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メディカルシステムネットワークJP:4350
事業内容
メディカルシステムネットワークは、地域薬局ネットワーク事業、賃貸・設備関連事業、給食事業、その他事業の4つの事業セグメントを展開しています。
地域薬局ネットワーク事業では、地域薬局の経営管理を行い、薬剤師向けの専門書の出版や医薬品関連データの解析も手がけています。また、医薬品の流通効率化を図るため、医薬品ネットワーク業務やシステム関連業務、債権流動化サポート業務を提供しています。
賃貸・設備関連事業では、薬局の立地開発や建物の賃貸・管理を行い、医師開業コンサルティングや医療施設の開発・運営も手がけています。さらに、高齢者向け住宅の運営や医療施設の設計施工監理、保険業務も行っています。
給食事業は、病院や福祉施設内での給食事業を受託し、食事の提供を行っています。これにより、施設内の食事サービスの質を向上させることを目指しています。
その他事業では、訪問看護業務を通じて、高齢者や疾患を持つ方の在宅療養生活を支援しています。看護師が訪問し、看護ケアの提供や療養上の相談を行うことで、生活の質を向上させることを目指しています。
経営方針
メディカルシステムネットワークは、地域に密着した医療インフラの創造を目指し、地域薬局と医薬品ネットワークを中核に事業を展開しています。同社は、地域の健康を支える「まちのあかり」として、住み慣れた場所で安心して暮らせる環境づくりに貢献しています。
同社の中長期的な成長戦略は、2022年からの4年間を対象とした「第6次中期経営計画」に基づいています。この計画では、地域薬局と医薬品ネットワークのプラットフォーム拡大、医療サービスの質向上、流通市場の合理化を推進しています。しかし、事業環境の変化により計画達成が困難となり、2025年秋の長期ビジョン公開を目指しています。
同社は、地域薬局部門での在宅医療強化や薬剤師の業務拡充を進め、医薬品ネットワーク部門では営業体制の強化とサービス拡充を図っています。さらに、デジタルシフト部門では「つながる薬局」の導入拡大を目指し、2026年までに各部門での目標達成を計画しています。
また、賃貸・設備関連事業では高齢者向け住宅の入居率向上を目指し、給食事業や訪問看護事業では収支の安定化を図っています。財務面では、コストコントロールを徹底し、自己資本比率の向上を通じて財務体質の強化を進めています。