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信越化学工業JP:4063
沿革
1926-09 | 信濃電気株式会社と日本窒素肥料株式会社との共同出資により、信越窒素肥料株式会社として発足 |
1927-11 | 新潟県中頸城郡(現上越市)に直江津工場を建設、石灰窒素の製造開始 |
1938-12 | 群馬県安中市に磯部工場を建設、金属マンガンの製造開始 |
1940-03 | 社名を信越化学工業株式会社に変更 |
1945-05 | 大同化学工業株式会社を吸収合併し、福井県武生市(現越前市)の同社工場を当社武生工場として石灰窒素等の製造開始 |
1949-05 | 東京証券取引所に株式を上場 |
1953-10 | 磯部工場において珪素樹脂(シリコーン)の製造開始 |
1957-03 | 直江津工場においてアセチレン法による塩化ビニル、か性ソーダの製造開始 |
1959-04 | 直江津工場において天然ガス塩素化製品の製造開始 |
1960-07 | 磯部工場において半導体シリコンの製造開始 |
1960-09 | 信越ポリマー株式会社(合成樹脂の加工 現連結子会社)を設立 |
1962-03 | 直江津工場においてセルロース誘導体(メトローズ等)の製造開始 |
1967-03 | 信越半導体株式会社(半導体シリコンの製造 現連結子会社)を設立 |
1967-04 | 信越石油化学工業株式会社(メタノール等の製造)を吸収合併 武生工場においてイットリウム等高純度レア・アースの製造開始 |
1968-12 | 信越酢酸ビニル株式会社(現日本酢ビ・ポバール株式会社 酢酸ビニルモノマー及びポバールの製造 現連結子会社)を設立 |
1970-08 | 茨城県鹿島郡(現神栖市)に鹿島工場を建設、エチレン法による塩化ビニルの製造開始 |
1973-02 | 武生工場において希土類磁石の製造開始 |
1973-07 | シンテックINC.(塩化ビニルの製造 現連結子会社)を米国に設立 信越半導体株式会社の子会社としてS.E.H.マレーシアSDN.BHD.(半導体シリコンの加工 現連結子会社)をマレーシアに設立 |
1976-04 | 工務部門を分離して信越エンジニアリング株式会社(現連結子会社)を設立 |
1979-03 | 信越半導体株式会社の子会社としてシンエツハンドウタイアメリカInc.(半導体シリコンの製造 現連結子会社)を米国に設立 |
1979-10 | 直江津工場において合成石英製ICフォトマスク用基板の製造開始 |
1983-11 | 磯部工場において光ファイバー用プリフォームの製造開始 |
1983-12 | 信越ポリマー株式会社、東京証券取引所に株式を上場 |
1984-05 | 信越半導体株式会社の子会社としてシンエツハンドウタイヨーロッパLTD.(半導体シリコンの加工 現連結子会社)を英国に設立 |
1992-04 | 直江津工場においてフォトレジスト製品の製造開始 |
1992-08 | 群馬県碓氷郡(現安中市)に松井田工場を設置し、同工場と磯部工場とを統轄する群馬事業所を群馬県安中市に新設 |
1995-11 | 信越半導体株式会社の子会社として台湾信越半導体股份有限公司(半導体シリコンの加工 現連結子会社)を台湾に設立 |
1999-12 | シンエツPVC B.V.(オランダ 現連結子会社)がシェルネーデルランドケミーB.V.(オランダ)及びアクゾノーベルベイスケミカルズB.V.(オランダ)の塩化ビニル合弁事業を買収 |
2000-10 | 信越金属工業株式会社を吸収合併 |
2001-02 | アジアシリコーンズモノマーLtd.(シリコーンモノマーの製造 現連結子会社)をタイに設立 シンエツシリコーンズタイランドLtd.(シリコーンの製造 現連結子会社)をタイに設立 |
2003-12 | シンエツインターナショナルヨーロッパB.V.(オランダ 現連結子会社)がドイツのセルロース事業会社クラリアント タイローズGmbH & Co. KG(現SE タイローズ GmbH & Co. KG 現連結子会社)を買収 |
2005-07 | 直江津工場においてマスクブランクスの製造開始 |
2013-05 | シンエツシリコーンズタイランドLtd.がアジアシリコーンズモノマーLtd.を完全子会社化 |
2020-03 | シンテックINC.においてエチレンの製造開始 |
事業内容
信越化学工業グループは、信越化学工業を中心に、子会社133社及び関連会社12社で構成されています。同社グループは、主に4つの事業セグメントに分かれており、それぞれが特定の製品やサービスを提供しています。
まず、「生活環境基盤材料事業」では、塩化ビニル樹脂やか性ソーダ、メタノール、クロロメタン、ポバールなどの製造・販売を行っています。このセグメントには、国内外で活動する15社が含まれています。
次に、「電子材料事業」では、半導体シリコン、希土類磁石、フォトレジスト、マスクブランクス、合成石英製品などの製造・販売を手掛けています。このセグメントには、国内外で活動する38社が含まれています。
「機能材料事業」では、シリコーン、セルロース誘導体、金属珪素、合成性フェロモン、塩ビ・酢ビ共重合樹脂、液状フッ素エラストマー、ペリクルなどの製造・販売を行っています。このセグメントには、国内外で活動する41社が含まれています。
最後に、「加工・商事・技術サービス事業」では、樹脂加工製品の製造、技術・プラントの輸出、商品の輸出入、エンジニアリングなどのサービスを提供しています。このセグメントには、国内外で活動する55社が含まれています。
信越化学工業グループは、これらの事業を通じて、相互に協力しながら幅広い分野で事業活動を展開しています。
経営方針
信越化学工業は、素材と技術を駆使して社会と産業に貢献することを目指し、持続可能な成長戦略を推進しています。同社は、顧客や産業の課題解決に資する製品の開発に注力し、世界最高水準の技術や品質の追求と生産性の向上に努めています。また、経済情勢や市況の変化に迅速かつ的確に対応する経営を目指し、人間社会の持続的な発展と質の向上を目指しています。
信越化学工業は、脱炭素社会への貢献を重視し、自社の温室効果ガス排出削減に加え、脱炭素に役立つ技術と素材の提供に注力しています。同社の製品が、産業と人々の生活に広く貢献できるよう取り組み、エッセンシャルサプライヤーとしての役割を果たすことを目指しています。
経営指標としては、年次ごとの増収、増益を目標に掲げており、事業環境の変化に対応するための戦略を展開しています。供給態勢の常時点検や拡充、経済事情の変動への適応と耐性の向上、供給能力の新・増設などに取り組んでいます。
信越化学工業グループは、生活環境基盤材料、電子材料、機能材料、加工・商事・技術サービスの4つの事業セグメントを通じて、幅広い分野で事業活動を展開しています。これらの事業を通じて、相互に協力しながら社会と産業に貢献することを目指しています。