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モルフォJP:3653
沿革
2004年5月 |
東京都港区南青山に株式会社モルフォを設立 |
2004年9月 |
本社を東京大学本郷キャンパス内(東京都文京区本郷)に移転 |
2011年7月 |
東京証券取引所マザーズ市場に株式上場 |
2012年2月 |
米国子会社「Morpho US, Inc.」を設立 |
2013年10月 |
韓国子会社「Morpho Korea, Inc.」を設立 |
2014年4月 |
本社を東京都千代田区西神田に移転 |
2015年12月 |
株式会社デンソーと資本業務提携 |
2017年4月 |
株式会社エスアールエルと業務提携 |
2017年11月 |
みらかホールディングス株式会社(現 H.U.グループホールディングス株式会社)と資本提携 |
2018年8月 |
中国子会社「Morpho China, Inc.」を設立 |
2018年10月 |
フィンランドのAI開発企業「Top Data Science Ltd.」を子会社化 |
2019年11月 |
PUX株式会社を持分法適用関連会社化 |
2019年12月 |
国内子会社「株式会社モルフォAIソリューションズ」を設立 |
2020年6月 |
台湾子会社「Morpho Taiwan, Inc.」を設立 |
2021年6月 |
フィンランドのAI開発企業「Top Data Science Ltd.」を完全子会社化 |
2021年9月 |
株式会社ミックウェアと業務提携 |
2022年4月 |
本社を東京都千代田区神田錦町に移転 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場マザーズ市場からグロース市場に移行 |
事業内容
モルフォ及びその連結子会社6社(株式会社モルフォAIソリューションズ、Morpho US, Inc.、Morpho Korea, Inc.、Morpho China, Inc.、Top Data Science Ltd.、Morpho Taiwan, Inc.)で構成されるモルフォグループは、スマートフォンやその他の組込み機器を含む多様なプラットフォーム向けに、画像の認識、処理、表現に関連する一連のプロセスをサポートする各種ソフトウェアの提供を行っています。同社グループは、デジタル画像処理に関する高度なアルゴリズムの研究開発に注力し、最先端の画像処理技術を活用したソフトウェア製品を市場に提供しています。これらの製品は、余計な容積を必要とせず、壊れにくく、消費電力が少ないという特徴を持っています。
モルフォグループの収益構造は、主に国内外のスマートフォン市場を中心としたソフトウェア・ライセンス事業から成り立っており、開発、ライセンス販売、顧客サポートを同社が担い、海外顧客への販売や技術サポート、マーケティング活動は連結子会社が担当しています。収益はロイヤリティ収入、サポート収入、開発収入の3つに区分されます。ロイヤリティ収入は、モルフォグループのソフトウェア製品を商用目的で利用する許諾を受けた事業者から得られるもので、出荷台数や利用期間に応じたライセンス料が主な収入源です。サポート収入は、ソフトウェア製品の実装支援や技術的なサポート提供によるもので、開発収入は、技術的評価や新技術・製品開発のための画像処理エンジン提供に関連するものです。
経営方針
モルフォは、革新的なイメージング・テクノロジーの創造を企業理念とし、人間の目を拡張し、感動に満ちた世界を実現することをビジョンに掲げています。同社グループは、画像処理と画像認識技術の融合による新技術開発に積極的に取り組んでおり、特にスマートデバイス、車載/モビリティ、デジタルトランスフォーメーション(DX)市場を重点領域としています。
車載/モビリティ領域では、自動運転や先進運転支援システム(AD/ADAS)、ドライバーモニタリングシステムの開発を推進しています。DX領域では、光学文字認識(OCR)、セキュリティカメラ、建設での画像処理やディープラーニングを活用した画像認識技術の開発に力を入れています。これらの取り組みを通じて、事業規模の拡大を目指しています。
海外市場への展開も同社の成長戦略の重要な柱です。海外営業体制の強化、ビジネスパートナーとの連携を進めるとともに、最先端の半導体やセンサー技術を持つ企業との協業を通じて、処理速度の高速化や低消費電力化を推進しています。また、グローバル人材の採用により、海外展開を加速させる方針です。
内部管理体制の強化、人材の育成、知的財産権の確保にも注力しています。コーポレート・ガバナンスの強化、高度な技術知識を持つ人材の育成と定着、独自技術の特許取得と活用を進めることで、持続可能な成長を目指しています。これらの戦略を通じて、モルフォは技術の発展と豊かな文化の実現に貢献していくことを目指しています。