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ダイキョーニシカワJP:4246
事業内容
ダイキョーニシカワは、国内外に展開する自動車部品の製造・販売を主な事業とする企業です。同社は、連結子会社14社と関連会社1社を含むグループを形成し、商社やメーカーから原材料を仕入れ、自動車部品や住宅部品を製造し、自動車メーカーや住宅機器メーカーに販売しています。
同社の事業セグメントは、日本、中米・北米、アセアン、中国・韓国の4つに区分されています。日本では、自動車部品事業、住宅部品事業、サポート事業を展開し、各セグメントで異なる製品やサービスを提供しています。自動車部品事業では、インストルメントパネルやバンパーなどの製造を行っています。
中米・北米、アセアン、中国・韓国の各地域でも、自動車部品事業を展開しています。例えば、メキシコや米国では、DaikyoNishikawa MexicanaやDaikyoNishikawa USAが自動車樹脂部品の製造・販売を担当しています。アセアン地域では、タイやインドネシアでの製造・販売を行っています。
同社は、提案型の総合プラスチックメーカーとして、開発から品質保証までを手がけています。材料開発や新工法、新設備の開発を通じて新製品の提案を行い、多彩な生産技術を有することが強みです。これにより、多品種変量かつ厳しい納期管理にも対応できる体制を整えています。
また、同社はプラスチックの特性を活かし、機能性・安全性・強度・耐久性・環境配慮など、より付加価値の高い製品の提供を目指しています。常に新しい発見と可能性を追求し、軽量で加工自由度が高い製品の開発と提案を行っています。
経営方針
ダイキョーニシカワは、樹脂製品を通じて持続可能な社会の実現を目指し、長期ビジョン「Vision 2040」を掲げています。このビジョンでは、樹脂の循環サイクルを確立し、新たな分野への商品提供を進めることを目指しています。また、社員のエンゲージメント向上を図り、全社員が会社に誇りを持つことを目指しています。
同社の中期経営計画は、2027年度を最終年度とし、樹脂の循環サイクルを実現した商品のモデルを生み出すこと、ビジネスパートナーを倍増させるマーケティングの実施、そして社員が能力を最大限に発揮できる職場環境の整備に焦点を当てています。これにより、持続可能な成長を図ります。
ダイキョーニシカワは、顧客戦略、商品戦略、ものづくり戦略、経営基盤戦略の4つを柱に、経営戦略を推進しています。具体的には、樹脂による新たな市場開拓や営業機能の強化、次世代製品の品質マネジメント体制の実現、デジタル技術を活用した業務プロセスの改革などを進めています。
同社は、連結売上高1,800億円、売上高営業利益率7%、ROE9%を中期経営目標とし、カーボンニュートラルやダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進をサステナビリティに関するKPIとして掲げています。これにより、持続可能な成長と社会貢献を両立させることを目指しています。