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ニチバンJP:4218
沿革
1918年1月 |
東京府荏原郡品川町において歌橋憲一が歌橋製薬所を創業、絆創膏類の製造を開始 |
1934年12月 |
歌橋製薬所を株式会社歌橋製薬所に改組 |
1944年9月 |
企業整備により株式会社歌橋製薬所が統合会社となり全国25の絆創膏製造業者を統合、商号を日絆工業株式会社とすると共に、東京・大阪両工場を設置 |
1947年9月 |
セロハン粘着テープの製造を開始 |
1948年6月 |
商号を日絆薬品工業株式会社に変更 |
1961年1月 |
商号をニチバン株式会社に変更 |
10月 |
東京証券取引所市場第二部に上場 |
1962年6月 |
大阪証券取引所市場第二部に上場 |
1965年10月 |
埼玉県北足立郡鳩ケ谷町(2012年に移転し、現在は埼玉県日高市)にニチバンプリント株式会社を設立(現・連結子会社) |
1967年1月 |
安城工場を設置 |
1968年4月 |
東京・大阪両証券取引所の市場第一部に上場 |
愛知県安城市にニチバンテクノ株式会社を設立(現・連結子会社) |
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1972年6月 |
埼玉工場を設置、東京工場を埼玉工場に移転 |
1983年12月 |
中央研究所を開設 |
1989年7月 |
福岡県朝倉郡筑前町にニチバンメディカル株式会社を設立(現・連結子会社) |
1994年10月 |
本社を東京都文京区関口に移転 |
2017年7月 |
タイ・バンコクにNICHIBAN(THAILAND)CO.,LTD.を設立(現・連結子会社) |
8月 |
愛知県安城市に先端技術棟の一部完成、中央研究所を移転。名称を先端応用研究所へ変更 |
2018年1月 |
愛知県安城市に先端技術棟竣工、大阪工場を移転。名称をメディカル安城工場へ変更 |
10月 |
創業100周年記念式典挙行 |
2020年10月 |
ドイツのデュッセルドルフに販売子会社NICHIBAN EUROPE GmbHを設立(現・連結子会社) |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
事業内容
ニチバンは、粘着技術を基盤にした多様な製品を提供する企業です。同社グループは、ニチバンを含む子会社5社、関連会社3社、その他の関係会社1社で構成されています。主要な事業内容としては、布、紙、セロファン、プラスチックをベースとした医薬品、各種感圧性粘着テープ、接着剤、およびそれらに関連する機械器具の製造販売が挙げられます。
ニチバンの製品は大きく医薬品業界向けと産業用粘着テープ業界、文具・事務用品業界向けに分けられます。メディカル事業では、絆創膏などの医薬部外品や医療機器を製造販売しており、ニチバンメディカル株式会社が製造を担当しています。また、東南アジア・南アジア・中東地域へはNICHIBAN (THAILAND) CO., LTD.、欧州地域へはNICHIBAN EUROPE GmbHが販売を行っています。
テープ事業においては、工業品やオフィス・ホーム用品向けの粘着テープを製造販売しています。このセグメントでは、ニチバンプリント株式会社やニチバンテクノ株式会社が製造を担当し、同様にNICHIBAN (THAILAND) CO., LTD.とNICHIBAN EUROPE GmbHがそれぞれの地域での販売を手掛けています。
さらに、関連会社を通じて粘着テープの製造や機能性フィルムの製造も行っており、これらの製品はニチバンの幅広い事業領域を支える重要な要素となっています。ニチバンは、これらの事業を通じて、医療から日常生活に至るまで、多岐にわたる分野でのニーズに応える製品を提供しています。
経営方針
ニチバンは、粘着技術を核とした製品群を通じて、医療、産業、日常生活の各分野で貢献しています。同社の成長戦略は、技術力と品質の高さを軸に、環境に配慮した独創的な製品の提供を目指しています。中期経営計画「ISHIZUE 2023 ~SHINKA・変革~」では、イノベーション創出、グローバル展開・拡大、事業推進体制の見直しと収益改革、AI・IoTの積極活用、持続的成長を担う人財育成を重点テーマとして掲げています。
ニチバンは、顧客ニーズを起点とした新製品開発や新製品カテゴリーでの事業探索を進め、コア技術の深化・進化を図ります。また、オープンイノベーションを通じた新規事業の創出にも注力しています。グローバル市場への展開では、3拠点体制を強化し、海外販売の拡大を目指します。事業推進体制の見直しと収益改革では、顧客を中心とした事業推進やサプライチェーンマネジメントの最適化、品質管理の強化に取り組んでいます。
さらに、ニチバンはAI・IoTの積極活用による事業戦略の実現、データの見える化と活用推進を進めています。人財育成においては、多様な人財の活用や健康経営の推進、次世代経営層の育成に力を入れています。これらの取り組みを通じて、ニチバンは持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値及び株主価値の向上を目指しています。