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ハイマックスJP:4299
事業内容
ハイマックスは、株式会社エスビーエスと共に、コンピュータ・ソフトウェアのシステム・ライフサイクル全般にわたる高付加価値ソリューションを提供しています。事業は単一のバリュー・ソリューションサービス事業として展開されており、セグメント情報は特に記載されていません。
ハイマックスの事業は、システムの企画から設計・開発、稼働後のメンテナンスまでをカバーしています。システムのライフサイクルにおいて、次期システムの企画がメンテナンス中に立ち上がるという流れを持っています。
具体的なサービスとしては、システム・ソリューションサービスとシステム・メンテナンスサービスがあります。前者はシステム化計画のコンサルティングから設計・開発、テスト、導入までを一貫して提供します。後者は稼働後のシステムに対する信頼性の高いメンテナンスを行います。
メンテナンスサービスは、長期的な受注の確保と業務ノウハウの蓄積を可能にします。また、次期システムへの提案営業を通じて、企画段階からの継続受注を目指しています。ハイマックスは、これらのサービスの一部を株式会社エスビーエスに委託しています。
経営方針
ハイマックスは、情報サービス業界において高付加価値ソリューションを提供し、顧客の競争力を高めることを基本方針としています。同社は、システム・ライフサイクル全般にわたるサービスを展開し、特に保険業界において強みを持っています。長年の業務ノウハウを活かし、生命保険会社の基幹システム開発において実績を積んでいます。
同社は、2024年3月期を初年度とする中期経営計画『NEXT C⁴』を策定し、安定的かつ着実な成長を目指しています。主な戦略として、受託開発事業の拡大、デジタル技術を活用したDX案件の積極的受注、人的資本への投資、開発人員の増強、業務・資本提携やM&Aの推進を掲げています。
2026年3月期の業績目標は、連結売上高20,000百万円、連結営業利益1,820百万円と設定されています。DX案件の売上高比率を25%に拡大し、ROEを毎年12%水準で確保することを目指しています。これにより、持続可能な成長を実現し、企業価値の向上を図ります。
ハイマックスは、DX技術者の育成とスキルアップを進め、生成AIを活用した自社製品「ジシャナビ」をリリースしました。これにより、社内業務の自動化を推進し、品質と生産性の向上を図っています。また、生成AI開発プラットフォームの研究を継続し、AI技術者の育成を計画的に進めています。
同社は、サステナビリティと人的資本投資を重視し、CO₂排出削減目標を設定しています。社員満足度調査を基に、柔軟な働き方の推進や処遇の改善を通じて、社員エンゲージメントと幸福度の向上を目指しています。これにより、持続可能で豊かな社会の実現に貢献しています。