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オークファンJP:3674
沿革
2007年6月 |
インターネットメディア「オークファン」の運営を事業目的として、株式会社デファクトスタンダードよりメディア事業を新設分割し、東京都港区芝に株式会社オークファンを設立、純広告サービス及びネット広告サービスを開始 |
2007年7月 |
本社を東京都渋谷区恵比寿一丁目21番8号に移転 |
2007年8月 |
オークファン無料会員サービスを開始 |
2008年4月 |
本社を東京都渋谷区広尾一丁目3番14号に移転 |
2008年5月 |
有料会員サービス「オークファンプレミアム」を開始 |
2008年12月 |
オークション専門通信講座「オークファンスクール」を開始 |
2009年5月 |
オークションデータ分析サービス「オークデータ」を開始 |
2010年7月 |
本社を東京都渋谷区道玄坂一丁目21番14号に移転 |
2011年11月 |
オークデータの機能を強化した総合分析ツール「オークファンプロ」を開始 |
2013年3月 |
本社を東京都渋谷区道玄坂一丁目14番6号に移転 |
2013年4月 |
東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2015年7月 |
株式会社ディー・エヌ・エーより、BtoB卸モール「DeNA BtoB market(現 NETSEA)」を運営する株式会社NETSEAの株式を取得、子会社化 |
2016年1月 |
株式会社リバリューの株式を取得、子会社化 |
2016年2月 |
オークファンプレミアム会員の機能拡張と価格改定 新会員サービス「オークファンライト会員」を開始 |
2016年4月 |
ネットショップ一元管理ツール「タテンポガイド」を運営する株式会社スマートソーシングの株式を取得、子会社化 |
2016年7月 |
EC解析ツール『Storoid(ストロイド)』を開始 |
2016年9月 |
株式会社NETSEAと株式会社リバリューが合併し、株式会社SynaBizとして発足 |
2016年11月 |
オークファンプロ、Storoid(ストロイド)の機能を統合・強化した、フリマアプリ・ネットオークション・EC の総合支援サービス「オークファンプロPlus」を開始 |
2017年12月 |
本社を東京都品川区上大崎二丁目13番30号に移転 |
2017年12月 |
NETSEAが楽天株式会社より「楽天 B2B」事業の一部を承継 |
2019年7月 |
Amazonセラーを支援する出品ツール「ARPAcart(アルパカート)」を開始 |
2020年5月 |
Amazon出品ツール「オークファンコネクト」を開始 |
2020年9月 |
仕入れ価格の最大2%を還元する会員サービス「NETSEA プライム」を開始 |
2020年10月 |
社会の様々な「Re」を統合した唯一無二のインフラを構築していく会社としてIDENTITYを「Re-INFRA COMPANY」と再定義 |
2021年1月 |
NETSEAが自治体と初の協業、愛媛県の特設ページ「愛媛百貨」を開設 |
2021年2月 |
IT専門知識不要の業務自動化ソリューション(RPA)「オークファンロボ」を提供開始 |
2021年5月 |
「NETSEA」掛け払い決済サービス「NETSEA掛け払い powered by GMO」を提供開始 |
2021年8月 |
ワケあり商品のオークション形式卸サイトReValue BtoBモールが「NETSEAオークション」に名称変更・リニューアル |
2021年9月 |
株式会社スマートソーシングを吸収合併 |
2022年2月 |
「NETSEAオフライン展示会」を開始 |
2022年4月 |
オーエスアールネット株式会社及び大阪船場流通マート株式会社の株式を取得、子会社化 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行 |
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2022年6月 |
中国海南省に現地子会社「傲可凡(海南)网絡科技有限公司」を設立 |
2022年8月 |
「TOCビル(東京卸売りセンター)」を運営する株式会社テーオーシーと業務提携 |
株式会社トラストエフォートよりAmazonセラー専用アプリ「Amacode(アマコード)」の事業を譲受 |
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2023年6月 |
本社を東京都品川区北品川5丁目1番18号に移転 |
2023年7月 |
中国輸入代行サービス「THE直行便」を運営する株式会社SNIFF JAPANと業務提携 |
2023年8月 |
世界最大級の卸売市場「義烏マーケット」を運営する浙江中国小商品城集団股份有限公司と戦略的パートナーシップ契約を締結 |
2023年11月 |
中国向けBtoB輸出プラットフォームNETSEA CHINA(奈特喜)リリース |
中国の大手決済サービス「YeePay(易宝支付)」と業務提携 |
事業内容
オークファンは、国内外のBtoB卸売市場において、中小企業や個人事業主のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する事業を展開しています。同社は、700億件を超える売買データとAI技術を駆使し、在庫価値の可視化や最適化を図る在庫価値ソリューション事業、商品流通プラットフォーム事業、そしてインキュベーション事業の3つの主要セグメントを有しています。
在庫価値ソリューション事業では、オークファンが提供する「aucfan.com」を中心に、商品の時価を可視化し、価格と販路の最適化を図ります。このサービスは、有料課金収入とネット広告収入を主な収益源としています。また、ネットショップ一元管理サービス「タテンポガイド」や、Amazonセラー専用アプリ「Amacode」など、多様なサービスを提供しています。
商品流通プラットフォーム事業では、BtoB卸モール「NETSEA」や、滞留在庫・返品・型落ち品等の流動化支援を行う「NETSEAオークション」を運営。これらのプラットフォームを通じて、サプライヤーとバイヤーのマッチングを促進し、新たな販路の提供を行っています。主な収益モデルは、流通金額に基づく手数料収入です。
インキュベーション事業は、事業投資及び投資先企業の支援を通じて、オークファンの競合優位性の構築・維持を目指すセグメントです。営業投資有価証券の売却益や、投資先企業へのコンサルティング収益が主な収益源となっています。
これらの事業を通じて、オークファンは国内外のBtoB市場におけるDX化を推進し、中小企業や個人事業主の成長を支援しています。
経営方針
オークファンは、国内外のBtoB卸売市場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に注力しています。同社は、国内BtoB卸売市場が300兆円規模にも関わらず、EC化率が34.9%と低いことから、200兆円以上のオンライン化されていない市場を対象に事業展開を行っています。また、海外市場においても、数千兆円規模のBtoB卸売市場をターゲットにしています。
オークファンは「RE-INFRA COMPANY」というコーポレートアイデンティティのもと、再流通インフラの構築を目指しています。具体的には、700億件を超える売買データとAI技術を活用し、商品の時価を可視化し、価格と販路を最適化する在庫価値ソリューション事業を展開。さらに、中小企業や個人事業主向けに、商品流通を支援するプラットフォームを提供しています。
同社は、卸売市場のDX化を急務と捉え、SMB(中小企業・個人事業主)向け事業への選択と集中を進めています。オンラインとオフラインの取引をシームレスにすることで、流通額の成長とBtoB卸売市場のDX化を推進。また、オフラインの卸売データを取り込むことで、最適な価格と販路の選択を可能にし、在庫流動化支援による廃棄ロス削減にも取り組んでいます。
中長期的な事業拡大のためには、海外BtoB卸売市場への進出が必要と考え、中国海南省に現地子会社を設立し、海外向けサービス開始の準備を進めています。さらに、システム技術・情報セキュリティの継続的な強化、多様な売買データの整備・拡充、内部管理統制機能の強化にも注力しています。
これらの戦略を通じて、オークファンは国内外のBtoB市場におけるDX化を推進し、中小企業や個人事業主の成長を支援することを目指しています。