ODKソリューションズJP:3839

時価総額
¥50.8億
PER
13.3倍
学校法人や証券会社向けに情報処理アウトソーシングサービスを提供し、システム運用、システム開発及び保守、機械販売を手がける企業。

事業内容

ODKソリューションズは、主に学校法人、証券会社、一般事業法人向けに情報処理アウトソーシングサービスを提供しています。事業はシステム運用、システム開発及び保守、機械販売の3つに分かれています。2025年3月期の売上高構成比は、システム運用が90.7%、システム開発及び保守が6.3%、機械販売が3.0%です。

ODKソリューションズは、情報システムの運用、開発、保守を含む総合的な情報サービスを提供しています。事業の種類はこれに限定されており、セグメントごとの記載はなく、サービス別の内訳が示されています。これにより、顧客に対して一貫したサービスを提供しています。

また、ODKソリューションズは、SBIビジネス・ソリューションズ株式会社と共同でマイナンバー管理システムを運営しています。ソフトウェアの開発はSBIビジネス・ソリューションズの事業所で行われ、ODKソリューションズの事業所でシステムの稼働環境構築と保守・運用が行われています。売上と費用は原則として折半されています。

経営方針

ODKソリューションズは、情報サービス事業を通じて顧客の繁栄と社会の発展に貢献することを経営理念としています。同社は、技術の向上と優れたサービス提供を通じて顧客の信頼を得ることを目指し、グローバルな視野で未来を創造することを基本方針としています。また、働く喜びを感じられる職場環境の実現を重視し、人的資産への積極的な取り組みを行っています。

同社の長期ビジョンは「ビジネスを、スマートにつなぐ。人生の、ストーリーをつむぐ。」であり、データプラットフォーマーとしての存在意義を明確にしています。中期経営計画では、2028年までに営業収益9,000百万円、経常利益900百万円を目標とし、グループシナジーの最大化とコア事業の収益基盤強化を図ります。

ODKソリューションズは、情報処理アウトソーシングを基盤にデータビジネスへの展開を進めています。特に『UCARO®』を多様なサービスにアクセスできるプラットフォームとして育成し、利用者の豊かな人生をサポートすることを目指しています。また、次世代サービス創出やM&Aへの投資を通じて成長を加速させる方針です。

同社は、Web3.0や生成AIの活用が進む情報サービス業界において、デジタルバッジやNFTの研究開発を推進しています。さらに、若年層向けのサービス拡充を図り、NINJAPAN株式会社の子会社化を通じて就職活動支援サービスを強化しています。これにより、グループ全体の付加価値創造を目指しています。

ODKソリューションズは、証券業務の基盤強化を目指し、東証コンピュータシステムとの協業を進めています。また、グループ経営の効率化を図るため、子会社の合併を実施し、重複コストの削減と競争力強化を図っています。これらの取り組みを通じて、持続的な成長と収益性向上を目指しています。