オークファンJP:3674株価

時価総額
¥36億
PER
175.3倍
BtoB取引市場のDX化とD2Xコマースの有力企業。aucfan.comで約700億件のデータ蓄積、一般会員1,078,844人・有料会員31,328人(2025年9月末時点)のサービスを展開。2025年2月にAmacodeを事業整理、2025年3月にNETSEAオークションを終了。日本・中国中心に展開。

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事業内容

オークファンは膨大な売買データとAIを活用して流通の可視化・効率化を図る事業を展開しています。主力サービスとしては、オークションやECの過去相場を検索できる「aucfan.com」と、企業間の卸売を支援するBtoBモール「NETSEA」を中核に、近年は自社ブランドのOEM販売「AP LAB」やライブコマース「NETSEA MallLive」といったD2Xコマースにも注力しています。

同社の主要顧客は個人の物販事業者や副業者、ネット販売事業者に加え、小売店や卸、メーカー(サプライヤー)など幅広い事業者です。収益はaucfanの有料会員課金や広告収入、NETSEAの流通手数料(おおむね流通額の8.5〜10.5%)やサプライヤー向け月会費、さらにAP LABやMallLiveの物販収益、投資の売却益やコンサル収益が中心になります。

事業はソリューション、プラットフォーム、インキュベーションの三セグメントで構成されています。ソリューションではaucfan.com(約700億件の蓄積データ、無料会員約1,078,844人・有料会員31,328人、平均月額課金約2,216円)やタテンポガイド、オークファンロボ、good sellers等を提供し、Amacodeは2025年2月に事業整理しました。プラットフォームではNETSEAや展示商談会OSRを運営し(NETSEAの流通額は数十億円規模)、かつてのNETSEAオークションは2025年3月に終了、インキュベーションでは事業投資や投資先支援を通じて新規事業・海外展開の基盤構築を進めています。

経営方針

同社は膨大な売買データとAIを活用して流通の可視化・効率化を進め、コーポレートアイデンティティ「RE‑INFRA COMPANY」の下で唯一無二の流通インフラ構築を目指しています。成長戦略の中核は国内のBtoB取引市場のDX化で、同市場は約300兆円規模、そのうちEC化されていない取引は約200兆円と推定されるため、未開拓領域のデジタル化で中長期的な拡大を狙っています。既存資産ではaucfanの約700億件の蓄積データと無料会員約107万、 有料会員31,328人(平均月額課金2,216円)を起点にマネタイズ拡大を図る方針です。

重点投資分野は自社ブランドのOEM販売「AP LAB」とライブコマース「NETSEA MallLive」で、同社はこれらをD2Xコマースとして新たな成長ドライバーに位置づけています。AP LABでは中国の生産拠点を自ら開拓して製造・調達し、個人向け販売に加えて法人への卸販売まで担うことでマージン改善を図ります。NETSEA MallLiveは自社で仕入れた商品をTikTok等のライブで販売し、将来的にはライバーや販売者への商材提供へと展開する計画で、既存のNETSEAプラットフォーム(流通手数料はおおむね8.5〜10.5%やサプライヤー向け月会費など)との連携で差別化を図っています。

海外事業についてはこれまでChina中心に市場開拓を進めてきたものの、収益化に時間を要しているため再評価と選定を進めています。Japan→China、China→Japanの取り組みで得たネットワークや市場知見を踏まえ、単なる市場開拓ではなく収益性の高い領域へ投資配分を見直す方針です。加えて事業ポートフォリオは収益性・成長性・シナジーを基準に再構築し、採算性の低い事業は縮小・撤退して経営資源をAP LABやMallLiveなどの成長領域に集中させることで、固定費最適化と投資効率の改善を図っています。

技術革新面ではAI・データ活用を中核に据え、商品企画の高度化や在庫運用精度向上で収益モデルの確立を目指しています。具体的にはクラウド基盤の強化、業務の自動化、データ分析基盤の整備、情報セキュリティ投資を継続し、顧客獲得効率や顧客生涯価値(LTV)向上のための施策を統合的に進めます。短期的には先行投資が収益を圧迫するものの、同社は中長期的な事業拡大と企業価値向上を見据えてこれらの取り組みを継続しています。