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ワールド (3612) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ワールドは、アパレル・ファッション業界で幅広い事業を展開する総合企業です。同社は婦人服、紳士服、子供服から服飾雑貨まで多様なブランドを展開し、百貨店やショッピングセンターでの店舗販売に加え、オンライン通販も手がけています。国内を中心としながらアジア各国でも事業を展開し、ファッション業界の変化に対応したデジタル技術の活用にも積極的に取り組んでいます。
同社の収益構造は、ブランド事業、デジタル事業、プラットフォーム事業の3つの柱で構成されています。ブランド事業では直営店舗や専門店を通じた小売販売が主力で、デジタル事業では自社の通販サイト運営や他社向けのシステム提供を行っています。プラットフォーム事業では、長年培った生産・販売のノウハウを活用し、他社向けの商品製造や店舗運営サービスを提供することで収益を得ています。
ブランド事業は国内アパレル、ライフスタイル雑貨、海外展開に分かれ、価格帯別に幅広い顧客層をカバーしています。デジタル事業では通販サイト運営やシステム開発に加え、中古衣料品やレンタルサービスなど循環型の新しいビジネスモデルも展開しています。プラットフォーム事業では商品の企画・生産から店舗開発・運営まで、ファッション業界に必要な機能を総合的に提供し、グループ内外の企業を支援しています。
経営方針
ワールドは、新たな中期経営計画「VISION-W」において、2027年2月期から事業構造を大幅に再編し、売上成長性と資本収益性を軸とした成長戦略を掲げています。同社は親会社利益成長率の年率8%増という明確な目標を設定するとともに、収益性の指標としてROE12.5%以上、ROIC8.5%以上の達成を目指しています。これらの数値目標は、同社が掲げる「ワールド・ファッション・エコシステム」の確立を通じて実現する計画です。
事業戦略の柱となるのは、B2C事業とB2B事業の2大セグメントへの再編です。B2C事業では、アパレル・ライフスタイル・ユニークの各サブセグメントを形成し、既存ブランドの付加価値再構築に注力します。特に戦略重要分野である海外展開とサーキュラー事業には重点投資を実施し、質を伴った成長加速を図ります。一方、B2B事業では、サプライチェーン・テクノロジー・人材オペレーションの3つのサブセグメントを設け、特にROICが高い人材オペレーションとテクノロジー分野にリソースを集中投下する方針です。
新市場開拓では、サーキュラー事業の海外展開を積極的に推進し、すでにタイで安定化した事業基盤を活かして香港やマレーシアでの店舗展開を予定しています。また、国内では二次流通市場の拡大を背景に、ユーズドセレクト業態とオフプライス業態の両面で事業拡大を図ります。M&Aを含めた積極的な成長投資も実行し、B2Cの再生投資案件やサーキュラー事業、B2Bサービス領域での価値創造を目指しています。
技術革新への取り組みでは、30年以上前から推進してきた「スパークス構想」をデジタル技術で進化させ、生産から販売までの全業務をITでつなぐプラットフォームを構築しています。AIを含むITソリューションサービスの提供や、フルフィルメントからバリューチェーン全体をカバーするデジタルプラットフォームの外部提供を通じて、ファッション業界の共通基盤となる技術インフラの確立を進めています。同社は3,000店舗規模のリテールネットワークと包括的なB2Bソリューションのシナジーを活かし、持続可能なファッション産業の構築を目指しています。