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トラストJP:3347
沿革
1988年12月 |
兵庫県尼崎市道意町において、株式会社トラストを資本金10百万円にて設立。 中古自動車の輸出を開始。 |
1989年1月 |
中古自動車をニュージーランドへ輸出開始。 |
1989年2月 |
中古自動車をパプアニューギニア独立国、ソロモン諸島へ輸出開始。 |
1989年7月 |
中古自動車をイングランド、アイルランドへ輸出開始。 |
1990年11月 |
中古自動車をジンバブエ共和国、ナミビア共和国へ輸出開始。 |
1990年12月 |
名古屋市中区錦三丁目2番26号に本社を移転。 |
1995年1月 |
JAAI((財)日本自動車査定協会)の輸出検査が必要なタンザニア連合共和国、ケニア共和国、 モーリシャス共和国へ中古自動車を輸出開始。 |
1996年8月 |
WEBサイトによる中古自動車の輸出販売を開始。 |
1996年9月 |
中古自動車の在庫管理及び整備の効率化を図るため、名古屋港にストックヤードを新設。 |
1998年12月 |
中古自動車をバハマ国へ輸出開始。 |
1999年3月 |
販売台数の拡大に伴い、名古屋港に1,200台まで収容できるストックヤードを拡張。 |
2001年5月 |
中古自動車の仕入・整備部門を子会社化し、有限会社オートトランスを設立。 |
2003年2月 |
有限会社オートトランスを清算し、仕入・整備部門を吸収。 |
2003年3月 |
株式会社ホンダベルノ東海(現・VTホールディングス株式会社)の子会社として、新体制で営業開始。 |
2003年8月 |
名古屋市中区錦三丁目10番32号に本社を移転。 |
2003年8月 |
販売台数の拡大に伴い、名古屋港に2,000台まで収容できるストックヤードを増設。 |
2004年2月 |
横浜港からの輸出を開始。 |
2004年11月 |
株式会社東京証券取引所マザーズ市場へ上場。 |
2005年11月 |
パナマ共和国に船舶保有を目的とした100%出資在外子会社AMANA SHIPHOLDING S.A.を設立。 |
2005年12月 |
ザンビア共和国ルサカ市に、直販店第1号店を開店。 |
2006年8月 |
米国のデラウエア州に100%出資在外子会社TRUST AMERICAS INCORPORATEDを設立。 |
2007年3月 |
愛知県弥富市にストックヤード用地(約42,300㎡)を取得。 |
2009年1月 |
AMANA SHIPHOLDING S.A.を清算。 |
2009年10月 |
J-netレンタリース株式会社の株式を取得(子会社化)。 |
2011年2月 |
TRUST ABSOLUT AUTO (PROPRIETARY) LIMITED の株式を取得(子会社化)。 |
2011年10月 |
TRUST AMERICAS INCORPORATEDを清算。 |
2011年10月 |
SOJITZ ABSOLUT AUTO (PROPRIETARY) LIMITED (現 SKY ABSOLUT AUTO (PROPRIETARY) LIMITED)の |
2015年8月 2020年10月 2020年3月 2022年4月 |
株式会社東京証券取引所マザーズ市場から市場第二部へ市場変更。 Jネットレンタカー北海道株式会社を重要性が増した為、連結子会社の範囲に含める。 SKY ABSOLUT AUTO (PROPRIETARY) LIMITEDを株式交換によりTRUST ABSOLUT AUTO (PROPRIETARY) LIMITEDの子会社とする。 東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
トラストは、自動車関連の多角的な事業を展開している企業グループで、その事業内容は中古車輸出、レンタカー、海外自動車ディーラー事業に大別されます。トラストグループは、トラストを含む合計7社(連結子会社4社、非連結子会社2社)で構成されています。
中古車輸出事業では、インターネットを通じたWEBサイトを利用し、主に海外の個人顧客向けに中古車の輸出販売を行っています。この事業はトラスト自身が担っています。
レンタカー事業においては、フランチャイズ事業と合わせて、全国でレンタカーサービスおよび自動車リースサービスを提供しています。このセグメントには、J-netレンタリース株式会社とJネットレンタカー北海道株式会社が連結子会社として関与しています。
海外自動車ディーラー事業は、南アフリカ共和国で自動車ディーラーを運営し、新車・中古車の販売及び自動車の修理を手掛けています。この事業には、TRUST ABSOLUT AUTO (PROPRIETARY) LIMITEDとSKY ABSOLUT AUTO (PROPRIETARY) LIMITEDが連結子会社として参加しています。
トラストグループの親会社はVTホールディングス株式会社で、自動車販売関連事業を中核とし、住宅関連事業なども手がけています。トラストは、VTホールディングスグループ内で、国内での販売需要が少ない中古車を海外へ輸出する重要な役割を担っており、2023年3月31日現在、VTホールディングスグループがトラストの議決権の70.12%を所有しています。
経営方針
トラストは、中古車輸出、レンタカー、海外自動車ディーラー事業を柱とする多角的な事業展開を行っています。同社は「CLOSER TO YOU お客様のために」という経営理念の下、信頼、責任、有用性、満足、感謝の5つの価値を核とした経営方針を推進しています。これらの価値を通じて、質の高いサービスと商品の提供を行い、社会に貢献し、企業価値の向上を目指しています。
経営環境の変化に対応するため、トラストは中古車輸出事業において売上高の拡大と仕入価格の抑制、車両ラインアップの多様化を図っています。これには、CS強化によるロイヤルカスタマーの形成と異なる販売経路を持つ企業との業務・資本提携が含まれます。レンタカー事業では、個人顧客の獲得と稼働率の向上、店舗網の拡大、事故防止対策を重点的に行っています。海外自動車ディーラー事業では、付加価値の創造と安定収益の確保を目指しています。
また、売掛金の回収と在庫管理を優先的に対処すべき財務上の課題として挙げており、これらの課題に対する施策を実施しています。経営上の目標達成状況の判断指標としては、シェア率と売上高経常利益率を重視しています。
トラストは、これらの成長戦略を通じて、不透明な経済環境の中でも持続可能な成長を目指しています。