WACULJP:4173

時価総額
¥32.8億
PER
デジタルマーケティングのPDCA支援「AIアナリスト」、SEOコンテンツ制作「AIアナリストSEO」、Web広告運用「AIアナリストAD」、DXコンサルティング、人材マッチング「Marketer Agent」を展開。

沿革

年 月

沿 革

2010年9月

創業。デジタルマーケティングのコンサルティング事業を開始

2011年4月

成果コミット型デジタルマーケティングのコンサルティング事業を開始。成果予測のために現在の「AIアナリスト」の前身となる社内利用向けのアクセス解析データ自動分析ツールを開発開始

2014年8月

社内利用向けの自動分析ツールをSaaS(Software as a Service)として改良し、アクセス解析データ分析レポートサービス「Sure!」のベータ版をリリース

2015年4月

「Sure!」事業の後継として、アクセス解析・改善提案サービス「AIアナリスト」をベータ版としてリリース

2015年6月

ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合から資金調達

2015年11月

「AIアナリスト」をサブスクリプションモデルに変更、正式版としてリリース

2016年9月

ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合から追加の資金調達

2017年1月

電通デジタル投資事業有限責任組合から資金調達

2018年4月

コンテンツマーケティングサービス「AIアナリストSEO」をベータ版で提供開始

2018年11月

株式会社リコー、株式会社マイナビ、TIS株式会社、みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合などより資金調達。株式会社リコーのプロダクトに対し「AIアナリスト」の一部機能を提供する協業契約を提携

2019年1月

コンテンツマーケティングサービス「AIアナリストSEO」正式版を提供開始

「AIアナリスト」のナレッジ(知見)を活かし、集客から接客までを一貫で行うべく自動広告運用サービス「AIアナリストAD」を提供開始

2019年2月

社内研究所として「WACUL テクノロジー&マーケティングラボ」を設立。研究顧問として国立大学法人東京大学・国立大学法人京都大学・学校法人明治大学よりAIやマーケティングの専門家を招聘

2020年2月

「AIアナリスト」をデータ分析でデジタルマーケティングのPDCAを支援するサービスとしてアップデート

2020年10月

株式会社JTBコミュニケーションデザインと観光業デジタルトランスフォーメーションを支援する「AIアナリスト forツーリズム」共同開発・リリース

2021年2月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2021年5月

「AIアナリスト」サイト登録総数35,000サイト突破

2021年12月

フリーランスマーケター向け人材マッチングサービス「Marketer Agent」提供開始

2022年1月

有料職業紹介事業の許可を取得

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所グロース市場に移行

2022年11月

マーケター特化型転職サービス「Marketer Agent 転職」提供開始

事業内容

WACULは、デジタルマーケティングの分野で幅広いサービスを提供している企業です。同社は「知を創集し道具にする」というミッションのもと、データやナレッジを集め、新たな知見を創出し、それらをテクノロジーを用いて実用的なツールへと変換しています。デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進において、多くの企業が直面する課題に対応するため、デジタルマーケティングのPDCAを支援する「AIアナリスト」を中心としたサービス群を展開しています。

同社の事業は大きく分けて、プロダクト事業、インキュベーション事業、人材事業の3つのセグメントに分類されます。プロダクト事業では、データ分析に基づくデジタルビジネスの改善活動を自動化したツール「AIアナリスト・シリーズ」を提供しており、これには「AIアナリスト」のほか、「AIアナリストSEO」や「AIアナリストAD」などが含まれます。これらのサービスは、デジタルマーケティングの効率化と効果の最大化を目指しています。

インキュベーション事業では、DX実現のための戦略立案や組織・オペレーション設計のコンサルティングサービスを提供しています。また、社内研究所「WACUL テクノロジー&マーケティングラボ」を通じて、企業や学術機関と共同で新技術の研究開発に取り組んでいます。

人材事業では、デジタル人材が不足している企業に対し、フリーランスや転職を希望するマーケターをマッチングするサービスを展開しています。これにより、マーケティングDXの内製化を支援しています。

WACULは、これらの事業を通じて、企業の生産性向上と収益向上に資する課題解決ソリューションを提供しており、デジタルマーケティングの分野で独自の地位を築いています。

経営方針

WACULは、デジタル化の進展とDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を背景に、企業のデジタルマーケティング活動を支援するサービスを提供しています。同社は「知を創集し道具にする」というミッションを掲げ、世界中のデータやナレッジを集約し、それらを実用的なツールへと変換して顧客に提供しています。この取り組みにより、顧客のビジネス生産性の向上と収益成長に貢献しています。

成長戦略として、WACULはナレッジの幅と深さの拡大に注力しています。競争力の源泉である「ナレッジ」と「データ」を強化し、差別化を徹底することで、他社に追随を許さないナレッジ基盤の構築を目指しています。具体的には、課題解決ソリューションの自動化を追求し、マーケティング関連ツールやコンサルティングサービスでは実現できない価値提供を可能にしています。

また、ナレッジの活用による顧客獲得や満足度向上、新規事業機会の創出にも力を入れています。ナレッジをマーケティングDXに関わる人々へ届けることで、高効率なリード獲得を実現し、顧客成果の最大化を図っています。さらに、新たなナレッジをもとに新規ソリューションを逐次投入し、新規事業機会の創出にも取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、WACULは顧客数の増加や顧客生涯価値(LTV)の向上を目指し、中長期的な企業価値の向上を図っています。同社は、デジタルマーケティングの分野で独自の地位を築き、企業のDX推進に貢献していることが伺えます。