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大倉工業JP:4221
沿革
1947年7月 |
高松市において旧倉敷飛行機株式会社の役員、従業員の一部をもって木材業を主体として、 |
1951年11月 |
商号を四国実業株式会社に変更 |
1955年9月 |
ポリエチレン加工業に進出のため丸亀工場建設に着手、1956年1月完成、操業を開始 |
1955年11月 |
商号を大倉工業株式会社に変更 |
1959年10月 |
東京工場完成、操業を開始 |
1960年12月 |
大阪工場及び福岡工場完成、操業を開始 |
1962年1月 |
大阪証券取引所市場第二部に上場 |
1962年4月 |
丸亀市中津町(現本社所在地)に本社工場(のちに丸亀第一工場)完成、操業を開始、 |
1962年10月 |
ラワン合板の生産に進出のため本社工場隣接地に第二工場(のちに丸亀第二工場)を建設、 |
1964年1月 |
二次加工合板に進出のため本社工場内に加工合板工場(のちに丸亀第三工場、その後 |
1964年5月 |
岡山工場完成、操業を開始 |
1964年7月 |
熊本工場完成、操業を開始 |
1964年10月 |
静岡工場完成、操業を開始 |
1966年1月 |
ハウス事業部を新設、土地造成ならびに建物の建売事業を開始 |
1967年7月 |
東京証券取引所市場第二部に上場 |
1967年11月 |
埼玉工場完成、操業を開始 |
1968年2月 |
詫間工場完成、操業を開始 |
1968年7月 |
冷凍事業部(のちに丸亀冷蔵営業所)を新設、旧丸亀工場敷地に冷凍冷蔵倉庫を建設、 |
1970年5月 |
東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場 |
1971年1月 |
木材部門を分離し、大倉建販㈱に営業設備を賃貸してこの事業を譲渡 |
1971年2月 |
詫間工場内にパーティクルボード工場完成、操業を開始 |
1971年4月 |
滋賀工場完成、操業を開始、これに伴い大阪工場を廃止 |
1972年9月 |
本店を丸亀市に移転 |
1973年4月 |
東京・大阪両営業所を支店に昇格 |
1973年7月 |
高松市にビジネスホテル完成、子会社㈱オークラホテルを設立して運営を委託し営業を開始 |
1976年5月 |
詫間工場内に加工ボード工場完成、操業を開始 |
1977年5月 |
第四工場(現丸亀第四工場)完成、操業を開始 |
1978年7月 |
子会社大倉建販㈱及び㈱オークラホテルを吸収合併 |
1983年8月 |
港町工場完成、操業を開始 |
1986年4月 |
名古屋・福岡両営業所を名古屋支店、九州支店に昇格 |
1987年4月 |
新規材料事業部及びホテル事業部を新設 |
1988年3月 |
オークラホテル丸亀の営業を開始 |
1990年9月 |
新規材料事業部の第二機能材工場完成、1991年3月操業を開始 |
1991年4月 |
詫間工場内に部材加工工場完成、操業を開始 |
1991年9月 |
埼玉工場内に東松山製版工場完成、操業を開始 |
1991年11月 |
電算室及び港町工場を分離独立し、オークラ情報システム㈱(現・連結子会社)及び |
1992年1月 |
丸亀第五工場完成、操業を開始 |
1995年2月 |
仲南工場完成、操業を開始 |
1995年12月 |
詫間工場内の合板工場を廃止 |
1996年11月 |
オークラホテル丸亀及びオークラホテル高松を分社化し、㈱オークラホテル丸亀及び |
1999年5月 |
丸亀第二工場内の合板工場を廃止 |
2001年9月 |
福岡工場と熊本工場を統合し名称を九州工場(第二事業所)に変更、これに伴い福岡工場を廃止 |
2003年4月 |
住宅事業を分社化し、㈱オークラハウス(現・連結子会社)を設立し、営業を開始 |
2003年5月 |
大阪証券取引所市場の上場を廃止 |
2003年6月 |
丸亀第三工場を詫間工場内に移転し、詫間工場と統合 |
2003年9月 |
丸亀冷蔵営業所を廃止 |
2004年1月 |
㈱オークラホテル丸亀及び㈱オークラホテル高松が合併し、オークラホテル㈱ |
2004年9月 |
合成樹脂事業の九州地区を分社化し、㈱九州オークラ(現・連結子会社)を設立 |
2006年4月 |
丸亀第一工場を仲南工場へ移転統合するとともに分社化し、㈱オークラプロダクツ香川を設立 |
2007年5月 |
㈱九州オークラが㈱大成を吸収合併 |
2007年7月 |
合成樹脂事業の主として関西・中部地区の汎用製品事業を分社化し、㈱関西オークラを設立 |
2008年4月 |
㈱OKプロダクツ岡山が中村化成㈱を吸収合併 |
2008年11月 |
エビス工業㈱を清算 |
2009年1月 |
高松営業所を廃止するとともにプレカット事業を分社化し、㈱オークラプレカットシステム |
2016年7月 |
㈱オークラプロダクツ香川が㈱OKプロダクツ岡山を吸収合併し、㈱オークラプロダクツ |
2018年1月 |
オークラホテル㈱が㈱岡山ビジネスホテルを吸収合併 |
2019年1月 |
合成樹脂事業の主として東日本地区のラミネート製品事業及びアグリマテリアル製品事業を 分社化し、㈱埼玉オークラ(現・連結子会社)を設立 |
2019年3月 |
オークラホテル㈱のオークラホテル高松が固定資産売却に伴い、営業を終了 |
2021年5月 |
オークラホテル㈱の岡山ビジネスホテルが固定資産売却に伴い、営業を終了 |
2022年1月 |
㈱関西オークラが㈱関東オークラを吸収合併し、㈱KSオークラ(現・連結子会社)に商号変更 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
2023年5月 |
ベトナムにOKURA VIETNAM CO., LTD.(現・非連結子会社)を設立 |
事業内容
大倉工業グループは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、合成樹脂事業、新規材料事業、建材事業、そしてその他の事業があります。
合成樹脂事業では、ポリエチレンやポリプロピレンなどの各種製品の製造販売を行っており、KSオークラ、九州オークラ、埼玉オークラ、無錫大倉包装材料有限公司(子会社)、尤妮佳包装材料(天津)有限公司(関連会社)などがこのセグメントに含まれます。また、製品の加工に関しても、オークラプロダクツ、カントウ、オークラパック香川などの子会社が活動しています。
新規材料事業では、オー・エル・エス㈲(関連会社)が製品を購入する事業を展開しています。
建材事業においては、オークラプレカットシステム(子会社)が製品の販売、木材加工事業、宅地造成及び建物の建築販売を手掛けています。また、大友化成㈱(関連会社)もこのセグメントに関連しています。
その他の事業としては、ホテル事業をオークラホテル㈱(子会社)が、情報処理システム開発事業をオークラ情報システム㈱(子会社)が、損害保険代理業務を大倉産業㈱(子会社)が、そして有線テレビ放送事業を中讃ケーブルビジョン㈱(関連会社)が担っています。
さらに、接着剤製品及びプラスチック製品の製造・販売を目的として、OKURA VIETNAM CO., LTD.(子会社)が2023年5月22日に設立され、2025年1月の稼働開始を予定しています。これらの事業を通じて、大倉工業グループは幅広い分野での事業展開を進めています。
経営方針
大倉工業グループは、経営ビジョン「Next10(2030)」を軸に、事業ポートフォリオの深化を目指しています。このビジョンは、新型コロナウイルス感染症の影響や脱炭素社会への移行といった外部環境の変化に対応するために策定されました。同社は、社会課題の解決と顧客価値の向上を通じてビジネスモデルを変革し、持続可能な成長を目指しています。
2022年度から2024年度までの中期経営計画では、「土台作り&基盤強化」を第二ステージと位置づけ、事業ポートフォリオの高度化に注力しています。成長市場への投資拡大や生活サポート製品群の環境貢献を通じた再定義を進め、さらなる成長を目指しています。また、ESG経営を重視し、環境・社会・ガバナンスの観点から企業価値の向上を図っています。
具体的な取り組みとしては、合成樹脂事業では環境貢献製品の拡充や高機能製品の提供に注力。新規材料事業では、表示体市場向けのフィルム生産能力の増強や車載・ハイエンドディスプレイ分野での事業拡大を目指しています。建材事業では、環境貢献製品のフル生産・販売による売上高増加や環境負荷低減製品の販売拡大を図っています。
大倉工業グループは、これらの戦略を通じて、選択と集中による収益力強化や、注力分野である「情報電子」「モビリティ」「環境・エネルギー」「ライフサイエンス」への研究開発のスピードアップ、早期事業化を目指しています。これらの取り組みは、中期経営計画(2024)の目標達成に向けた全社一丸となった努力の表れです。