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ブロードバンドタワーJP:3776
沿革
2000-02 | 東京都港区虎ノ門にインターネットデータセンターを事業目的とした、グローバルセンター・ジャパン株式会社を設立。 |
2000-04 | 東京都港区に「虎ノ門サイト」開設。 |
2000-07 | 東京都千代田区に「第1サイト」開設。 |
2001-05 | 東京都新宿区西新宿一丁目26番2号新宿野村ビルに本社を移転。 |
2001-11 | ミートミールーム(MMR)を第1サイト内に新設、運用開始。ミートミールームにおいて、日本インターネットエクスチェンジ株式会社による「JPIX第二大手町」の稼動開始。 |
2002-03 | 第三者割当増資により、株式会社インターネット総合研究所の子会社となる。 |
2002-04 | 株式会社ブロードバンドタワーに商号を変更。 |
2003-06 | 東京都中央区日本橋本石町三丁目2番2号北越製紙ビルディングに本社を移転。 |
2004-11 | 東京都品川区に「第2サイト」開設。 |
2005-08 | 株式会社大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」市場へ上場。 |
2005-09 | 東京都目黒区に「第3サイト」開設。 |
2005-10 | 株式会社ビービーエフを設立。 |
2005-11 | 東京都港区赤坂四丁目2番6号住友不動産新赤坂ビルに本社を移転。株式会社インターネット総合研究所が、当社株式の一部を売却し、その他の関係会社となる。 |
2006-03 | データセンター運用受託業務開始。 |
2006-07 | ソリューション事業の拡充を目的として株式会社インデックス・ソリューションズPEの全株式を取得し、100%子会社とする。同年10月、当社に吸収合併。 |
2006-10 | アイシロン・システムズ社製品「Isilon IQシリーズ」の販売代理店契約締結、販売開始。 |
2007-01 | マネージドホスティングサービス「FlexHosting(フレックスホスティング)」の提供開始。 |
2007-06 | 大阪市福島区に「西梅田(旧関西)サイト」開設。 |
2009-09 | ヤフー株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施。 |
2010-01 | 「Isilon IQ シリーズ」の正式代理店として、Isilon パートナープログラム最上位である「Preferred Partner Platinum」の資格を取得。 |
2011-07 | クラウドに向けたネットワークインフラの強化を目的として、日本インターネットエクスチェンジ株式会社へ出資。 |
2012-08 | 連結子会社 株式会社ビービーエフが衣料品のデザイン企画及び衣料品の販売を行う株式会社ブランチ・アウト・デザインの全株式を取得。 |
2012-09 | 東京都千代田区内幸町一丁目3番2号内幸町東急ビルに本社を移転。 |
2013-07 | 連結子会社 株式会社ビービーエフが中国上海市に子会社 上海布藍綺国際貿易有限公司を設立。 |
2013-08 | 山口県防府市において太陽光発電事業を開始。決済事業者向けソリューション提供を行うため株式会社Lyudiaを設立。 |
2014-06 | クラウドセキュリティ認証制度「STAR認証」を国内企業として初の取得。 |
2015-02 | 太陽光発電事業を群馬県利根郡みなかみ町において開始。 |
2015-04 | 東京都江東区に「第5サイト」開設。 |
2015-10 | IoT事業の海外拠点として米国カリフォルニア州サンディエゴ市に連結子会社BBTOWER SAN DIEGO INC.を設立。 |
2015-11 | クラウドセキュリティ認証制度「STAR認証」のゴールドレベルを国内企業として初の取得。 |
2015-12 | 次世代に向けた人工知能ソリューション事業を展開するために、連結子会社 株式会社エーアイスクエアを設立。 |
2016-02 | 国内外のIoTベンチャーの発掘・育成等を目的として連結子会社グローバルIoTテクノロジーベンチャーズ株式会社(現GiTV㈱)を設立。 |
2016-06 | 太陽光発電事業を栃木県日光市において開始。 |
2017-04 | グローバルIoTテック1号投資事業組合を設立。 |
2017-06 | 株式会社ビービーエフ、株式会社ブランチ・アウト、上海布藍綺国際貿易有限公司は連結子会社から持分法適用関連会社へ異動。 |
2017-10 | ジャパンケーブルキャスト株式会社を連結子会社化。新設分割により株式会社IoTスクエアを設立。 |
2017-12 | 東京都千代田区内幸町二丁目1番6号日比谷パークフロントに本社を移転。 |
2018-01 | LP(Limited Partner:有限責任組合)出資を推進するために、ケイマン諸島にGiTV FundⅠInvestment,L.P.を設立。(国内で組成していたグローバルIoTテック1号投資事業組合は同年3月に清算) |
2018-06 | 栃木県日光市の太陽光発電設備を譲渡。Ingenico Japan株式会社(旧 株式会社Lyudia)の全株式を譲渡。 |
2018-07 | 当社保有の株式会社ビービーエフ(持分法適用関連会社)株式の全部譲渡。 |
2018-08 | 東京都千代田区に「新大手町サイト」開設。 |
2018-10 | 山口県防府市の太陽光発電設備を譲渡。連結子会社ジャパンケーブルキャスト株式会社が沖縄ケーブルネットワーク株式会社を完全子会社化。 |
2019-01 | 連結子会社株式会社IoTスクエアの全株式を譲渡。株式交換により株式会社ティエスエスリンクを完全子会社化。 |
2019-08 | 新大手町サイト第2期工事完了。 |
2021-06 | 連結子会社BBTOWER SAN DIEGO INC.が清算結了。 |
2021-08 | GiTV FundⅡInvestment,L.P.を設立。 |
2021-12 | 株式会社エーアイスクエアは連結子会社から持分法適用関連会社へ異動。モバイル・インターネットキャピタル株式会社が持分法適用関連会社へ異動。Farallon Capital Management L.L.C及びその関係会社が保有管理し、当社への出資及び当社との資本業務提携を行うことを目的として設立したFCJ 1 Co. Ltd.と株式会社キャピタリンク・パートナーズ及び株式会社インターネット総合研究所の間での資本業務提携を締結。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。 |
2022-10 | 沖縄ケーブルネットワーク株式会社は連結子会社から持分法適用関連会社へ異動。 |
2023-11 | 株式会社エーアイスクエアは持分法適用の範囲外へ異動。 |
事業内容
ブロードバンドタワーは、情報サービス産業において、データセンター市場やクラウド市場の拡大を背景に、コンピュータプラットフォーム事業とメディアソリューション事業の2つの主要セグメントで事業を展開しています。
コンピュータプラットフォーム事業では、ブロードバンドタワーとティエスエスリンクが中心となり、「データセンター」、「クラウド・ソリューション」、「データ・ソリューション」、「その他」のサービスを提供しています。データセンターでは、インターネット情報提供サービスを提供する事業者のコンピュータ機器を収容し、通信回線や電力などの設備を提供しています。クラウド・ソリューションでは、自社製クラウドサービスの開発・販売や他社製クラウドサービスの再販などを行い、「c9 Flexサービス Nシリーズ」の提供を新たに開始しました。データ・ソリューションでは、ストレージ装置の販売やデータ分析サービスを提供し、Dell Technologies社製の「PowerScale」や「Eyeglass」などの製品を取り扱っています。
メディアソリューション事業では、ジャパンケーブルキャスト株式会社(JCC)が「コンテンツプラットフォーム」と「インフォメーションプラットフォーム」のサービスを展開しています。コンテンツプラットフォームでは、ケーブルテレビ事業者向けの多チャンネル番組配信サービスや番組制作・配信を行っており、インフォメーションプラットフォームでは、データ放送配信サービスや地域防災DXソリューションを提供しています。
これらの事業を通じて、ブロードバンドタワーは、デジタル化やデータ活用の進展に対応した多様なサービスを提供し、情報サービス産業における市場の拡大に貢献しています。
経営方針
ブロードバンドタワーは、情報通信業界の急速な変化と市場の拡大に対応するため、データセンター、クラウド・ソリューション、データ・ソリューションを核とした成長戦略を推進しています。同社は、デジタル変革(DX)の波に乗り、ユーザー企業が特定のクラウドベンダーやITベンダーに依存せず、柔軟な情報システムを構築できるよう支援することを目指しています。
具体的には、データセンター事業では、全国型、地域型、エッジ型の三階層データセンターの整備を進め、ハイパースケールデータセンター事業への進出やアセットライト事業モデルの推進を図っています。クラウド事業では、海外の巨大IT企業との連携を強化し、自社オリジナルのクラウドサービスの性能向上を目指しています。また、ストレージ事業では、様々なストレージソリューションの提供を通じて、ユーザー企業のニーズに応えています。
さらに、メディアソリューション事業では、放送の高画質化やセキュリティの強化など、次世代放送サービスへの移行を進めています。これらの事業変革を通じて、ブロードバンドタワーは、DataセンターカンパニーからDXセンターカンパニーへの転換を目指しています。
また、同社は、持続的な成長と収益性の向上を目指し、新たな事業領域への進出や既存事業の収益構造改革に取り組んでいます。これには、再生可能エネルギーを使用するデータセンターの運用開始や、クラウド・ソリューションの売上増加と収支改善が含まれます。人材の確保と育成にも注力し、多様な価値観や専門性を持つ優秀な人材を確保することで、事業の持続的な発展を図っています。これらの戦略的取り組みにより、ブロードバンドタワーは、データセンター業界のリーディングカンパニーとしての地位を強化し、企業価値の向上を目指しています。