ソフトウェア・サービスJP:3733

時価総額
¥751.9億
PER
13.2倍
医療情報システムの開発・販売・導入、オーダリングシステムや電子カルテシステムの提供、オンラインネットワークを利用した保守サービス、サーバー等のハードウェア販売を手がける。

沿革

1969年4月

大阪市北区曽根崎において株式会社ソフトウェア・サービスを設立

1970年4月

ミニコンによる導入型医療情報システムを開発、発売

1971年4月

3時間ドックシステムを開発、発売

1972年4月

オフコンによるセンター利用型医療情報システムを開発、発売

1978年3月

本店を大阪市北区西天満に移転・登記

1984年9月

UNIXによる医療情報システム提供開始

1986年3月

本店を大阪府吹田市に移転・登記

1990年4月

株式会社病院システム研究所を設立

1994年5月

調剤薬局向けWINDOWS版医療情報システムの提供開始

1994年10月

精神病院向けWINDOWS版医療情報システムの提供開始

1995年5月

一般病院向けWINDOWS版オーダリングシステム(初期バージョン)『CHITOS』
(CSS Hospital Total Ordering System)の提供開始

1997年1月

WINDOWS版オーダリングシステム(旧バージョン)『NEWTONS』
(New Technology Ordering Network System)の提供開始

2000年4月

WINDOWS版電子カルテシステム(旧バージョン)『e-カルテ®』の提供開始

2001年10月

株式会社病院システム研究所を100%出資子会社化

2002年10月

子会社である株式会社病院システム研究所の商号を株式会社エスエスサポートに変更

2003年1月

本社ビルを大阪市淀川区西宮原に竣工

本店を同上に登記

2003年8月

厚生労働省標準的電子カルテ推進委員会に参画

2004年2月

大阪証券取引所 ヘラクレスへ上場

2005年4月

『プライバシーマーク』認証取得

2008年5月

本社ビルを大阪市淀川区宮原に竣工

2009年11月

『国際規格ISO9001』認証取得

2010年6月

オーダリングシステム(現行バージョン)『NEWTONS2』及び

電子カルテシステム(現行バージョン)『新版e-カルテ®』の提供開始

2010年10月

大阪証券取引所 JASDAQへ上場(市場統合)

2012年1月

東京オフィスを開設

2013年7月

東京証券取引所 JASDAQへ上場(市場統合)

2013年11月

SS-MIXデータを利用した「診療情報開示システム」を提供開始

ひろしま医療情報ネットワーク(HMネット)20医療機関にて本格稼動開始

2014年8月

本社ビルを大阪市淀川区西宮原2丁目6番1号に竣工

本店を同上に登記

2014年11月

株式会社オー・エム・シィーと合併

2015年3月

『情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)』認証取得

2016年3月

電子カルテシステム『e-カルテ®』商標登録

2017年5月

沖縄ブランチを開設

2017年11月

地域包括ケアシステム『CareMill®(ケアミル®)』商標登録

2018年7月

医療用画像管理システム『SeavoPACS®』及び

汎用画像診断システム『SeavoView®』商標登録

2018年9月

九州ブランチ開設

2020年8月

ユタカインテグレーション株式会社を100%出資子会社化

2022年4月

東京証券取引所 スタンダード市場へ移行

2022年6月

東京支社を東京都大田区に竣工(東京オフィスは廃止)

2023年3月

北海道ブランチ開設

2023年4月

SSI-CSIRT NCA(一般社団法人日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会)正式加盟

2023年6月

九州ブランチ移転

事業内容

同社グループは、同社および子会社2社で構成されており、医療情報システム事業を主軸に展開しています。この事業セグメントでは、オーダリングシステムや電子カルテシステムを含む医療情報システムの開発、販売、導入を手掛けています。これらのシステムは、医療現場の効率化と質の向上に貢献する技術として重要視されています。

また、同社グループは、導入された医療情報システムに対する保守サービスも提供しています。このサービスは、オンラインネットワークを通じて行われ、システムの安定稼働を支える重要な役割を果たしています。

さらに、医療情報システム導入に必要なハードウェアの販売も行っており、サーバー等の提供を通じて、システム全体の構築をサポートしています。これにより、同社グループは医療情報システムに関連する一連のニーズに対応し、医療機関のデジタル化推進に貢献しています。

同社グループは、これらの事業活動を通じて、医療情報システム事業の単一セグメントにおいて、包括的なソリューションを提供していることが特徴です。事業系統図に示されるように、開発から導入、保守に至るまでの一貫したサービス提供体制を構築しており、医療業界における情報技術の進化に貢献しています。

経営方針

同社グループは、医療情報システム事業を核として、医療現場のデジタル化を推進することで社会に貢献しています。経営理念に「人を活かすシステムの創造」を掲げ、健康、医療、介護分野に特化したシステム開発を通じて、明日の医療を情報システムで支援しています。同社は、専門特化、創造価値、自主独立を基本ポリシーとし、医療情報システム市場における確固たる地位の確立を目指しています。

経営戦略として、シェアの拡大、保守サービスの拡充によるストック型収益の確保・拡大、収益力の強化の3つを軸に掲げています。特に、2025年10月期末までに1,000ユーザー以上を目標とし、新規ユーザーの獲得と既存ユーザーの継続利用を進めることで、シェアの拡大を図っています。また、保守サービス等のストック型収益を拡充し、経常利益率20%以上を目標に収益力の強化に努めています。

対処すべき課題として、人財の増強・定着及び継続的な教育、製品ラインナップの拡充と品質の向上、顧客との関係強化、システム導入の効率化が挙げられています。これらの課題に対応することで、医療情報システムの普及拡大と市場競争における強みの確立を目指しています。

同社グループは、医療情報システムの開発、販売、導入、保守サービスを一貫して提供することで、医療機関のデジタル化推進に貢献し、医療現場の効率化と質の向上を実現しています。これらの取り組みを通じて、同社グループは医療情報システム市場における確固たる地位の確立と企業価値の向上を目指しています。