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デジタルハーツホールディングスJP:3676
事業内容
デジタルハーツホールディングスは、純粋持株会社として、連結子会社20社と持分法適用会社2社で構成されています。企業ミッション「SAVE the DIGITAL WORLD」のもと、DHグループ事業とAGESTグループ事業を展開し、顧客企業のソフトウェア開発の品質向上を支援しています。
DHグループ事業では、主にコンソールゲームやモバイルゲーム向けのエンターテインメントコンテンツを対象に、国内デバッグサービスを提供しています。これは、ソフトウェアの不具合をユーザー目線で検出し、顧客企業に報告するサービスです。主な関係会社には株式会社デジタルハーツがあります。
また、DHグループ事業では、ゲームタイトルの海外展開に必要な翻訳・LQAやマーケティング支援を行うグローバルサービス、ゲームの受託開発や2D/3Dグラフィック制作を行うクリエイティブサービス、総合ゲーム情報サイト「4Gamer.net」の運営などのメディアサービスを提供しています。関係会社にはAetas株式会社や株式会社フレイムハーツなどがあります。
AGESTグループ事業では、主にWebシステムや業務システム向けのエンタープライズシステムを対象に、QAソリューションを提供しています。これは、システムテストやセキュリティテスト、ERPの導入支援などを含むサービスです。主な関係会社には株式会社AGESTやLOGIGEAR CORPORATIONがあります。
さらに、AGESTグループ事業では、セキュリティ監視やシステムの保守・運用支援などのITサービスを提供しています。これにより、企業のITインフラの安定運用をサポートしています。主な関係会社には株式会社AGESTがあります。
経営方針
デジタルハーツホールディングスは、企業理念「SAVE the DIGITAL WORLD」を掲げ、デジタルサービスの品質と安全性向上を目指しています。同社は、DHグループ事業とAGESTグループ事業の2つの主要事業を展開し、それぞれの成長ポテンシャルを最大化するためのスピンオフ上場を準備中です。
DHグループ事業では、エンターテインメント業界のグローバル・クオリティ・パートナーを目指し、海外ゲームメーカー向けに多言語デバッグやAI翻訳エンジン「ella」を活用した翻訳サービスを提供しています。また、国内市場では「Nintendo Switch 2」の発売に伴う新規タイトル開発の活発化を見据え、テスターの採用・育成を強化しています。
一方、AGESTグループ事業は、エンタープライズシステムの品質を先端技術で支えるAIテスト企業を目指しています。次世代QAエンジニアの育成やテスト自動化を推進し、独自のテストツール「TFACT」を活用して効率的なテストを実現しています。これにより、新たな収益モデルの確立を図っています。
デジタルハーツホールディングスは、急速に変化するデジタル市場に対応するため、売上高や利益を経営指標とし、迅速かつ柔軟な経営判断を行っています。また、海外展開や新規事業の推進を通じて、持続的な成長を目指しています。