TACJP:4319

時価総額
¥33.5億
PER
資格教育、実務教育を核に、個人向けの「資格の学校TAC」、法人向け研修「(株)LUAC」、出版「(株)早稲田経営出版」、人材紹介・派遣「(株)TACプロフェッションバンク」等を展開。

沿革

1980年12月

資格受験指導を目的とする東京アカウンティング学院株式会社として、東京都千代田区神田神保町に設立

東京TAC校、大阪TAC校(現  大阪TAC梅田校)、名古屋TAC校を開設

公認会計士講座、税理士試験講座、日商簿記検定試験講座を開講

1985年5月

情報処理技術者試験講座を開講

1986年4月

宅地建物取引主任者(現・宅地建物取引士)試験講座を開講

1986年8月

横浜TAC校を開設

1986年11月

社会保険労務士試験講座を開講

1987年6月

行政書士試験講座を開講

1988年3月

商号をタック株式会社に変更

1988年8月

英文会計講座を開講

1989年1月

東京TAC水道橋校を開設

1989年3月

中小企業診断士試験講座を開講

1989年6月

米国公認会計士試験講座を開講

1990年9月

証券アナリスト試験講座を開講

1991年4月

京都TAC校を開設

1991年6月

不動産鑑定士試験講座を開講

1992年5月

FP(ファイナンシャル・プランナー)試験講座を開講

1993年9月

本社を現在地(東京都千代田区神田三崎町)に移転

九州地区での拠点として福岡ティー・エー・シー株式会社(2002年4月に吸収合併)を設立し、福岡TAC校を開設

1994年6月

公務員試験講座を開講

1994年9月

東京TAC池袋校を開設

1998年2月

東京TAC町田校を開設

1998年3月

大阪TACなんば校を開設

1999年6月

大宮TAC校を開設

1999年8月

東京TAC水道橋駅前校(2004年8月に閉鎖)を開設

1999年12月

神戸TAC校を開設

2000年4月

TACビジネススクールを開講

2001年5月

人材ビジネスを目的とする株式会社TACプロフェッションバンク(旧社名:株式会社TACキャリアサポート(現・連結子会社))を設立

2001年5月

CompTIA試験講座を開講

2001年8月

マンション管理士/管理業務主任者試験講座を開講

2001年9月

インターネットを利用したWeb通信講座を開始

2001年10月

JASDAQ市場に上場、東京TAC八重洲校を開設

2002年6月

商号をTAC株式会社に変更

2003年1月

東京証券取引所の市場第二部に移籍上場

2003年4月

東京TAC新宿校を開設

2004年3月

東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定

2004年9月

ダウンロード通信講座を開始

2005年1月

中国大連市に泰克現代教育(大連)有限公司を合弁会社として設立

2005年4月

札幌TAC校、仙台TAC校を開設、DVD講座を開始

2005年8月

東京TAC東京本校を閉鎖

2005年9月

東京TAC渋谷校を開設

2006年10月

株式会社TACプロフェッションバンク梅田オフィスを開設

2007年6月

東京TAC立川校、日吉TAC校を開設

2007年9月

広島校(提携校)を直営校化、公認内部監査人(CIA)講座を開講

2008年2月

株式会社LUAC(旧社名:株式会社日本アンダーライター・アカデミー(現・連結子会社))を設立、通関士講座を開講

2008年5月

知的財産管理技能検定講座を開講

2008年9月

BATIC(国際会計検定)講座を開講

2008年10月

東京TAC早稲田校を開設

2008年11月

IPO実務検定講座を開講

2009年7月

津田沼TAC校を開設

2009年9月

株式会社KSSよりWセミナー事業(資格取得支援事業・出版事業)を譲り受けるとともに、同出版事業を吸収分割により株式会社早稲田経営出版(現・連結子会社)に承継

株式会社KSSより承継した司法試験、司法書士、弁理士、公務員(国家Ⅰ種(現・国家総合職)・外務専門職)、マスコミ・就職対策講座を開講

株式会社KSSより承継した高田馬場校(2011年7月に閉鎖)、お茶の水校(2010年7月に閉鎖)、中大駅前校をTAC各校として開設

2010年1月

財務報告実務検定講座を開講

2010年3月

日吉TAC校を自社保有物件として竣工、TOEIC(R)L&R TEST講座を開講

2011年3月

早稲田TAC校を自社保有物件として竣工

2011年4月

株式会社TACグループ出版販売を設立(2022年3月に株式会社早稲田経営出版に吸収合併)

2011年8月

中国大連市に太科信息技術(大連)有限公司(現・連結子会社)を設立

2011年10月

泰克現代教育(大連)有限公司を増資し子会社化(非連結)(2023年4月に持分を全額譲渡)

2012年5月

株式会社プロフェッションネットワーク(合弁会社)を設立

2012年11月

建築士講座を開講

2012年12月

株式会社TAC総合管理(現・連結子会社)を設立

2013年5月

株式会社オンラインスクール(現・連結子会社)を設立

2013年10月

教員試験対策講座を開講

2013年12月

株式会社増進会出版社と資本・業務提携

2014年6月

株式会社医療事務スタッフ関西(現・連結子会社)及び株式会社クボ医療(2023年4月に株式会社医療事務スタッフ関西に吸収合併)を買収

2014年12月

株式会社TAC医療を設立(2018年8月に株式会社TACプロフェッションバンクに吸収合併)

2015年7月

株式会社TMMCと資本・業務提携

2016年3月

マイナンバー実務検定講座を開講

2017年5月

企業経営アドバイザー講座を開講

2017年9月

賃貸不動産経営管理士講座を開講

2018年10月

電験三種講座を開講

2021年6月

監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行

2022年4月

東京証券取引所スタンダード市場に移行

事業内容

TACグループは、個人教育事業、法人研修事業、出版事業、人材事業の4つの主要セグメントで構成されています。個人教育事業では、公認会計士や税理士などの資格試験指導を行っており、「資格の学校TAC」として知られています。このセグメントには、TAC総合管理、太科信息技術(大連)有限公司(大連オペレーションセンター)、オンラインスクールが含まれます。法人研修事業では、企業や大学などに対して資格取得研修や実務研修を提供しており、このセグメントはLUACが担当しています。

出版事業では、早稲田経営出版が資格講座や実務研修の教育コンテンツを活用した出版物を提供しています。人材事業では、TACプロフェッションバンク、医療事務スタッフ関西、クボ医療が、人材紹介・派遣事業やインターネットによる求職・求人Webサイトの運営を行っています。また、プロフェッションネットワークは、実務情報誌の発行を行う持分法適用関連会社です。

TACグループは、これらの事業を通じて、社会人や大学生を対象にした資格教育や実務教育を核とした人材育成を展開しており、資格取得を目指す受講者に対して多岐にわたるサポートを提供しています。

経営方針

TACは、1980年の設立以来、会計・税務分野から始まり、法律、不動産、金融、公務員・労務、情報、医療、理系分野に至るまで、幅広い分野でのプロフェッショナル人材の養成に取り組んできました。同社は、社会人や大学生を対象に資格教育や実務教育を核とした人材育成事業を展開し、個人教育事業、法人研修事業、出版事業、人材事業の4つの主要セグメントを通じて、多様なニーズに応えるサービスを提供しています。

中長期的な経営戦略として、TACグループは教育ビジネスと人材ビジネスを強固に結びつけ、双方のビジネス拡大を目指しています。これにより、安定的な売上成長と売上高営業利益率の向上を実現し、株主価値の向上に努めています。また、経営環境の変化に対応し、教育ノウハウや合格実績に裏打ちされたTACブランドを生かして、ビジネスの拡大と事業間のシナジーを最大限に発揮することを目指しています。

経営上の課題としては、コロナ後の社会状況の見極めと個人教育事業の早期回復、新たな事業領域への挑戦、株価純資産倍率の改善が挙げられます。これらの課題に対して、社会の変化を機敏に察知し、適時に事業運営に反映させること、新商品の開発や業務提携、M&Aを推進することで、中長期的な成長機会の創出に取り組んでいます。

TACグループは、これらの戦略を通じて、社会の発展に貢献し、全てのステークホルダーに価値を提供し続けることを目指しています。