- 日本企業
- エムアップホールディングス
エムアップホールディングスJP:3661
沿革
2004年12月 |
携帯電話端末及びPC端末向けの有料コンテンツの提供及び通信販売を主事業とする目的で、東京都渋谷区神宮前に株式会社エムアップを設立 |
2005年1月 |
株式会社アンリミテッドグループから携帯コンテンツ配信事業、PCコンテンツ配信事業及びeコマース事業の営業譲受 |
2005年10月 |
eコマース事業において、アパレル商品のセレクトショップである「ROYAL Roc(ロイヤルロッシュ)」を開設 |
2006年9月 |
本社を東京都渋谷区渋谷に移転 |
2006年10月 |
携帯コンテンツ配信事業において、自社がコンテンツプロバイダーとなる携帯電話キャリア公式サイトとして、メロディコールを提供する「アーティスト公式コール」を開設 |
2007年2月 |
「ROYAL Roc(ロイヤルロッシュ)」の携帯電話キャリア公式サイトを開設し、携帯電話端末を通じたeコマース事業を開始 |
2007年7月 |
「アーティスト公式デコメ」をキャリア公式サイトとして開設し、音楽以外のコンテンツ分野へ進出 |
2008年9月 |
「GLAY MOBILE」をキャリア公式サイトとして開設。携帯コンテンツ事業において、ファンクラブサイトの運営を開始 |
2011年8月 |
eコマース事業において、GLAYオフィシャルストアG-DIRECTを開設し、CD、DVD及びブルーレイといった音楽映像商品の直販事業を本格的に開始 |
2012年3月 |
東京証券取引所マザーズ市場へ上場 |
2012年5月 |
株式会社アドウェイズより、株式会社アドウェイズ・エンタテインメント(株式会社エムアップAEへ商号変更)の全株式を取得し、子会社化 |
2013年5月 |
株式会社エムアップAEを吸収合併 |
2013年9月 2014年11月 2015年12月 2016年1月 |
東京証券取引所市場第一部に市場変更 株式会社ハンアップ設立(現株式会社THE STAR ASIA JAPAN、連結子会社) 株式会社FREE設立(連結子会社) 株式会社WateR設立(現株式会社Roen Japan、連結子会社) |
2016年6月 2016年6月 2017年9月 |
株式会社WEARE設立(連結子会社) 株式会社ハンアップを、株式会社THE STAR JAPANへと商号変更し、株式会社スターニュース及び株式会社ザ・スター・アジアと資本提携を締結 株式会社WateRを、株式会社Roen Japanへと商号変更 |
2018年3月 2018年3月 2018年9月 2018年12月 2019年2月 2019年4月 |
株式会社VRMODE設立(連結子会社) 株式会社KAKUZO設立(連結子会社) EMTG株式会社の全株式を取得し、子会社化(現株式会社Fanplus、連結子会社) 株式会社エンターテイメント・ミュージック・チケットガード設立(現株式会社Tixplus、連結子会社) 一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)入会 株式会社エムアップ分割準備会社設立(現株式会社Creative Plus、連結子会社) |
2020年4月 2022年4月 |
持株会社体制へと移行、株式会社エムアップホールディングスへと商号変更 東京証券取引所プライム市場へ移行 |
事業内容
エムアップホールディングス及びその子会社8社は、スマートフォンやPC端末向けのサイト企画・制作・運営とコンテンツ提供を主軸に事業を展開しています。同社グループの事業は、コンテンツ事業、電子チケット事業、及びその他の事業の3つのセグメントに分類されます。
コンテンツ事業では、有料コンテンツの提供やアプリ配信を行い、音楽、エンタテインメント、ファンクラブ、そしてEC事業に大別されます。特に、ファンクラブサイトを通じたアーティストグッズやCD/DVD等のパッケージ商品の販売に力を入れており、ファン層をターゲットにした販売戦略を展開しています。また、アーティストやアニメーションの公式eコマースサイトの運営も手がけ、新たな流通経路の開拓に注力しています。
電子チケット事業では、スマートフォンを利用した電子チケットの提供に加え、チケットのトレード機能も提供しています。この事業は、ライブやコンサート、スポーツイベント、レジャー施設等のチケットを電子形式で提供し、権利者に許諾を受けたチケットのトレード機能が特徴です。
その他事業は、上記2つのセグメントに含まれない、主に新規事業が該当します。エムアップホールディングスグループは、企画力を活かしたコンテンツ提供、幅広いコンテンツ分野での事業展開、集客力の高いアーティスト等の獲得、そしてコンテンツホルダーとの強固なネットワーク構築を事業の特徴としています。これらを通じて、エンタテインメント市場の活性化と新たなビジネスモデルの創出を目指しています。
経営方針
エムアップホールディングスは、インターネットを通じたコンテンツ、商品、サービスの提供を通して、エンタテインメント市場の活性化と新たなビジネスモデルの創出を目指しています。同社は、コンテンツホルダーと利用者の関係性を重視し、両者をより密接に繋げることを意識しています。これまでに培ったレコード会社をはじめとする様々なコンテンツホルダーとの良好な関係と、権利ビジネスにおける経験を活用し、音楽コンテンツだけでなく、キャラクターやファンクラブサイトなど、多岐にわたるエンタテインメントコンテンツの取り扱いを拡大しています。
同社グループは、中期的にコンテンツ事業、電子チケット事業、及び新規事業からなるその他事業の成長を目指し、相乗効果を生み出す取り組みを行っています。特に、コンテンツ事業では、有料コンテンツの提供やアプリ配信に力を入れ、ファンクラブサイトを通じたアーティストグッズの販売や公式eコマースサイトの運営に注力しています。電子チケット事業では、電子チケットの提供とトレード機能の提供を行い、新規事業では、積極的な新規子会社の展開や事業提携を通じて、新たなビジネスモデルの開拓に取り組んでいます。
エムアップホールディングスは、コンテンツ獲得力とシステム業者とのネットワークを強みとし、これらを乗数的に活用するビジネス展開を行っています。また、現代の音楽ビジネスにおいて、IT技術のインフラを加えることで、アーティストとユーザーの掛け橋となる新たな可能性を創造し、サービスの向上を継続しています。これらの戦略を通じて、エムアップホールディングスは、エンタテインメント市場のさらなる活性化と収益力の高いサービス運営を目指しています。