パピレスJP:3641

時価総額
¥102.6億
PER
39倍
スマートフォンやPC向けに電子書籍販売を行う電子書籍事業と、Webtoonコンテンツの開発を手がけるIP制作事業。

事業内容

株式会社パピレスは、主に電子書籍のネットワーク配信を通じた販売を行っており、スマートフォンやタブレット、PCなどの情報端末向けにサービスを提供しています。また、IP制作の事業活動も展開しています。パピレスは、6つの子会社と共に事業を展開しており、各社が異なる役割を担っています。

電子書籍事業では、株式会社ネオアルドが次世代コンテンツの開発・制作を行い、パピレスやその子会社、他の電子書籍事業者に提供しています。巴比楽視網路科技股份有限公司は、中華民国向けの「中国語繁体字版Renta!」を運営し、コンテンツはパピレスやアルド・エージェンシー・グローバル株式会社から提供されています。

Papyless Global, Inc.は、英語圏向けの「英語版Renta!」を運営し、コンテンツはパピレスとアルド・エージェンシー・グローバル株式会社から提供されています。PAPYLESS HONG KONG CO., LTD.は、中国向けの電子書籍販売サイトにコンテンツを提供する予定です。アルド・エージェンシー・グローバル株式会社は、日本の出版社からコンテンツを受け取り、海外の電子書籍販売サイトに取次販売を行っています。

IP制作事業では、JadeComiX株式会社がWebtoonコンテンツやサービスの開発、オリジナルコンテンツの制作を行っています。これらのコンテンツは、パピレスやその子会社、他の電子書籍事業者に提供される予定です。これにより、パピレスは多様なコンテンツを提供し、グローバルな市場での展開を図っています。

経営方針

株式会社パピレスは、デジタルコンテンツの流通革命を背景に、顧客満足を追求し、世界規模でのデジタルコンテンツビジネスを目指しています。同社は高品質なコンテンツの安定供給と、AIを活用した効率化を進め、次世代コンテンツの開発に注力しています。

パピレスの成長戦略は、デジタルコンテンツのアグリゲーションとディストリビューションに重点を置いています。高品質なコンテンツを収集し、顧客ニーズに合わせて提供する体制を整え、AI技術を活用した販売プラットフォームの構築を進めています。

電子書籍市場の競争が激化する中、パピレスはユーザーに使いやすいサービスを提供するため、クラウド型配信方式の拡大や、AIを活用した検索機能の向上を図っています。また、コンテンツの多様化とオリジナル作品の制作体制強化にも取り組んでいます。

パピレスは、国内外での電子書籍販売の拡大を目指し、英語圏や中国語圏などの市場に進出しています。さらに、ブランドの確立を図り、競争優位性を高めるため、オリジナリティのあるサイト構築を進めています。

IP制作事業では、新規IPの創出と既存IPの活用を推進しています。特に「ZETooN」レーベルを通じて、グローバルなコンテンツ制作体制を整備し、世界中で愛されるIPの創出を目指しています。