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メディカルシステムネットワークJP:4350
沿革
1999年9月 |
札幌市中央区に医療機関の業務合理化、医薬品流通の効率化を目的として株式会社メディカルシステムネットワーク(資本金10百万円)を設立 |
1999年11月 |
「医薬品情報システム」が完成、医薬品システム関連業務を開始 |
1999年12月 |
FAXによる医薬品売買仲立ちを開始 |
2000年1月 |
債権流動化サポート業務開始 |
2000年4月 |
医薬品ネットワークシステム(O/E system)が完成、稼動開始 |
2001年3月 |
有限会社システム・フォー(後に株式会社システム・フォー)を子会社化 |
2001年7月 |
株式会社システム・フォーを株式交換にて100%子会社化 |
2002年3月 |
大阪証券取引所 ナスダック・ジャパン市場上場 |
2002年12月 |
株式会社ファーマホールディング及び株式会社日本レーベンの株式を100%取得し子会社化 |
2005年2月 |
三井物産株式会社と共同出資にて株式会社エムエムネット(資本金200百万円、当社51%保有)を設立 |
2005年10月 |
株式会社ファーマホールディングが株式会社サンメディック(現株式会社なの花東日本)の株式を100%取得し子会社化 |
2005年10月 |
株式会社ファーマホールディングが株式会社阪急共栄ファーマシー(現株式会社なの花西日本)の株式を100%取得し子会社化 |
2007年1月 |
有限会社シー・アール・メディカル(現株式会社なの花中部)の出資口を100%取得し子会社化 |
2007年3月 |
株式会社北海道ハイクリップス(後に商号変更し株式会社エスエムオーメディシス)の株式を100%取得し子会社化 |
2008年9月 |
東京証券取引所 市場第二部上場 |
2008年11月 |
大阪証券取引所 ニッポン・ニュー・マーケット「ヘラクレス」市場上場廃止 |
2010年6月 |
東京証券取引所 市場第一部指定 |
2012年11月 |
株式会社阪神調剤薬局(現I&H株式会社)と業務提携 |
2013年5月 |
株式会社ファミリーマートと業務提携 |
2013年5月 |
三井物産株式会社との資本業務提携解消に伴い、株式会社エムエムネットを完全子会社化 |
2013年7月 |
株式会社エムエムネットを吸収合併 |
2013年7月 |
株式会社ファーマホールディング、阪神調剤ホールディング株式会社(現I&H株式会社)と共同出資の上、株式会社H&Mを設立 |
2013年11月 |
株式会社ファーマホールディングが株式会社トータル・メディカルサービスの株式を株式公開買付けにより98.96%取得し子会社化 |
2015年1月 |
芙蓉総合リース株式会社と戦略的包括提携 |
2015年4月 |
株式会社イーエムシステムズと業務提携 |
2015年6月 |
薬樹株式会社と業務提携 |
2016年5月 |
株式会社ファーマホールディングが株式会社ひまわり看護ステーションの株式を100%取得し、訪問看護事業を開始 |
2016年10月 |
株式会社ズーと業務提携 |
2017年1月 |
株式会社キャリアブレインと業務提携 |
2017年5月 |
オークラ情報システム株式会社と業務提携 |
2017年6月 |
株式会社エスエムオーメディシスを株式譲渡により非子会社化 |
2017年10月 |
株式会社システム・フォー、株式会社ファーマホールディング及び株式会社日本レーベンを吸収合併 |
2018年1月 |
株式会社アポテック(現株式会社なの花東北)の株式を100%取得し子会社化 |
2018年1月 |
株式会社ポラリスと業務提携 |
2018年2月 |
株式会社フェルゼンファーマがダイト株式会社と業務提携 |
2018年6月 |
株式会社フェルゼンファーマが後発医薬品の販売を開始 |
2019年1月 |
株式会社永冨調剤薬局の株式を100%取得し子会社化 |
2020年2月 |
株式会社H&Mを解散し、I&H株式会社との業務提携を終了 |
2020年10月 |
株式会社オプト(組織・商号変更により現在は株式会社リテイギ)と合弁契約を締結し、株式会社ファーマシフトを設立 |
2021年7月 |
株式会社ひまわり看護ステーションを吸収合併 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
事業内容
メディカルシステムネットワークとそのグループ企業は、複数の事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、地域薬局ネットワーク事業、賃貸・設備関連事業、給食事業、その他事業があります。
地域薬局ネットワーク事業では、同社が中核となり、地域薬局の経営管理を行っています。この部門では、薬剤師向けの専門書の出版や医薬品関連データの解析業務も手掛けています。また、医薬品ネットワーク部門では、薬局と医薬品卸売会社間の医薬品売買を仲介し、医薬品流通の効率化と薬局の経営支援を行っています。これには、医薬品ネットワーク業務、医薬品システム関連業務、債権流動化サポート業務が含まれます。
賃貸・設備関連事業では、薬局の立地開発や建物の賃貸業務、医師開業コンサルティング、メディカルモールやメディカルビルのコンサルティング、サービス付き高齢者向け住宅の運営などを行っています。この事業は、医療施設の設計施工監理や保険業務も含む広範なサービスを提供しています。
給食事業では、病院や福祉施設での給食サービスを提供しており、この分野では株式会社トータル・メディカルサービスや株式会社さくらフーズが活動しています。
その他事業としては、看護師が高齢者や疾患を持つ方の生活の場へ訪問し、看護ケアの提供や療養上の相談に乗る訪問看護業務を行っています。
これらの事業を通じて、メディカルシステムネットワークは医療・福祉分野で幅広いサービスを提供し、地域社会の健康と福祉の向上に貢献しています。
経営方針
メディカルシステムネットワークは、医療と生活の基盤を創造し、地域社会の健やかな暮らしに貢献することを企業理念としています。同社は、地域薬局部門と医薬品ネットワーク部門を中核事業とし、これらの事業を通じて地域に密着したサービスの提供を目指しています。
中長期的な経営戦略として、同社は2022年4月から4年間の「第6次中期経営計画」を策定しました。この計画では、地域薬局と医薬品ネットワーク加盟店を一体としたプラットフォームの拡大、良質な医療サービスの提供、医薬品流通市場の合理化に取り組むことが明記されています。また、薬局支援事業の拡大を推進し、2026年3月期には連結売上高1,400億円、連結営業利益65億円、営業利益率4.6%、連結EBITDA100億円を目標としています。
対処すべき課題として、同社は地域薬局ネットワーク事業セグメントの強化、医薬品ネットワーク部門の加盟店数増加、医薬品製造販売部門の安定供給体制の強化、デジタルシフト部門のサービス拡充などに取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、医薬品業界の課題に対応し、医療費削減と医薬分業の実現を目指しています。
メディカルシステムネットワークは、これらの戦略を基に、地域社会の健康と福祉の向上に貢献することを目指しています。