パピレスJP:3641

時価総額
¥94.7億
PER
24.2倍
電子書籍販売を主軸に、次世代コンテンツ開発(株式会社ネオアルド)、中華民国・英語圏向け電子書籍サイト運営(巴比楽視網路科技股份有限公司、Papyless Global,Inc.)、海外電子書籍提供予定(PAPYLESS HONG KONG CO.,LTD.)、取次販売(アルド・エージェンシー・グローバル株式会社)。

沿革

1995年3月

創業者である天谷幹夫が、「富士通株式会社」の社外ベンチャー制度(社員の起業支援制度)を利用して、通信ネットワークによる電子書籍販売を事業とする「株式会社フジオンラインシステム」を設立(東京都豊島区東池袋、資本金20,000千円)

1995年11月

「電子書店パピレス」を開設、電子書籍販売を開始

2000年10月

商号を「株式会社パピレス」に変更

2003年10月

携帯電話公式サイトで電子書籍販売を開始

2007年4月

電子書籍レンタルサイト「電子貸本Renta!」(現・「Renta!」)を開設

2010年6月

大阪証券取引所JASDAQに上場

2011年9月

「電子貸本Renta!(英語版)」(現・「Renta!(英語版)」)を開設

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2013年7月

「電子貸本Renta!(中国語繁体字版)」(現・「Renta!(中国語繁体字版)」)を開設

2014年9月

中華民国に「巴比楽視網路科技股份有限公司」(現・連結子会社)を設立

2015年7月

「株式会社ネオアルド」(現・連結子会社)を設立

2016年9月

本社を現在地(東京都千代田区紀尾井町)に移転

2017年5月

2018年4月

2019年7月

米国カリフォルニア州に「Papyless Global,Inc.」(現・連結子会社)を設立

香港に「PAPYLESS HONG KONG CO.,LTD.」(現・連結子会社)を設立

「アルド・エージェンシー・グローバル株式会社」(現・連結子会社)を設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に移行

2023年5月

「JadeComiX株式会社」(現・連結子会社)を設立

事業内容

株式会社パピレスとその子会社5社は、スマートフォン、タブレット、PCなどの情報端末向けに、ネットワーク配信を通じた電子書籍販売を主業務としています。パピレスグループは電子書籍事業を単一のセグメントとして展開しており、各関連会社は特定の役割を担っています。

株式会社ネオアルドは、次世代コンテンツの開発・制作を行い、そのコンテンツをパピレス及びその子会社や他の電子書籍事業者に提供しています。巴比楽視網路科技股份有限公司は、中華民国向けに「中国語繁体字版Renta!」を運営し、パピレスとアルド・エージェンシー・グローバル株式会社からコンテンツの提供を受けています。

Papyless Global, Inc.は、英語圏向けに「英語版Renta!」の運営を行い、同様にパピレスとアルド・エージェンシー・グローバル株式会社からコンテンツを提供されています。PAPYLESS HONG KONG CO., LTD.は、中華人民共和国の電子書籍販売サイト向けに電子書籍の提供を予定しており、アルド・エージェンシー・グローバル株式会社がコンテンツを提供する予定です。

アルド・エージェンシー・グローバル株式会社は、日本の出版社からコンテンツを受け取り、海外の電子書籍販売サイトに取次販売を行っています。これらの事業活動を通じて、パピレスグループは国内外の電子書籍市場において、多様なコンテンツを提供し、読者のニーズに応えています。

経営方針

パピレスは、インターネットの進展に伴うコンテンツ流通革命の中で、新しい価値を創造し、世界規模でのデジタルコンテンツ提案型ビジネスを目指しています。同社の経営戦略は、高品質なデジタルコンテンツの安定供給、オリジナルコンテンツの供給体制構築、次世代コンテンツとサービスの開発、顧客ニーズに合わせた販売プラットフォームの構築などに焦点を当てています。これらの戦略を通じて、デジタルコンテンツ販売高第1位を目指し、グループの価値を最大化することを目標としています。

市場環境としては、電子書籍の普及と市場規模の拡大が進む一方で、市場参入企業の増加による競争激化、消費行動の低下、個人情報保護法の改正による広告規制強化など、厳しい状況に直面しています。これに対し、パピレスはユーザーが使いやすい総合電子書店サービスの提供、コンテンツの拡充、認知度の向上、販売システム及び電子書籍制作掲載体制の合理化、海外での電子書籍販売、ブランドの確立など、複数の事業上及び財務上の課題に優先的に取り組んでいます。

また、パピレスグループは、スマートフォン、タブレット、PCなどの情報端末向けに電子書籍販売を主業務とし、国内外の電子書籍市場において多様なコンテンツを提供しています。グループ各社は特定の役割を担い、次世代コンテンツの開発・制作、国内外の電子書籍販売サイトへのコンテンツ提供などを通じて、読者のニーズに応える事業展開を行っています。これらの取り組みを通じて、パピレスはデジタルコンテンツ市場における競争優位性を確立し、持続可能な成長を目指しています。