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三ツ知JP:3439
沿革
1963年6月 |
カスタムファスナー(※)の販売を目的として、名古屋市東区矢田町に三ツ知鋲螺株式会社を設立 |
1966年12月 |
名古屋市東区新出来町に本社を移転 |
1971年6月 |
カスタムファスナーの製造を目的として、三重県松阪市飯高町に株式会社三ツ知製作所を設立 |
1972年5月 |
自社ブランド商品「サンクイックナット」を開発(1981年9月実用新案登録) |
1972年8月 |
名古屋市守山区藪田町に本社を移転 |
1974年4月 |
株式会社三ツ知製作所で冷間鍛造加工を開始 |
1975年2月 |
商号を株式会社三ツ知に変更 |
1976年7月 |
自社ブランド商品「オールクイックナッター」を開発(1981年7月特許取得) |
1984年6月 |
自動車部品の組立を目的として、愛知県瀬戸市西山町に株式会社三ツ知守山工場を設立 |
1984年12月 |
株式会社三ツ知製作所の本社を三重県松阪市飯南町に移転、本社工場を新設 |
1985年4月 |
横浜市緑区鴨居に東京出張所を開設 |
1987年10月 |
海外での生産を目的として、タイ王国バンコク市にThai Mitchi Corporation Ltd.を設立 |
1988年8月 |
愛知県豊川市長草町に豊川出張所を開設 |
1989年2月 |
Thai Mitchi Corporation Ltd.の本社をタイ王国パトムタニ県に移転、工場を新設 |
1989年10月 |
東京出張所を横浜市港北区新横浜に移転し、横浜出張所と改称(現 東京営業所) |
1991年4月 |
「クイックジョイント」を開発(前田建設工業株式会社、フジミ工研株式会社との共同開発) |
1991年5月 |
ウインドウレギュレーターの組立を目的として、株式会社三ツ知守山工場が愛知県新城市作手に |
2000年3月 |
株式会社三ツ知製作所が三重県松阪市飯高町に金型工場を設置 |
2000年7月 |
当社及び株式会社三ツ知製作所がISO9002を認証取得 |
2001年4月 |
北米でのカスタムファスナーの販売を目的として、アメリカ合衆国テネシー州ブレントウッド市にMitsuchi Corporation of Americaを設立(現 連結子会社) |
2001年8月 |
株式会社三ツ知守山工場の商号を株式会社三ツ知部品工業に変更 |
2001年8月 |
株式交換により、株式会社三ツ知製作所及び株式会社三ツ知部品工業を100%子会社化 |
2003年7月 |
当社及び株式会社三ツ知製作所がISO9001を認証取得 |
2004年2月 |
Thai Mitchi Corporation Ltd.がISO9001を認証取得 |
2005年3月 |
Thai Mitchi Corporation Ltd.がQS9000を認証取得 |
2005年12月 |
Thai Mitchi Corporation Ltd.がISO14001を認証取得 |
2007年6月 |
Thai Mitchi Corporation Ltd.がISO/TS 16949を認証取得 |
2007年7月 |
ジャスダック証券取引所へ上場 |
2007年10月 |
Mitsuchi Corporation of Americaの本社をアメリカ合衆国テネシー州ラバーン市に移転 |
2008年6月 |
カスタムファスナーの製造を目的として、Mitsuchi Corporation of Americaがアメリカ合衆国テネシー州ラバーン市に工場を新設 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場 |
2010年10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2010年11月 |
中国でのカスタムファスナーの製造・販売を目的として、中華人民共和国江蘇省蘇州市に三之知通用零部件(蘇州)有限公司を設立(現 連結子会社) |
2011年5月 |
Mitsuchi Corporation of AmericaがISO/TS 16949:2009を認証取得 |
2011年12月 |
TRWオートモーティブジャパン株式会社より分割した株式会社三ツ知春日井の株式を取得 |
2012年10月 |
株式会社三ツ知春日井がISO/TS 16949:2009を認証取得 |
2012年10月 |
三之知通用零部件(蘇州)有限公司がISO9001、TS16949、ISO14000 を認証取得 |
2013年4月 |
広島市南区東荒神町に広島営業所を開設 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2016年5月 |
愛知県瀬戸市穴田町に穴田工場を開設 |
2016年9月 |
名古屋証券取引所市場第二部へ重複上場 |
2016年12月 |
豊川出張所を閉鎖 |
2017年1月 |
愛知県春日井市牛山町に本社及び株式会社三ツ知部品工業の本社を移転 |
2017年8月 |
株式会社三ツ知部品工業が愛知県新城市作手に作手第2工場を設立 |
2019年7月 |
株式会社三ツ知春日井を吸収合併 |
2019年7月 |
栃木県宇都宮市東宿郷に宇都宮営業所を開設 |
2020年3月 |
穴田工場を閉鎖 |
2020年12月 |
株式会社創世エンジニアリングの株式を取得 |
2021年1月 |
さいたま市大宮区に関東営業所を新設し、東京営業所と宇都宮営業所を移転・統合 |
2021年9月 |
福岡県久留米市に九州営業所を開設 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行 名古屋証券取引所の市場区分見直しによりメイン市場に移行 |
事業内容
三ツ知グループは、自動車部品の製造・販売を主軸に展開している企業で、その事業は主にカスタムファスナーの製造・販売に特化しています。グループは、三ツ知本社をはじめ、株式会社三ツ知製作所、株式会社三ツ知部品工業、株式会社創世エンジニアリング、Thai Mitchi Corporation Ltd.、Mitsuchi Corporation of America、三之知通用零部件(蘇州)有限公司の6社で構成されています。
三ツ知グループの製品は、自動車用部品の中でも特に車体用部品に焦点を当てており、シート用部品、ウインドウレギュレーター用部品、ロック用部品などの各機能部品を提供しています。これらの製品は、座席の位置調整や窓の開閉、ドアのロック解除など、自動車の基本的な機能を支える重要な役割を担っています。
同社グループは、顧客からの多様なニーズに応えるため、冷間鍛造技術をコア技術として採用しています。冷間鍛造は、金属材料を常温で成形する工法で、生産速度の向上、材料の無駄の削減、製品強度の向上などの利点があります。これにより、高品質かつ高付加価値の製品を効率的に生産することが可能になっています。
また、三ツ知グループは日本国内に加えて、タイ、米国、中国にも生産・販売拠点を持ち、グローバルな事業展開を行っています。これにより、世界各地の自動車メーカーへの対応が可能となり、国際的な市場での競争力を高めています。
経営方針
三ツ知グループは、経営理念に「絶えざる技術革新」と「ニーズを先取りした製品」の「スピードある提供」を掲げ、グローバル企業としての信頼を築くことを目指しています。同社は、顧客の多様な要望に応えるために新しい技術や工法の開発に注力し、提案型企業としての地位を確立することを目標としています。また、機動性の高いグループ組織を構築し、お客様の要求に迅速に対応する体制を整えています。
中期経営計画「ビジョン2021」では、第62期(2024年6月期)に連結売上高130億円、営業利益率5%を目標とし、第64期(2026年6月期)には連結売上高150億円、営業利益率5%の達成を目指しています。これを実現するために、コーポレートガバナンスの強化、成長戦略の推進、グローバル連携機能の強化、業務効率化、そしてSDGsへの取り組みを重点実施項目として掲げています。
特に、技術開発力の結集と営業体制の強化を通じて既存事業を強化し、グローバルサウスを見据えた海外事業の連携強化にも注力します。また、グローバル人財の活用による情報収集力の強化や生産体制の最適化を図り、グローバル市場での競争力を高める方針です。
三ツ知グループは、自動車部品の製造・販売を主軸に、冷間鍛造技術をコア技術として採用し、高品質かつ高付加価値の製品を効率的に生産しています。日本国内だけでなく、タイ、米国、中国にも生産・販売拠点を持ち、グローバルな事業展開を進めています。これらの取り組みを通じて、同社は持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。