プロパストJP:3236

時価総額
¥70.3億
PER
首都圏で分譲マンション開発、駅近賃貸マンション提供、中古収益ビルのバリューアップによる質向上と新価値創出を手掛ける。

沿革

年 月

概   要

1987年12月

東京都多摩市豊ヶ丘に個人向け不動産の管理を目的として、㈱フォレスト・アイを設立する。

1990年3月

東京都多摩市落合に本店を移転する。

1991年1月

㈱プロパストに商号変更。東京都千代田区一番町に本店を移転する。

1991年2月

不動産鑑定業の免許を取得する。

1991年4月

宅地建物取引業の免許を取得する。

不動産の仲介・コンサルティング・不動産鑑定等を開始する。

1993年10月

東京都千代田区九段南に本店を移転する。

1994年1月

不動産関連業務の委託を目的として、㈱フォレスト・アイを設立する。

1994年3月

東京都日野市に初の新築戸建住宅を開発・分譲し、不動産開発事業に参入する。

1995年6月

東京都中野区に初の新築マンションを開発する。

1996年2月

東京都中央区京橋のオフィスビル賃貸を開始し、賃貸その他事業に参入する。

1998年7月

東京都千代田区九段北に本店を移転する。

2004年3月

東京都港区六本木に本店を移転する。

2005年1月

関係会社整備の一環として、㈱フォレスト・アイ(設立及び当社出資:1994年1月)及び㈲音羽女子学生会館(設立及び当社出資:2001年3月)を吸収合併する。

2005年6月

土地再開発、収益不動産再生を目的とした資産活性化事業に参入する。

2006年10月

一級建築士事務所登録(東京都知事登録第52707号)

2006年12月

ジャスダック証券取引所に上場する。

2007年9月

第二種金融商品取引業登録

2007年11月

東京都千代田区霞が関に本店を移転する。

2009年8月

東京都渋谷区恵比寿に本店を移転する。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場する。

2011年8月

東京都港区麻布十番に本店を移転する。

2013年7月

東京証券取引所グループと大阪証券取引所が経営統合し、現物市場が東京証券取引所に統合されたため、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場する。

2015年7月

賃貸開発マンション「コンポジット」、「グランジット」シリーズの販売を開始する。

2017年12月

創業30周年

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の再編に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

事業内容

プロパストは、主に首都圏での事業展開を行っており、分譲開発事業、賃貸開発事業、そしてバリューアップ事業の三つのセグメントを持つ企業です。

分譲開発事業では、首都圏を中心に、独自の企画力とデザイン力を駆使して分譲マンションを開発しています。これらのマンションは、単身者やパワーカップル向けに設計され、各プロジェクトごとに独立したコンセプトに基づいた空間デザインが特徴です。プロパストは、土地の特性や地域性、周辺環境を考慮したネーミングも行っています。

賃貸開発事業では、駅近の利便性を重視した土地取得を目指し、RC(鉄筋コンクリート)造の中規模かつ中低層の賃貸マンションを開発しています。これらのマンションは、国内外の富裕者層や投資ファンドに提供され、外部環境の変化や建築費用の上昇などのリスクを抑制することに特化しています。

バリューアップ事業では、首都圏を中心に、中古の収益ビルなどを取得し、経年劣化による外観や設備の改修を行っています。これにより、建物の質を高め、新たな付加価値を生み出しています。プロパストは、物件価格に応じた改修工事を通じて、効果的に付加価値を高め、短期間での売却及び資金回収を目指しています。

これらの事業を通じて、プロパストは首都圏における不動産開発の分野で独自のポジションを築いています。

経営方針

プロパストは、不動産開発を核とした成長戦略を推進しています。同社は、分譲開発事業、賃貸開発事業、バリューアップ事業の三つのセグメントをバランス良く組み合わせることで、事業の多角化を図っています。特に首都圏エリアに焦点を当て、独自の企画力とデザイン力を活かした分譲マンションの開発、駅近の利便性を重視した賃貸マンションの開発、そして中古の収益ビル等の質を高めるバリューアップ事業を展開しています。

経営上の目標として、プロパストは強固な財務基盤の確立を目指し、自己資本比率30%以上の早期達成を掲げています。これを実現するために、同社は事業拡大に伴う資産の増加と自己資本の規模とのバランスを考慮しながら、安定的な財務基盤の構築を目指しています。

経営環境においては、地価及び建築費の上昇や金利上昇に伴う需要低下の懸念がありますが、プロパストは首都圏エリアにおける駅近等の利便性の高いレジデンス物件を中心に仕入れを行い、単身層やパワーカップル、国内外の富裕層や投資ファンドを主たる顧客ターゲットとして事業展開を図る方針です。また、物件取得においては売却想定価格を意識しつつ、より厳選した物件の取得を進め、借入金の過度な増加を抑制することで財務基盤の強化を図っています。

これらの戦略を通じて、プロパストは不動産市況の変化にも対応できる柔軟性を持ちながら、事業の拡大と財務基盤の強化を目指しています。