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ケイブJP:3760
沿革
1994年6月 |
ゲームソフトの受託開発を主たる事業として、東京都新宿区市ヶ谷左内町27番地に株式会社ケイブを資本金1,500万円で設立 |
1995年6月 |
本社を東京都新宿区箪笥町13番地に移転 |
1999年2月 |
エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社(現:NTTドコモ)が「iモードサービス」を開始 |
2000年4月 |
有限会社浅野八郎事務所と携帯電話を通じたコンテンツ配信にあたっての独占契約を締結 |
2001年2月 |
本社を東京都新宿区神楽坂一丁目1番地に移転 |
2001年4月 |
米ハーフノート社と携帯電話を通じたコンテンツ配信にあたっての独占契約を締結 |
2001年9月 |
東京フィルハーモニー交響楽団と携帯電話を通じたコンテンツ配信にあたっての情報提供契約を締結 |
2001年9月 |
ケイディーディーアイ株式会社(現:KDDI株式会社)「EZweb」向け、ジェイフォン東日本株式会社(現:ソフトバンク株式会社)「J-sky」(現:Yahoo!ケータイ)向けへそれぞれコンテンツ配信を開始 |
2002年4月 |
業務用シューティングゲーム「怒首領蜂大往生」を発売 |
2002年9月 |
ゲームコンテンツ「ゲーセン横丁」を「iモード」向け配信開始 |
2002年9月 |
米ニューヨーク近代美術館と携帯電話を通じたコンテンツ配信にあたっての独占契約を締結 |
2004年12月 |
大阪証券取引所ヘラクレス(大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場 |
2005年6月 |
クレイズカンパニー株式会社(現:ビーズマニア株式会社)の全株式を取得 |
2005年7月 |
株式会社ケイブ・オンライン・エンターテイメントを設立 |
2006年2月 |
ミニ四駆ネットワークス株式会社を設立 |
2007年2月 |
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社と資本および業務提携 |
2007年4月 |
オンラインゲーム「女神転生IMAGINE」正式サービス開始 |
2007年5月 |
株式会社マルハンとデジタルメディア事業について業務提携 |
2007年6月 |
タボット株式会社を設立 |
2008年6月 |
ビーズマニア株式会社の全事業について事業を譲受 |
2010年1月 |
(株)ディー・エヌ・エーが運営するケータイ総合ポータルサイト「モバゲータウン」へソー シャルメディア・アプリの提供開始 |
2010年5月 |
コマース事業の一部譲渡ならびに事業の廃止 |
2010年6月 |
タボット株式会社の全株式を売却 |
2011年8月 |
グリー株式会社と資本および業務提携 |
2012年11月 |
本社を東京都目黒区上目黒二丁目1番1号に移転 |
2013年12月 |
グリー株式会社との業務提携解消 |
2015年2月 |
株式会社ケイブシステムズを設立(2017年8月清算結了) |
2019年8月 |
監査等委員会設置会社に移行 |
2019年11月 |
株式会社capableを設立 |
2020年3月 |
スマートフォンゲーム製作委員会(名称未定)を組成(2022年10月清算結了) |
2020年12月 |
凱樂數位股份有限公司(英語表記:Cave Interactive Taiwan Co., Ltd.)を設立(2023年5月清算結了) |
2021年9月 |
FIVESTAR BANK株式会社を設立(2022年10月清算結了) |
2021年11月 |
株式会社でらゲーとの資本提携 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行 |
2022年7月 |
株式会社ナダ・ホールディングスと新規スマートフォンゲーム開発の共同開発契約を締結 |
2022年9月 |
株式会社でらゲーの全株式取得 |
2022年10月 |
新規NFTゲーム開発の受注契約を締結 |
2022年11月 |
株式会社capableが株式会社CAPEを設立 |
事業内容
ケイブは、ゲーム事業と動画配信関連事業の2つの主要なセグメントを持つ企業グループです。このグループは、ケイブを含む合計13社(連結子会社4社、非連結子会社6社、関連会社3社)で構成されています。
ゲーム事業では、主にモバイルオンラインゲームの開発と運営に注力しています。このセグメントには、ケイブ、株式会社でらゲー、DELUXE GAMES SDN.BHD.が含まれ、スマートフォンゲーム「メテオ(仮)」製作委員会などが具体的なプロジェクトとして挙げられます。
一方、動画配信関連事業では、動画配信プラットフォームの開発と運営に加え、インターネット広告を通じた動画配信者のサポートやマネジメントを行っています。このセグメントには、ケイブと株式会社capableが関与しています。
ケイブグループは、これらの事業を通じて、デジタルエンターテインメント分野での多角的なサービスを提供し、モバイルゲーム市場と動画配信市場の両方で影響力を拡大しています。
経営方針
ケイブは、ゲーム事業と動画配信関連事業を軸に、成長戦略を推進しています。同社は、新たな収益基盤の確立を目指し、特にゲーム事業セグメントにおいて、シューティングゲームの金字塔「東方Project」のIP許諾を受けた新規ゲーム開発に着手しています。これにより、新規サービスを順次リリースできる体制を構築し、継続的な事業創出を目指しています。
また、ユーザー獲得のためには、多様化する市場やニーズに適宜対応し、最適な手法を選択し続けることが重要と考えています。同社は、既存の手法に固執せず、様々な手法を吟味し、その時々に合った最適な手法を選択実行する方針です。
コンテンツのリッチ化に対応するため、スマートフォンゲームの受託開発や製作委員会を含め、リスクを数社で協力してシェアする方法で対応しています。これにより、コストや時間などのリスクを軽減しつつ、高品質なサービス提供を目指しています。
システム技術・インフラの強化も重要な戦略の一つです。同社のモバイルコンテンツ及びオンラインゲームは、インターネット上で提供されているため、システムの安定的な稼働及び技術革新への対応が課題となっています。これに対し、サーバー等のシステムインフラの継続的な強化と技術革新への迅速な対応を進めています。
さらに、動画配信マネジメントやSNS広告を利用したシナジー効果の創出にも注力しています。従来のモバイルオンラインゲーム事業に加え、インターネット動画配信者へのサポート・マネジメントやSNS広告事業を行い、双方のコンテンツの特性を相互に利用し、相乗効果を生み出しながら売上の増大を目指しています。
これらの戦略を通じて、ケイブはデジタルエンターテインメント分野での多角的なサービス提供を強化し、モバイルゲーム市場と動画配信市場の両方で影響力を拡大していく方針です。