エイトレッドJP:3969

時価総額
¥112.8億
PER
16.2倍
ワークフロー製品の開発・販売を主軸に、企業の業務プロセス効率化を目指す「X-point」「AgileWorks」のパッケージソフトと「X-point Cloud」のクラウドサービスを提供。

沿革

2003年4月

株式会社ソフトクリエイトホールディングス(旧:株式会社ソフトクリエイト)が開発した中規模・小規模企業向けワークフロー「X-point」(エクスポイント)の販売開始。

2007年4月

株式会社ソフトクリエイトホールディングス(旧:株式会社ソフトクリエイト)のワークフロー事業を会社分割により承継し、東京都渋谷区に資本金50,000千円で株式会社エイトレッドを設立。

2007年5月

第三者割当増資によりSCSK株式会社(旧:住商情報システム株式会社)が資本参加し、資本金を100,000千円に増資。

2009年3月

当社が開発した大規模・中規模企業向けワークフロー「AgileWorks」(アジャイルワークス)の販売開始。

2011年10月

小規模企業向けに、「X-point」のクラウドサービス「X-point Cloud」(エクスポイントクラウド)の販売開始。

2016年12月

東京証券取引所マザーズに株式を上場。

2017年5月

クラウドアプリケーションプラットフォーム「ATLED Work Platform」(エイトレッドワークプラットフォーム)の販売開始。

2019年3月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

事業内容

エイトレッドは、経営理念として「人と人のつながりを創り続ける」を掲げ、ワークフロー製品の開発及び販売を主たる事業としています。同社のワークフロー製品は、企業の業務プロセスを電子化し、効率化・自動化を図ることを目的としています。これには、稟議・申請から承認・決裁に至るまでの事務フローの電子化が含まれます。

エイトレッドは、Java技術を活用して日本型業務プロセスに適応したワークフロー製品を独自開発しており、「X-point」と「AgileWorks」の2つのパッケージソフトを販売しています。また、「X-point Cloud」というクラウドサービスも提供しています。これらの製品とサービスは、直感的な操作性や柔軟な承認フロー設定、スマートデバイス対応などの特徴を持ち、導入企業の業務効率化や内部統制の強化に貢献しています。

エイトレッドの事業はワークフロー事業の単一セグメントで構成されており、製品・サービスは主に小規模から大規模企業をターゲットとしています。X-pointは小規模から中規模企業向け、AgileWorksはより大規模な組織向けに設計されており、X-point Cloudは小規模企業を主なターゲットとしています。

同社は、製品の導入実績が豊富で、顧客からの要望を随時集約し、継続的なバージョンアップを通じて顧客ニーズを反映させています。また、カスタマイズではなく、機能追加や改善をバージョンアップで実施する方針を取っており、製品力の強化に努めています。販売はパートナー企業を通じて行われ、プラチナパートナーからアライアンスパートナーまで、様々なレベルのパートナー企業が存在します。これにより、全国に販売網を構築し、技術サポート体制を充実させています。

経営方針

エイトレッドは、経営理念に「人と人のつながりを創り続ける」を掲げ、ワークフローシステムの開発と販売を通じて、企業のデジタル化と効率化を推進しています。同社は、ワークフロー市場の拡大とクラウドサービス市場の成長を背景に、大手・中堅企業向けワークフローパッケージ「AgileWorks」及びクラウドサービス「X-point Cloud」の売上高拡大を目指しています。これにより、収益性の高い事業基盤の確立と、厳しい経済環境下でも安定的に発展し続ける企業を目指しています。

IT業界の変化に迅速かつ柔軟に対応するため、製品機能の強化と新サービスの充実、販売体制の強化及び知名度の向上、働き方改革及びデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が同社の重点領域です。製品機能の強化には、ユーザー目線に徹底したUIや、他社システムとの連携可能性の拡大が含まれます。販売体制の強化では、販売パートナーの新規開拓と既存パートナーの深耕を通じて、販売網を拡大しています。また、Webを活用したセミナー等を通じて知名度の向上を図っています。

さらに、ペーパーレス化や脱ハンコ等のDX推進や新型コロナウイルス感染症の影響によるテレワークや在宅勤務の拡大を背景に、働き方改革の推進にも力を入れています。これには、男性の育児休暇取得や選択式時差出勤、テレワーク勤務の導入など、働き方の柔軟性の充実が含まれます。エイトレッドは、ワークフローシステムを通じた改善方法の情報発信を行い、ワークライフバランスの整った働きやすい環境づくりに努めています。これらの取り組みを通じて、同社は市場での優位性を高め、顧客満足度を向上させることを目指しています。