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ニックスJP:4243
沿革
1949-02 | 東京都大田区下丸子に、ステンレスポンプ及びバルブ類の製作販売を事業目的として不二機械製作株式会社を設立。 |
1953-04 | 日幸工業株式会社に商号変更(注)。電機部品とビニール製品の製造販売を開始。 |
1956-03 | ラミネート製品の製造販売を開始。 |
1956-08 | プラスチック生産のため、東京都大田区下丸子に下丸子工場建設。 |
1960-04 | 日立製作所と共同でプラスチック・マークバンドを開発。後の工業用ファスナーの基礎となる。 |
1966-08 | 初の自社ブランド製品「ニッコーマークバンド」販売開始。 |
1968-05 | 米国へ「ニッコーマークバンド」の輸出を開始。 |
1970-09 | 東京都大田区下丸子に開発部(現・R&Dセンター)を新設。 |
1975-04 | 各種工業用ファスナーの生産開始。 |
1980-08 | 自社開発製品の拡販のため代理店制度をスタート。同時に大阪市淀川区に、大阪事務所(現・大阪オフィス)を開設。 |
1982-04 | 米国W.H.BRADY社と日本における同社製の高性能ラベルの総代理店契約を締結。 |
1985-10 | 名古屋地区の販路拡大を目的として名古屋市東区に名古屋事務所(現・名古屋オフィス)を開設。 |
1987-10 | プラスチック部品の生産拠点として、神奈川県津久井郡津久井町(現・相模原市緑区)に津久井事業所(津久井工場)を開設。 |
1992-04 | 本社を横浜市中区に移転。 |
1992-05 | 電子機器製品の新しい生産拠点として、神奈川県相模原市に相模原事業所(調達センター)を設置、同時に神奈川県相模原市に開発拠点として、R&Dセンターを開設。 |
1995-01 | 米国での販路拡大を目的に、米国カリフォルニア州に、NIX OF AMERICA(現連結子会社)を設立。 |
2001-01 | 株式会社ニックスに社名を変更、横浜市西区みなとみらいに本社を移転。 |
2002-09 | 財団法人日本緑化センターより、津久井工場が緑化優良工場表彰を受賞。 |
2002-11 | 本社及び津久井工場がISO14001の認証を取得。 |
2003-10 | 中国での販路拡大を目的に、中国香港に香港日幸有限公司(現連結子会社)を設立。 |
2007-09 | ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2009-08 | 北米地域におけるNIXAM(新素材)関連製品の新市場開拓調査のため、北米支店を開設。 |
2010-04 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場(現・東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場 |
2010-05 | 中国での現地生産・販売を目的に、中国中山市に合弁会社「中山日幸精密機械有限公司」(持分法適用関連会社)を設立。 |
2010-11 | ㈱竹中工務店と共同開発したARバグバンパー(ARINIX Ⅱシリーズ)が「2010年超モノづくり大賞ものづくり生命文明機構理事長賞」を受賞。 |
2011-06 | 中国他アジアでの販路拡大を目的に、中国上海市に上海日更国際貿易有限公司(現連結子会社)を設立。 |
2012-08 | ASEANでの拡販を目的に、タイ王国バンコクに NIX TRADING(THAILAND)LTD.(連結子会社)を設立。 |
2013-07 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の証券市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2016-02 | 中国での現地生産・供給体制強化を目的に、中国珠海市に合弁会社「珠海立高精機科技有限公司」(現持分法適用関連会社)を設立。 |
2016-11 | 販路拡大を目的に、タイ王国バンコクに NIX(THAILAND)LTD.(現連結子会社)を設立。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
ニックスは、自社および連結子会社4社(NIX OF AMERICA、香港日幸有限公司、上海日更国際貿易有限公司、NIX (THAILAND) LTD.)と持分法適用関連会社1社(珠海立高精機科技有限公司)を含むグループで構成されています。同社グループは、工業用プラスチック製品の企画、開発、製造、販売を主軸に事業を展開しています。
国内市場では、事務機器、生産設備、自動車、住宅設備、環境衛生業界などへ直接販売するほか、専門商社や販売代理店を通じて製品を提供しています。海外では、北米地区にはNIX OF AMERICAを通じ、中国やその他アジア市場には香港日幸有限公司、上海日更国際貿易有限公司、NIX (THAILAND) LTD.を通じて製品を販売。その他の地域では、国内外の商社を介して製品を提供しています。
同社グループの事業は大きく分けて、工業用プラスチック部品事業、生産設備治具、その他に分類されます。工業用プラスチック部品事業では、プラスチック・ファスナーやNIXAM応用製品などがあり、これらは自動車、電気・電子、OA、通信、住宅設備分野で使用される精密機能部品です。特に、リサイクルファスナーや耐熱ファスナーは、高い特性を持つエンジニアリング・プラスチック素材を使用しています。また、生産設備治具としては、電子部品の自動実装機用治具である「ラック」があり、プリント基板の移送保管に使用されます。その他の事業としては、プラスチック製品成形用の「金型」があります。これらの製品は、大量生産に適した治具として機能します。
ニックスグループは、これらの製品を通じて、多岐にわたる産業分野に対して高品質なプラスチック製品の提供を行っており、国内外の市場で事業を展開しています。
経営方針
ニックスは、「Nothing to Something」のスローガンのもと、常に変化を追求し、新製品、技術、サービスを顧客に提供することを経営理念としています。同社は、社員の人格形成と公正な活動を通じた顧客満足を重視し、これを企業価値の増大に繋げることを目指しています。2025年9月期を目標年度とする中期経営計画では、売上高営業利益率10%の達成を目指し、収益向上と支出抑制のバランス改善に取り組んでいます。具体的には、グローバル市場での顧客課題解決や新事業の確立、IT化や自動化による生産性向上などが挙げられます。
また、ニックスは、持続可能な開発目標(SDGs)を指針に、サステナビリティへの貢献をミッションとして掲げています。これにより、ビジネス領域の拡大と企業の持続的発展を目指しています。経営環境の変化に対応するため、新製品開発や新分野への挑戦、利益率の改善、海外拠点との連携強化などが優先課題とされています。
同社グループは、工業用プラスチック製品の企画、開発、製造、販売を主軸に、国内外で事業を展開しています。特に、高付加価値製品への生産能力強化や、素材開発力と設計力の連携による新製品開発に注力しています。また、環境対応型ビジネスの展開や、原料費上昇への対策としての生産性改善、グローバル交渉力の強化などを進めています。
ニックスは、技術力と組織能力を活かし、顧客に感動を与える価値創造企業としての成長を目指しており、すべてのステークホルダーから信頼される優良企業を目指す戦略を推進しています。