- 日本企業
- 朝日ネット
朝日ネットJP:3834
沿革
1990年4月 |
株式会社朝日新聞社とトランスコスモス株式会社の共同出資により株式会社アトソン(現在の株式会社朝日ネット)を設立(東京都中央区銀座八丁目、資本金30,000千円)し、「ASAHIパソコンネット」のシステムと運営を継承 |
1993年7月 |
サービス名を「ASAHIパソコンネット」から「ASAHIネット」に変更 本社を東京都中央区日本橋小網町に移転 |
1994年6月 |
インターネット接続サービスを開始 |
1995年1月 |
ダイヤルアップIP接続(注1)サービスを開始 |
1997年12月 |
米国最大手インターネット・サービス・プロバイダーUUNET(現・Verizon Communications Inc.)と契約し、米国500カ所にアクセスポイントを開設 |
1998年8月 |
「ASAHIネット」会員数10万人達成 |
1999年3月 |
本社を東京都中央区銀座六丁目に移転 |
2000年3月 |
全株式を役員・社員が取得し、独立系通信事業者となる |
7月 |
株式会社エースネットとの密接な業務連携を図るため、株式交換により同社を完全子会社とする |
12月 |
東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社の「フレッツ・ADSL」に対応したADSL(注2)接続サービスを開始 |
2001年1月 |
意思決定の迅速化・管理部門の効率化などを図るため、株式会社エースネット、朝日ネット株式会社の2社を吸収合併し、社名を「株式会社朝日ネット」に変更 「ASAHIネット」会員数20万人達成 |
3月 |
イー・アクセス株式会社(現・ソフトバンク株式会社)と提携したADSL接続サービスを開始 |
6月 |
株式会社アッカ・ネットワークス(現・ソフトバンク株式会社)と提携したADSL接続サービスを開始 |
8月 |
東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社の「Bフレッツ(現在の名称はフレッツ光ネクスト)」に対応したFTTH(注3)接続サービスを開始 |
2002年11月 |
株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ(現・株式会社TOKAIコミュニケーションズ)と提携したADSL接続サービスを開始 |
2003年3月 |
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・エムイーとの提携によりIP電話サービス(注4)を開始 |
4月 |
「ASAHIネット」会員数30万人達成 |
2004年6月 |
新企画の展開などのため、物販事業を営む株式会社ビットムを子会社化 |
10月 |
株式会社ビットムとの密接な業務連携を図るため、同社の全株式を取得し、完全子会社とする |
2005年3月 |
ASP(注5)型グループウェア(注6)「AsaOne(アサワン)」のサービスを開始 ブログサービス「アサブロ」を開始 |
6月 |
東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社のFTTH接続サービスをワンストップで提供する「ASAHIネット光 with フレッツ」を開始 |
2006年2月 |
意思決定の迅速化・管理部門の効率化などを図るため、株式会社ビットムを吸収合併 |
4月 |
ブロードバンド映像サービス「ASAHIネットTV(現在の名称は「ひかりTV for ASAHIネット」)」のサービスを開始 |
2006年12月 |
KDDI株式会社と提携したFTTH接続サービス「ASAHIネット ひかりone(現在の名称は「ASAHIネット auひかり」)」を開始 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2007年2月 |
教育支援サービス「manaba」を開発 |
11月 |
「ASAHIネット」会員数40万人達成 |
12月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
2008年3月 |
イー・アクセス株式会社(現・ソフトバンク株式会社)と提携した高速モバイル接続サービス「超割モバイル」を開始 |
2011年4月 |
「manaba」のグローバル展開を図るため、米国に子会社Asahi Net International,Inc.を設立 |
9月 |
「ASAHIネット」会員数50万人達成 |
10月 |
UQコミュニケーションズ株式会社と提携した高速モバイル接続サービス「ASAHIモバイル WiMAX」を開始 |
2012年4月 |
The rSmart Group, Inc.株式を追加取得し関連会社とする |
2013年3月 |
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社と提携した高速モバイル接続サービス「ASAHIネット LTE(ANSIM)」を開始 |
4月 |
Asahi Net International,Inc.がThe rSmart Group, Inc.より教育支援サービス「Sakai」事業を取得 |
11月 |
本社を東京都中央区銀座四丁目に移転 |
12月 |
株式会社朝日新聞社と資本業務提携契約を締結 |
The rSmart Group, Inc.の株式を一部譲渡、同社は当社の関連会社ではなくなる |
|
2014年2月 |
UQコミュニケーションズ株式会社と提携した次世代高速モバイルサービス「ASAHIネット WiMAX 2+」を開始 |
9月 |
マネージドルーターサービス「ASAHIネット おまかせルーター」「おまかせWi-Fi」「おまかせVPN」を開始 |
2015年2月 |
東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社による光コラボレーションモデルを活用した、新たな光アクセスサービス「AsahiNet 光」を開始 株式会社NTTドコモと提携したFTTH接続サービス「ASAHIネット ドコモ光」を開始 |
4月 |
Asahi Net International, Inc.の全株式を譲渡、同社は当社の子会社ではなくなる |
6月 |
クラウドカメラソリューション「AiSTRIX(アイストリクス)」を開始 |
2017年4月 |
ASAHIネット会員向けに「IPv6(注7)接続サービス」の提供を開始 |
5月 |
東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社と提携したマンション全体での一括契約を行うFTTH接続サービス「ASAHIネット マンション全戸加入プラン」を開始 |
2018年9月 2019年7月 2020年3月 2020年4月 2021年1月 2021年4月 2022年3月 2022年4月 2022年5月 2023年1月 2023年3月 |
「ASAHIネット」会員数60万人達成 IPv6接続サービスをサービス化し「v6 コネクト」として電気通信事業者へ提供開始 IP電話サービス「Asahi Net 光電話」を開始 IPv6接続サービス「v6 コネクト」が、東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社が提供する通信機器ホームゲートウェイ上でDS-Lite方式によるIPv4 over IPv6(注8)接続機能を提供開始 東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社と提携した最大通信速度10Gbps(上り・下り)のFTTH接続サービス「AsahiNet 光クロス」を開始 RBB TODAY ブロードバンドアワード2020「キャリア部門 継続意向の部」で「AsahiNet 光」が最優秀を獲得 ASAHIネット会員向けにDS-Lite方式によるIPv4 over IPv6接続機能を提供開始 UQコミュニケーションズ株式会社と提携した高速モバイル接続サービス「ASAHIネット WiMAX +5G」を開始 「manaba」全学導入校数100校達成(注9) 東京証券取引所の市場再編に伴い、プライム市場へ移行 UQコミュニケーションズ株式会社と提携した高速モバイル接続サービス「ASAHIネット WiMAX +5G」の固定IPアドレスプランを開始 RBB TODAY ブロードバンドアワード2022「プロバイダ部門」総合1位を獲得。9年連続、通算12回目の受賞 RBB TODAY テレワークアワード2023 「プロバイダ部門」総合1位を獲得。3年連続受賞 |
事業内容
朝日ネットは、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)事業を主軸に展開しています。同社は、個人および法人顧客に対して、インターネット接続サービスとインターネット関連サービスを提供しています。インターネット接続サービスには、FTTHやモバイル回線を利用した高速インターネット接続が含まれ、顧客にはインターネット接続環境の提供に加え、通信機器の提供も行っています。また、同社は全国に分散する中継点(POI)との間にバックボーン回線を構築し、高品質な通信環境を維持しています。
インターネット関連サービスとしては、ホームページサービス、独自ドメインサービス、メールサービス、セキュリティサービスなど、接続付加価値サービスを提供しています。特に注目すべきは、同社が開発、販売、サポートを行うクラウド型教育支援サービス「manaba」です。これは、LMS(ラーニング・マネジメント・システム)としての役割を果たし、教育支援のソリューションを広範囲に提供しています。
朝日ネットは、これらのサービスを通じて、顧客の多様なニーズに応えるインターネット接続および関連サービスを展開しており、高品質な通信環境の提供に努めています。
経営方針
朝日ネットは、インターネット接続サービスを中心に、教育支援サービス「manaba」などの関連サービスを提供している企業です。同社の成長戦略は、高品質なインターネット接続サービスの提供を基本方針とし、顧客満足度の向上を目指しています。具体的には、「接続料金」、「回線の安定性」、「回線の速度」、「サポート」の4つの基本価値の向上に注力しています。
経営戦略の一環として、同社はインターネット接続サービスの周辺領域、特にWi-Fi、VPN、監視カメラソリューション、そして教育支援サービス「manaba」の事業拡大に力を入れています。これらのサービスを通じて、顧客の利便性を高め、通信品質を維持することを重要課題として位置づけています。
また、同社はISP「ASAHIネット」のインターネット接続契約数の増加を目指し、NTTチャネルの強化やWebチャネルの強化、法人会員の強化に取り組んでいます。これらの取り組みは、同社の収益基盤の向上に寄与すると考えられます。
教育支援サービス「manaba」に関しては、教育の質保証を実現するためのLMS機能の開発に注力し、教育現場のニーズに応えるイノベーションに貢献しています。同社は、教育のDX化を後押しすることで、「manaba」を多様な学びを支えるサービスとして位置づけ、大学教育への貢献を目指しています。
これらの戦略を通じて、朝日ネットは顧客満足度の向上、収益基盤の強化、そして教育支援サービスの拡販を目指しています。同社は、これらの取り組みを深化させることにより、持続可能な成長を達成しようとしています。