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タイガースポリマーJP:4231
沿革
1948-12 | タイガースゴム工業株式会社(大阪市東成区)を組織変更設立、ゴム製品の製造販売を開始。タイガースゴム株式会社に商号変更。 |
1953-05 | 光護謨工業㈱を買収、ゴム車輪の製造開始。 |
1956-05 | 日本繊維工業㈱と提携、消防ホース分野に進出。電気掃除機用ゴムホースの製造開始。 |
1957-04 | 電気掃除機用ビニールホースを開発。 |
1959-06 | 武庫川工場(兵庫県尼崎市)を新設、ビニールホースの製造を開始。 |
1960-06 | 東京出張所を開設(現・東京支店)。 |
1963-05 | 名古屋出張所を開設(現・名古屋支店)。 |
1964-01 | 大阪府高槻市に本社を移転(1980年9月大阪府豊中市へ移転)、ならびに大阪工場を新設。 |
1968-09 | 販売代理店山田ゴム工業㈱に資本参加(2012年5月保有全株式を売却)。 |
1971-11 | 栃木工場(栃木県塩谷郡)を新設。 |
1973-06 | タイガースポリマー株式会社に商号を変更。広島営業所を開設(現・広島支店)。 |
1977-03 | シンガポールにホース製造会社Tigers Polymer Singapore Pte. Ltd.を設立(2012年2月清算結了)。 |
1977-06 | 販売代理店大阪タイガース工販㈱(2016年4月タイガース工販㈱へ商号変更)を設立(現・連結子会社)。 |
1978-03 | 米国イリノイ州にKuriyama of America Inc.との合弁にてホース製造会社Tigerflex Corporationを設立(現・連結子会社)。 |
1979-07 | 販売代理店㈲見市商会を設立(2019年3月保有株式を一部売却)。 |
1981-02 | 岡山工場(岡山県備前市)を新設。 |
1981-08 | 開発研究所を新設(武庫川工場内)。 |
1986-05 | 神戸市西区に開発研究所を新設移転。 |
1987-02 | 大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄に上場。 |
1987-03 | ホース製造会社㈱中山製作所(大阪府茨木市・2000年10月ラバー・フレックス㈱へ商号変更)を設立(現・子会社)。 |
1987-04 | 米国オハイオ州に成形品製造会社Tigerpoly Manufacturing Inc. を設立(現・連結子会社)。 |
1990-09 | 大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄の指定解除。 |
1991-04 | 静岡工場(静岡県掛川市)を新設。 |
1994-01 | タイにホース及び成形品製造会社Tigerpoly(Thailand)Ltd. を設立(現・連結子会社)。 |
1994-11 | 中国浙江省にホース製造会社杭州泰賀塑化有限公司を設立(現・連結子会社)。 |
1995-03 | 武庫川工場を閉鎖。 |
1995-04 | 旧武庫川工場跡地にホース製造会社武庫川化成㈲(2014年11月武庫川化成㈱へ商号変更)を設立(現・連結子会社)。 |
1997-02 | マレーシアにホース製造会社Tigers Polymer(Malaysia)Sdn. Bhd.を設立(現・連結子会社)。 |
1999-07 | Tigers Polymer Singapore Pte. Ltd.で製造していたホースの生産拠点をTigers Polymer(Malaysia)Sdn.Bhd.へ移転。 |
2000-04 | 成形品製造会社高槻化成㈲(2015年5月高槻化成㈱へ商号変更)を設立、2001年4月操業(現・連結子会社)。東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2001-03 | 大阪工場を閉鎖。 |
2004-12 | 中国広東省に成形品製造会社広州泰賀塑料有限公司を設立(現・連結子会社)。 |
2005-03 | 東京・大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定を受ける。 |
2010-04 | 福岡支店を広島支店福岡分室から独立(2022年3月閉鎖)。 |
2012-02 | メキシコ合衆国グアナファト州に成形品製造会社Tigerpoly Industria de Mexico S.A. de C.V. を設立(現・連結子会社)。 |
2014-04 | 仙台営業所を東京支店仙台分室から独立(2020年3月閉鎖)。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。 |
事業内容
タイガースポリマーは、多岐にわたる製品とサービスを提供する企業で、その事業は主に3つのセグメントに分類されます。これらのセグメントは、ホース、ゴムシート、成形品に関連する製品群を中心に展開しています。
まず、ホース部門では、家電用ホース(掃除機用、洗濯機用、エアコン用)と産業用ホース(一般産業用、土木建築用、住宅用等)を製造・販売しています。このセグメントにおける主要な関係会社には、日本のタイガースポリマー、武庫川化成株式会社、ラバー・フレックス株式会社、米州のTigerflex Corporation、東南アジアのTigers Polymer (Malaysia) Sdn. Bhd.、Tigerpoly (Thailand) Ltd.、中国の杭州泰賀塑化有限公司が含まれます。
次に、ゴムシート部門では、シート(パッキング材・緩衝材等として使用)およびマット(主として玄関用)の製造・販売を行っています。このセグメントは主に日本のタイガースポリマーが担当しています。
最後に、成形品部門では、ゴム成形品(ゴムを主原料とした押出成形・プレス成形製品)と樹脂成形品(合成樹脂を主原料としたブロー成形・射出成形製品)を主に自動車部品として製造・販売しています。このセグメントには、日本のタイガースポリマー、高槻化成株式会社、米州のTigerpoly Manufacturing, Inc.、Tigerpoly Industria de Mexico S.A. de C.V.、東南アジアのTigerpoly (Thailand) Ltd.、中国の杭州泰賀塑化有限公司、広州泰賀塑料有限公司が関連しています。
さらに、タイガースポリマーグループの製品は、タイガース工販株式会社によって販売されています。これらの事業セグメントを通じて、タイガースポリマーは幅広い産業分野に対して高品質な製品とサービスを提供し続けています。
経営方針
タイガースポリマーは、その経営理念に基づき、長期的な企業価値の向上と株主利益の増進を目指しています。同社は、経済活動を通じて社会に貢献し、すべてのステークホルダーの信頼と期待に応えることを重視しています。また、市場の変化に迅速かつ柔軟に対応し、顧客指向を信念として掲げています。
経営の基本方針として、ホース、ゴムシート、モールド(成形品)の3つの基本技術を核とし、家電、自動車、土木・建築・住宅、産業資材の4つの市場に製品を供給しています。同社は、ニッチ市場での高シェア獲得を目指し、経営資源の集中化を図っています。また、海外での需要拡大に対応するため、現地生産・販売を基本としたグローバル展開を進めており、技術開発にも力を入れています。
具体的な施策として、国内外の営業活動を通じて売上高の増加を目指し、開発研究所への資源投入による新製品開発や生産技術の改善、品質・安全・環境対策の強化などに注力しています。また、海外子会社の管理手法の洗練や人材育成、内部統制の整備にも取り組んでいます。
コーポレートガバナンスの強化も同社の重要な取り組みの一つです。社外取締役や監査役の選任、重要会議への出席励行、監査室の設置などにより、効率的な内部統制システムの構築と経営の合理化・効率化を図っています。
経営環境の変化に対応するため、タイガースポリマーは「売上・収益計画の必達」、「連結経営の強化」、「企業体質の強化」を重要視しています。製品の質向上、新製品・技術の開発、製造効率の改善、コスト削減、グローバル調達の最適化などを通じて、競争力の強化と持続的な成長を目指しています。