フェリシモJP:3396

時価総額
¥84.2億
PER
33.2倍
服飾雑貨や生活関連品をカタログやインターネットで販売する通信販売事業と、カタログや書籍の出版事業。

事業内容

フェリシモは、主に通信販売事業を展開している企業です。この事業は、フェリシモとその連結子会社1社で構成されています。フェリシモは、日本国内で服飾や服飾雑貨、生活関連品などをカタログやインターネットを通じて販売しています。

フェリシモの通信販売は、定期的かつ継続的な購入スタイルを特徴としています。特に「フェリシモ定期便」と呼ばれる独自の仕組みを用いて、毎月1回商品を顧客に届ける形で販売を行っています。このサービスでは、商品と共に暮らしの夢やスタイルを伝えるカタログも提供され、情報価値を顧客に届けています。

インターネットを通じては、商品の販売だけでなく、お届け状況や履歴の確認、支払いなどのサービスも提供しています。また、フェリシモは注文受付から問い合わせ対応、情報処理、商品管理、注文品発送までの業務を自社の受注・物流センターで一括して行っています。

さらに、フェリシモはカタログや書籍の出版も手がけています。これらの出版物は取次会社を通じて卸され、書店やコンビニエンスストアで販売されています。これにより、フェリシモは多様なチャネルを通じて顧客にアプローチしています。

経営方針

フェリシモは、2026年2月期を「成長軌道確立期」と位置づけ、収益力の向上を目指しています。具体的には、顧客基盤の拡大、顧客との継続的な関係育成、第2の収益の柱の育成に注力しています。これにより、持続的な成長基盤の確立を目指しています。

売上面では、定期便事業を通じて顧客基盤を拡大し、継続購入を強化することで、顧客数の増加を図ります。また、新たな事業として「リテールメディア事業」を開始し、神戸ポートタワー事業では話題性の高いコンテンツとのコラボレーションを進めています。

費用面では、外部委託先の人件費高騰やシステム投資による費用増加が見込まれますが、サプライチェーンの効率化や広告コストの削減を通じて、営業利益率の改善を図ります。これにより、収益性の向上を目指しています。

フェリシモは、健康経営にも注力しています。従業員の心身の健康を重視し、働き方改革やウェルビーイングを推進しています。これにより、企業の業績基盤の安定化とさらなる成長の基盤づくりを図っています。