シンクロ・フードJP:3963

時価総額
¥149.8億
PER
24.8倍
飲食店向けマッチングサービス「飲食店ドットコム」を中心に、メディアプラットフォーム事業とM&A仲介事業を展開。

沿革

2003年4月

インターネットによる情報提供サイトの企画・運営を主たる事業目的として、東京都大田区蒲田に株式会社シンクロ・フードを設立

2003年9月

飲食店の出店開業・運営支援サイト「飲食店.COM」を開設

2005年3月

店舗のデザイン会社を探すことができるマッチングサイト「店舗デザイン.COM」を開設

2005年4月

東京都渋谷区広尾に本社移転

2005年9月

飲食店のニューオープン情報を提供するサイト「飲食店PR.COM」を開設

2005年11月

インテリア業界の求人情報サイト「求人@インテリアデザイン」を開設

2006年10月

飲食店の求人情報サイト「求人@飲食店.COM」を開設

2007年4月

東京都渋谷区恵比寿に本社移転

2007年9月

居抜き店舗物件の買取査定サイト「居抜き情報.COM」を開設

2011年4月

飲食店.COMに厨房備品が購入できるコーナー「厨房備品購入」を開設

2011年5月

飲食店の求人情報サイト「求人@飲食店.COM」の「関西版」を開設

2011年8月

飲食店の求人情報サイト「求人@飲食店.COM」のスマートフォン版を開設

2013年4月

大阪府大阪市北区に大阪支社を設置

2013年7月

東京都渋谷区恵比寿南に本社移転

2013年9月

飲食店.COMに食材仕入先を探すことができるコーナー「食材仕入先探し」を開設

2015年5月

食の世界をつなぐWEBマガジン「Foodist Media(フーディストメディア)」を創刊

2015年6月

レコメンド方式の飲食求人iOSアプリ「Foodist JOB(フーディストジョブ)」をリリース

2015年10月

店舗物件情報サイト「飲食店.COM 店舗物件探し」の「関西版」を開設

2016年3月

飲食店に特化した食材発注ツール「PlaceOrders(プレイスオーダーズ)」をリリース

2016年9月

東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2016年11月

位置情報を活用して地図で飲食店物件を探せるiOSアプリ「飲食店.COM 物件ナビ」をリリース

2016年12月

飲食店のM&Aをサポートする「飲食M&A by飲食店.COM」をリリース

飲食店の求人情報サイト「求人@飲食店.COM」の「東海版」を開設

2017年6月

愛知県名古屋市中村区に名古屋支社を設置

2017年9月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2018年3月

株式会社ウィット(現・連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化

2018年4月

外国人特化の飲食店の求人情報サイト「Food Job Japan」を開設

2018年6月

顔認証勤怠管理「飲食店タイムカード」スマホアプリの提供開始

2018年9月

店舗物件情報サイト「飲食店.COM 店舗物件探し」の「九州版」を開設

2019年1月

食材食材発注ツール「PlaceOrders」のリニューアル及び有料プラン提供開始

2020年3月

食材受注管理システム「ReceiveOrders」をリリース

2020年5月

月額定額制サービス「飲食店.COM プレミアム」をリリース

2020年8月

株式会社ニコシゴト(現・連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化

キッチンカーシェア・マッチングサイト「モビマル」の提供開始

2021年7月

株式会社シンクロ・キャリア(連結子会社)を吸収合併

2021年10月

フランチャイズ比較サイト「飲食FC比較」の提供開始

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

福岡県福岡市中央区に福岡支社を設置

2022年5月

神奈川県横浜市中区に横浜営業所を設置

2022年7月

北海道札幌市中央区に札幌支社を設置

2022年10月

飲食店の求人情報サイト「求人飲食店ドットコム」スカウトサービスをリニューアル

2023年3月

主要サービスブランドのリニューアルを完了(上記各サービス名称はリリース時)

事業内容

シンクロ・フードは、飲食店業界に特化したメディアプラットフォーム企業です。主力サイト「飲食店ドットコム」を軸に、飲食店の出店・開業者や運営者と、不動産事業者や食材仕入れ事業者など飲食店に関わる様々な事業者を繋ぐマッチングサービスを提供しています。シンクロ・フードの事業は大きく分けて、メディアプラットフォーム事業とM&A仲介事業の2つに区分されます。

メディアプラットフォーム事業では、「飲食店ドットコム」を通じて飲食店向けのサービスや、そのプラットフォームにサービスを提供する不動産事業者や食材仕入れ事業者向けのサービスを展開しています。これには、特別な店舗物件の閲覧や詳細検索が可能なプレミアムサービスの提供も含まれ、飲食店からは月額定額料金を収受しています。

M&A仲介事業では、飲食店の事業譲渡や株式譲渡などのM&A仲介サービス、および設備を残置したまま退去する居抜き譲渡のサポートサービスを提供しています。この事業は、連結子会社である株式会社ウィットが担っています。

さらに、シンクロ・フードグループは、食材仕入れ事業者からの成功報酬の収受、不動産事業者とユーザー間の売買契約成立に基づくサービス利用料の収受、サイト内広告やメールマガジン広告の提供による広告料金の収受、厨房販売事業者からの直接納品、そして事業・株式譲渡成立に基づくサービス利用料の収受など、多角的なビジネスモデルを展開しています。

経営方針

シンクロ・フードは、飲食業界に特化したメディアプラットフォーム事業を展開する企業であり、その成長戦略は、日本の飲食業界の労働生産性向上と業界全体の発展に貢献することに焦点を当てています。同社は、インターネットとテクノロジーを駆使し、飲食店の出店開業・運営に必要な「ヒト・モノ・サービス」をタイムリーに結びつけることで、食に関わる人々から必要とされるサービスを提供し続けることを目指しています。

新中期経営計画では、ビジョン「多様な飲食体験から生まれるしあわせを、日本中に、そして世界へと広げる。」の実現に向け、リブランディングの推進とともに、革新的な食のプラットフォームを目指しています。これには、既存コア事業の強化・拡大と新規領域への挑戦が含まれ、更なる企業価値向上を目指しています。

優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題として、シンクロ・フードは、主力サイト「飲食店ドットコム」の知名度向上、新技術への対応、システムの安定稼働と強化、経営管理体制と内部管理体制の強化に取り組んでいます。これらの課題への対応を通じて、経営理念の実現と事業成長を目指しています。

シンクロ・フードの成長戦略は、飲食業界における労働生産性の向上と業界全体の発展への貢献、そして企業価値の向上に重点を置いています。同社は、革新的なサービスの提供と事業の多角化を通じて、飲食業界の発展に貢献し続けることを目指しています。