うるるJP:3979

時価総額
¥115億
PER
労働力不足解決を目指し、CGS事業「NJSS」「fondesk」「えんフォト」、BPO事業、クラウドソーシング事業「シュフティ」を展開する企業。

事業内容

うるるは、労働力不足の解決を目指し、SaaSを中心に多様な事業を展開しています。主な事業セグメントは、CGS事業、BPO事業、クラウドソーシング事業の3つです。これらの事業を通じて、労働力の代替ソリューションを提供し、社会課題の解決に取り組んでいます。

CGS事業では、クラウドワーカーを活用してサービスを提供しています。代表的なサービスには、官公庁の入札情報を提供する「NJSS」、電話受付代行サービス「fondesk」、幼稚園・保育園向けの写真販売管理システム「えんフォト」などがあります。これらのサービスは、クラウドワーカーの手作業を加えることで、システムだけでは提供できない付加価値を生み出しています。

BPO事業は、うるるの子会社である株式会社うるるBPOが運営しています。この事業では、クライアントのアウトソーシングニーズに応じて、データ入力やスキャニング、システム開発受託などのサービスを提供しています。また、AI-OCRと人力を組み合わせたデータ自動化サービス「eas」も展開しています。

クラウドソーシング事業では、インターネット上のプラットフォーム「シュフティ」を通じて、業務を発注したいクライアントと、在宅で働きたいクラウドワーカーをマッチングしています。「シュフティ」には約47万人のクラウドワーカーが登録されており、CGS事業のリソース供給源としても機能しています。

うるるのビジネスモデルの特徴は、クラウドワーカーの人力作業を活用して付加価値を創出すること、クラウドソーシング事業やBPO事業を通じて市場のニーズを把握し、新規事業のアイデアを生むこと、そして自社でクラウドソーシングのプラットフォームを保有し、外部環境に依存せずに事業を運営できることです。これにより、収益基盤の安定化を図っています。

経営方針

うるるは、「労働力不足を解決し 人と企業を豊かに」というビジョンを掲げ、IT・AIと人の力を融合した独自のビジネスモデルを強みにしています。日本の労働力不足という深刻な社会問題に対し、企業の生産性向上を通じて貢献することを目指しています。

同社は、SaaSを中心に労働力の代替ソリューションを提供し、社会的・経済的課題の解決に取り組んでいます。特に、入札情報速報サービス「NJSS」を核に、入札マーケットの拡大を図り、公共機関の情報を一括管理できるツール「GoSTEP」などを展開しています。

中期経営計画では、「ULURU Sustainable Growth」を掲げ、売上高・利益成長と株主還元の両立を目指しています。2026年3月期には、売上高7,710百万円、EBITDA1,050~1,200百万円を目標に、積極的な成長投資を行う予定です。

うるるは、既存事業のオーガニック成長に加え、M&Aや新規事業創出を通じてさらなる成長を目指しています。特に、クラウドワーカーとの接点を活かし、新領域での展開を図ることで、持続的な成長を追求しています。

同社は、労働力不足の解決をリーディングカンパニーとして牽引することを目指し、社会課題の解決に向けた取り組みを強化しています。これにより、売上高・利益成長と株主還元の両立を実現し、持続可能な成長を追求しています。