センター)に大東化学工業所として創業。群青の製造を開始。 |
1949年12月 |
株式会社大東化学工業所に改組(会社設立年月)。ナフトール染料(天然繊維用)を中心に製造販売。 |
1957年5月 |
分散アゾイック染料を上市、合成繊維用染料分野に進出。 |
1957年8月 |
ジアゾ感光紙用感光剤を上市、記録材料分野に進出。 |
1962年4月 |
写真材料分野に進出。 |
1964年2月 |
本社を大阪市東区(現 中央区)に移転。 |
1964年5月 |
東京都中央区に東京営業所を開設。 |
1972年10月 |
静岡県小笠郡(現 掛川市)に静岡工場を開設。 |
1974年10月 |
子会社鶴見興業株式会社(現 日本エコロジー株式会社)を設立。(現 連結子会社) |
1978年4月 1978年7月 |
電子材料(感光性材料)分野に進出。 ダイトー技研株式会社を設立。 |
1985年6月 |
子会社大東サービス有限会社(現 ディー・エス・エス株式会社)を設立。(現 連結子会社) |
1986年2月 |
医薬中間体分野に進出。 |
1991年10月 |
社名をダイトーケミックス株式会社に変更、本社を大阪市福島区に移転。 |
1993年9月 |
関連会社ダイトー技研株式会社を子会社とする。 |
1995年8月 |
子会社岩手ケミカル株式会社を設立。 |
1996年10月 |
大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1998年4月 |
福井県福井市に福井工場を開設。 |
2000年3月 |
静岡工場にて医薬品製造業許可を取得、医薬原体分野に進出。 |
2002年2月 2004年2月 2005年3月 |
本社を大阪市鶴見区に移転。 関連会社DAITO CHEMIX (CHINA) CO.,LTDを設立。 関連会社DAITO-KISCO Corporationを設立。(現 関連会社) |
2005年6月 |
関連会社DAITO CHEMIX (CHINA) CO.,LTDを子会社とする。 |
2007年5月 |
子会社ダイトー技研株式会社の全株式を譲渡。 |
2011年12月 |
子会社岩手ケミカル株式会社を清算。 |
2013年5月 2013年7月 |
子会社DAITO CHEMIX (CHINA) CO.,LTDを清算。 東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第二部は、東京証券取引所市場第二部に統合。 |
2017年10月 2022年4月 |
単元株式数を1,000株から100株に変更。 東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
ダイトーケミックスは、化成品事業と環境関連事業の二つの主要な事業セグメントを持つ企業です。化成品事業では、電子材料、イメージング材料、医薬中間体、その他化成品の製造・販売を行っています。このセグメントでは、ダイトーケミックス自身およびDAITO-KISCO Corporationが製品を製造・販売しており、一部の製品や原料はDAITO-KISCO Corporationから購入しています。また、ディー・エス・エス株式会社も化成品の製造・販売に関わり、物流管理や生産、環境・設備保全の業務請負を行っており、ダイトーケミックスは同社からも製品や原料の一部を購入しています。
環境関連事業では、産業廃棄物の処理および化学品のリサイクルを主な業務としています。このセグメントは、日本エコロジー株式会社が担当し、ダイトーケミックスは一部の廃液処理を同社に委託しています。これにより、ダイトーケミックスは化学品の製造から廃棄物処理まで、環境に配慮した事業活動を展開しています。
ダイトーケミックスグループは、これらの事業を通じて、電子材料や医薬中間体などの高機能化成品の提供と、産業廃棄物の処理や化学品のリサイクルといった環境保全に貢献するサービスを提供しています。これにより、同社は化学産業の持続可能な発展に貢献しています。
経営方針
ダイトーケミックスは、スペシャリティ・ファインケミカル企業グループとして、社会や顧客から一歩先を行く製品・技術・サービスの提供を通じて、更なる信頼獲得と安定的・持続的な成長を目指しています。同社は、コーポレートガバナンスやコンプライアンスの強化、製造と製品の環境・安全への配慮、サステナブルな社会実現への取り組みを重視しています。また、「ものづくり」メーカーとしての安全第一の姿勢、顧客満足の向上、既存技術の強化と新規技術の習得、健全な財務体質の向上、資源の有効活用、困難な課題への挑戦といった方針を掲げています。
経営課題としては、売上拡大と新製品開発のスピードアップ、生産性向上のための全体最適化、安全・品質・生産性向上のための設備投資の充実、人材育成・採用と社員教育の充実、コスト削減、グループ力の強化とシナジー効果の最大化を挙げています。2023年度(2024年3月期)の経営目標としては、売上高190億円、経常利益6億円、経常利益率3%以上を設定しています。
事業戦略では、化成品事業において電子材料分野、イメージング材料分野、医薬中間体分野、その他化成品分野での受託拡大や新規事業創出を推進しています。環境関連事業では、リサイクル分野の強化を図っています。成長投資としては、2023年度までの5年間で総額約80億円の設備投資、売上高研究開発費比率8%以上の計画、約80名の要員採用を計画しています。
これらの戦略と取り組みを通じて、ダイトーケミックスは、化成品事業と環境関連事業の両輪で、持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。