マークラインズJP:3901

時価総額
¥393.8億
PER
自動車産業に特化した情報プラットフォーム事業を中心に、コンサルティング、人材紹介、市場予測情報販売、プロモーション広告、車両・部品調達代行、分解調査データ販売及び自動車ファンドを提供。

沿革

年 月

概  要

2001年1月

東京都港区赤坂三丁目にインターネットの活用により自動車関連情報の有料提供を事業目的とした、マークラインズ株式会社(資本金4,000万円)を設立。

2001年8月

自動車関連情報サービスサイト「自動車情報プラットフォーム」(http://www.marklines.com)の運営及びサービスの提供を開始。

2001年12月

「自動車情報プラットフォーム」英語版のサービス提供開始。

2003年2月

北米での事業展開を目的に、米国ミシガン州に子会社MarkLines North America, Inc.(出資比率100% 現・連結子会社)を設立。

2004年9月

中国での事業展開を目的に、中国上海市に子会社麦柯莱依斯信息咨詢(上海)有限公司(出資比率100% 現・連結子会社)を設立。

2004年11月

日本自動車輸送技術協会自動車基準認証国際化研究センターと提携し、自動車法規制情報の掲載開始。

2004年12月

業容の拡大に伴い本社を赤坂六丁目に移転。

2005年3月

自動車の開発・調達・生産に関連するソリューション情報「自動車ソリューション」(現 製品掲載サービス)の提供開始。

2006年7月

自動車の生産技術に関する「ものづくりレポート」の掲載開始。

2007年4月

車載用ECU電子機器を対象にしたコンサルティング事業を開始。

2007年10月

自動車の重要コンポーネントのマーケットシェア、納入情報を提供する部品市場レポートの掲載開始

2008年8月

車種ごとにモデルチェンジの歴史や将来予測をまとめたモデルチェンジ情報の掲載を開始。日系メーカーの環境対応技術と環境対応車に関する情報の掲載を開始。

2009年5月

自動車業界の人材情報サイト「CAN」(Career in Automotive Network)を立ち上げ、人材紹介サービスを開始。

2011年1月

ウェブサイトの全面リニューアルを行う。

2011年12月

「自動車情報プラットフォーム」中国語版のサービス提供開始。

2012年2月

業容の拡大に伴い本社を赤坂八丁目に移転。

2013年3月

LMC Automotive Ltd.との業務提携により、同社製品である市場予測情報の販売事業を開始。

2013年7月

タイ国バンコクに、タイ及び東南アジアでの事業展開を目的にMarkLines (Thailand) Co., Ltd.(出資比率100% 現・連結子会社)を設立。

2014年12月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2015年1月

欧州での事業展開を目的に、ドイツ・フランクフルト市にMarkLines Europe GmbH(出資比率100% 現・連結子会社)を設立。

2015年6月

主要500社動向コンテンツ内において、動画配信を開始。

2016年1月

インド ハリヤ―ナー州 グルガオンにMarkLines India Pvt. Ltd.(出資比率100% 非連結子会社)を設立。

2016年5月

ウェブサイトの全面リニューアルを行う。
プロモーション広告サービス“LINES”を開始。
日本のものづくり技術を支える中小製造業の受注支援を自動車産業分野において共同で促進する目的で、株式会社NCネットワークと業務提携を締結。

2017年4月

 エンジニアリング会社 Munro & Associates, Inc.と業務提携を締結し、同社の自動車分解調査情報 (一部) の掲載、ベンチマーキング関連事業を開始。

2018年3月

東京証券取引所市場第二部に上場。

2018年5月

「コスト比較分析サービス」の提供を開始。

2018年6月

東京証券取引所市場第一部に指定。

2018年11月

名古屋支社を開設。

2019年1月

自動運転に係るコンテンツ強化を目的に、Vision Systems Intelligence, LLC. と業務提携を締結。

2019年4月

トヨタテクニカルディベロップメント株式会社と情報連携契約を締結。

2020年4月

ベンチャーキャピタル事業への進出を目的として、東京都千代田区に株式会社自動車ファンド(出資比率100% 現・連結子会社)を設立。

2020年6月

自動車技術専門誌を出版するドイツSpringer Fachmedien Wiesbaden GmbHと業務提携を締結。

2020年9月

ベンチマークセンター開設(神奈川県厚木市)

年 月

概  要

2021年1月

連結子会社である株式会社自動車ファンドが1号ファンドとなる自動車産業支援ファンド2021投資事業有限責任組合を組成。ベンチャーキャピタル事業を本格的に開始。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年12月

メキシコ合衆国グアナファト州レオン市にMarkLines Mexicana S.A. de C.V.(出資比率100% 現・連結子会社)を設立。

事業内容

マークラインズは、自動車産業に特化したトータルソリューションを提供する企業です。同社は、情報プラットフォーム事業を中心に、コンサルティング、人材紹介、市場予測情報販売、プロモーション広告、車両・部品調達代行、分解調査データ販売、自動車ファンドの8つの事業を展開しています。これらのサービスを通じて、自動車産業ポータルを運営し、自動車産業のサプライチェインを形成する企業に対して、幅広い支援を提供しています。

情報プラットフォーム事業では、世界各国の自動車産業に関する情報をインターネットを通じて提供しており、企業の調達活動やマーケティング活動をサポートしています。このプラットフォームは、完成車メーカーから中小の部品メーカーまで、5,100社以上の企業に利用されており、国内外の無料登録会員を含む40万人以上のユーザーが利用しています。

また、同社は車両や部品の調達代行サービス、分解調査データの販売、市場予測情報の提供など、自動車産業に関連する多様なニーズに応えるサービスを提供しています。これに加えて、自動車業界に特化した人材紹介事業や、自動車産業に特化したベンチャーキャピタル事業を通じて、産業界を資金面から支援しています。

マークラインズは、自動車産業のサプライチェインにおける情報の提供者として、企業の調達活動やマーケティング活動をサポートし、自動車産業の発展に貢献しています。

経営方針

マークラインズは、自動車産業に特化した情報プラットフォームの運営を核として、多角的なビジネスモデルを展開しています。同社の成長戦略は、グローバル市場への展開加速、リバースエンジニアリング分野への新たな投資、先進システムへの投資、SDVコンテンツへの投資、バックオフィス部門の強化、および情報プラットフォーム事業以外の事業の営業力強化に焦点を当てています。

グローバル展開の再加速に向け、海外市場への投資を強化し、地域ごとの営業活動の効果を高める組織変更を行っています。また、リバースエンジニアリング分野への新たな投資を通じて、車両や部品の分解、計測、CADデータ取得などの新機能を実装し、サービスの付加価値向上を目指しています。

さらに、ChatGPTなどの生成AI技術やBIツールを活用した情報プラットフォームサイトへの投資を進め、サイト内検索の機能強化やデータの見える化を推進しています。SDVコンテンツへの投資では、ソフトウェアの比重が高まる自動車業界のニーズに応えるため、関連コンテンツの強化を図っています。

バックオフィス部門の強化により、事業規模拡大に伴う管理機能の明確化と強化を進めており、情報プラットフォーム事業以外の事業の営業力強化を通じて、受注拡大を目指しています。これらの戦略を通じて、マークラインズは持続的かつ収益力のある成長を目指し、自動車産業の発展に貢献していく方針です。