はてなJP:3930

時価総額
¥26.7億
PER
25.5倍
UGCサービスの有力企業。ブログ・ブックマーク等のUGCプラットフォーム(登録ユーザー1,289万人、2025年7月時点)、SaaS型CMS、生成AI発話分析を展開。2024年10月に生成AI発話分析を正式リリース。日本中心に展開。

事業内容

はてなはユーザーが投稿する文章や画像を中心に、情報を発信・共有できるインターネットサービスを運営しています。同社は質問・回答サイトを起点に、「はてなブログ」や「はてなブックマーク」などの主要サービスを展開し、使いやすさを重視した機能開発を続けています。

同社の顧客は個人の登録ユーザー(2025年7月時点で約1,289万人)と広告主や企業のサイト運営者で、個人ユーザーによる影響力の高いコミュニティが強みになっています。収益は有料プランの課金、成果報酬型のアフィリエイト広告、企業向けのサイト管理システムや解析・開発サービスの利用料、受託開発や広告掲載料など複数の柱で成り立っています。

事業はUGC(ユーザー生成コンテンツ)を中核にしつつ、具体的には三つのサービス群で構成されています。コンテンツプラットフォームははてなブログやはてなブックマーク、コンテンツマーケティングは企業向けCMSや記事制作・集客支援、テクノロジーソリューションはマンガ向けビューア「GigaViewer」や運用監視サービス「Mackerel」、受託開発といった製品・サービス群で価値を提供しています。

経営方針

同社は、ユーザーが文章や画像を発信・共有するプラットフォームを基軸に、売上高・営業利益・経常利益の継続的な成長を目標としています。2025年7月時点で登録ユーザーは約1,289万人に達しており、この個人ユーザー基盤を起点に企業向け事業を拡大するハイブリッド戦略を採っています。短中期では「はてなCMS」や広告サービスの営業強化、技術基盤への投資を通じて収益の安定化と拡大を図ることを重視しており、これらを通じて企業価値・株主価値の向上を目指しています。

重点投資分野としては、コンテンツマーケティングの「はてなCMS」とテクノロジーソリューションの強化に重点を置いています。はてなCMSは2025年2月にブランド刷新を行い、クラウド型の月額課金モデルを成長の柱に位置づけ、営業人員の増強やネイティブ広告と連携した収益化を進めます。コンテンツプラットフォーム側では、ITリテラシーの高い投稿者コミュニティや蓄積した大規模データ、サービス開発力を差別化要因とし、機能改良と運用効率の改善に投資を行います。

新市場開拓では、隣接領域への事業化とBtoB顧客の獲得を強化しています。生成AIを活用した発話分析サービス「toitta」を2024年に立ち上げ軌道に乗せたほか、同年末には暗号資産「JOC」のバリデーター参画など新技術の実証も進めています。出版向けのビューア「GigaViewer」や運用監視サービス「Mackerel」は、パブリッシャーやエンタープライズを狙った拡販と機能拡張で市場シェア拡大を図り、企業向けストック型ビジネスの比率を高める計画です。

技術革新への取り組みでは、生成AIを含む新技術への適応と研究開発投資を継続しています。自社プラットフォームで得た利用データを分析し、サービス改善や法人向けソリューションの価値向上に生かすことを重視しています。併せてコスト管理や為替ヘッジといった財務面の対策、即戦力と将来人材の採用・育成を進めることで、技術と組織の両面から持続的成長を目指しています。