イルグルムJP:3690株価

時価総額
¥36.6億
PER
27.5倍
マーケティングDX支援とコマース支援の2セグメントの大手。広告効果測定ツール「アドエビス」やオープンプラットフォーム「EC-CUBE」を展開。子会社7社(孫会社1社)と関連会社1社を擁し、国内中心にベトナムを含む展開。

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事業内容

イルグルムはマーケティングとEC支援を軸に事業を展開しています。主力サービスは広告効果測定ツール「アドエビス」を中心としたマーケティングDX支援と、オープンプラットフォーム「EC‑CUBE」を核とするコマース支援です。

同社の主要顧客は広告主や広告代理店、そしてオンライン販売を行う企業のマーケティング担当やEC担当です。収益はSaaS型の利用料や保守・運用の継続収入に加え、導入時の構築やカスタマイズなどの受託収入で成り立っています。

事業は大きくマーケティングDX支援とコマース支援の二つのセグメントに分かれています。前者ではアドエビスのほかキャンペーン管理や広告レポート自動作成、動画マーケティング支援などを行い、後者ではEC‑CUBEを用いたサイト構築や運用・改善支援を提供しています。

経営方針

同社は中期経営方針「VISION2027」の下で、プロダクト提供型から「プロダクト+高度人材によるビジネスパートナー」への変革を進め、連結売上高100億円の達成に向けて成長を目指しています。連結営業利益は黒字を維持しつつ、生成AIなど先端技術への投資を続けることで新たな収益柱を構築し、ROE10%以上の実現を重視する計画です。2026年9月期以降は事業セグメントを「コマースAI事業」と「マーケティングAI事業」に整理し、収益拡大の明確な道筋を示しています。

重点投資分野は、マーケティング領域とコマース領域へのAI適用であり、同社は生成AIを組み込んだ製品開発と運用支援の両面に注力しています。差別化の核は、広告効果測定ツール「アドエビス」とオープンなEC基盤「EC‑CUBE」を組み合わせ、導入から運用・改善までを一貫して提供する垂直統合モデルです。さらに、子会社によるECオペレーション支援を通じて運用ノウハウを蓄積し、定額の利用料収入と構築・受託収入を併せた複合的な収益構造で安定化を図っています。

新市場開拓と事業拡大では、既存顧客への深耕に加え、事業体の統合やM&Aによる能力獲得を進めてシナジーを加速する方針です。具体的には複数の子会社の統合や、AI実装力を補完する企業の買収を模索し、キャンペーン管理やEC運用のサービスを横展開して顧客接点を拡大します。実務面では、2025年5月に生成AIを組み込んだ新製品「アドエビスキャンペーンマネージャー」の有償提供を開始し、顧客フィードバックを基に商談・導入を拡大しています。

技術革新への取り組みとして、同社は2020年に専任の研究開発組織を設置し、生成AI応用や知見抽出の研究を継続しています。研究成果は特許出願(「AIによるマーケティング施策企画推定」など)にも結実しており、今後もAIを核とした独自アプリケーションへの投資を強化する方針です。加えて、高度人材の採用・育成や外部パートナーとの協業でAIの実運用力を高め、製品改善とサービス品質の両面で競争優位を築こうとしています。