内外テックJP:3374

時価総額
¥75億
PER
19.5倍
半導体製造装置や電子機器向けの空気圧機器などを販売する「販売事業」と、装置組立やメンテナンスを行う「受託製造事業」。

事業内容

内外テック株式会社は、内外エレクトロニクス株式会社と納宜伽義機材(上海)商貿有限公司という2つの連結子会社を持ち、主に半導体メーカーや製造装置メーカー、電子機器メーカーを対象に事業を展開しています。同社は「販売事業」と「受託製造事業」の2つの主要な事業セグメントを持っています。

販売事業では、内外テックは半導体製造装置やFPD製造装置、電子機器に使用される空気圧機器、真空機器、温度調節機器などのコンポーネンツを国内メーカーから仕入れ、主に国内のユーザー企業に販売しています。また、納宜伽義機材(上海)商貿有限公司は、現地メーカーや内外テックから機械電子設備やコンポーネンツを仕入れ、現地の日系企業やユーザー企業に販売しています。

受託製造事業では、内外エレクトロニクス株式会社が半導体メーカーや製造装置メーカーを主要取引先として、装置組立や受託加工、工程管理、情報機器組立、メンテナンスサポートなどを行っています。これにより、顧客の多様なニーズに応えています。

内外テックグループは、半導体関連企業を支えるリーディングカンパニーとして、販売事業と受託製造事業を通じて総合的なソリューションを提供しています。具体的には、販売(SS事業)、製品開発・技術開発(TS事業)、受託組立(MS事業)、精密加工(PS事業)、メンテナンスサポート(FS事業)の5つの事業ポートフォリオを持ち、グループの総合力で顧客の幅広いニーズに対応しています。

経営方針

内外テック株式会社は、2030年に向けた成長戦略として「MIRAI2026」を掲げています。この中期経営計画は、2030年に向けた基盤を確立するための3年間と位置付けられています。計画の重点戦略には、新市場の創造、技術革新、変化への柔軟な対応、サプライチェーンの連携、価値の統合の5つが含まれています。

同社は、特に製品開発・技術開発事業の質的転換を目指し、開発拠点の拡大や技術エンジニアの増員を進めています。これにより、顧客の技術課題解決や次世代製品の開発・設計に対応できる体制を整え、自社による製品開発を推進しています。また、半導体市場の変動に対する耐性を強化し、受託製造から設計・開発が可能なメーカーへの変革を目指しています。

内外テックは、半導体関連企業を支えるリーディングカンパニーとして、販売、製品開発、受託組立、精密加工、メンテナンスサポートの5つの事業ポートフォリオを活用し、総合的なソリューションを提供しています。これにより、顧客の多様なニーズに応え、さらなる価値向上を目指しています。