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東亞合成 (4045) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
東亞合成は、アクリル酸やカセイソーダなどの化学品を製造し、自動車・電子・建設など幅広い産業に材料を供給する総合化学メーカーです。同社は電解技術とアクリル化学を軸に、基礎化学品から高機能材料まで多様な製品を製造しています。特に瞬間接着剤や光硬化型樹脂などの特殊化学品で高い技術力を持っています。
同社の収益は、化学・樹脂・自動車・電子部品メーカーなど製造業を中心とした法人顧客から得ています。日本国内のほか、中国・東南アジア・米国にも生産拠点を展開し、アジアを中心としたグローバル展開を進めています。製品は主にメーカー向けの中間材料として販売され、顧客の製造工程で使用されています。
事業は6つのセグメントに分かれており、基幹化学品事業ではカセイソーダやアクリル酸などの基礎化学品を、ポリマー・オリゴマー事業では高分子材料を製造しています。接着材料事業では瞬間接着剤や機能性接着剤を、高機能材料事業では半導体向けの高純度化学品を手がけています。樹脂加工製品事業では配管材料や介護用品などの最終製品も製造し、化学品メーカーでありながら消費者に近い分野でも事業を展開している点が特徴的です。
経営方針
東亞合成は2026年から2028年を対象とする中期経営計画「Connect and Create 2028(共創で未来を拓く)」を掲げ、持続的な成長を目指しています。同社は2028年度に連結売上高1,800億円、営業利益180億円(営業利益率10.0%)、1株当たり純利益130円の達成を数値目標として設定しています。また、自己資本利益率6.5%、株価純資産倍率1.0倍以上を目指し、資本効率の改善を通じて企業価値向上を図る方針です。
重点投資分野として、モビリティ分野、半導体分野、メディカル分野、環境インフラ分野の4つの注力分野を定め、用途展開と技術の差別化を追求しています。同社は既存の電解技術とアクリル化学を基盤に、これらの成長分野への展開を加速させることで競争優位性を確保する戦略です。研究開発費は売上高比率4%以上を維持し、72億円以上の投資を継続することで、革新的な研究開発力の強化を図ります。
新市場開拓においては、国内外のユーザーへの展開を推進するとともに、アカデミアやベンチャー企業との共同開発に加えて、M&Aを含む手段で技術力強化と事業領域の拡大を進めています。グローバル展開の一層の推進により、世界で独自の価値提供を目指す計画です。設備投資については、ソーダ電解工場の更新や高機能ポリマー工場増強などに2026年から2028年の3年間で累計590億円の投資を予定しています。
技術革新への取り組みでは、生産・品質管理・研究開発・間接業務のあらゆる場面でデジタル技術を活用した業務変革を推進しています。同社は既存事業の収益性向上と事業ポートフォリオの最適化を図りながら、温室効果ガス排出量を2013年比で40%削減するなど、サステナビリティの追求も経営戦略の重要な柱として位置づけています。